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日記

NurseAngelの日記: 日米間海底ケーブル「FASTER」運用開始

日記 by NurseAngel

http://jpn.nec.com/press/201606/20160629_02.html

NECは、2014年8月から建設を進めてきた日米を結ぶ総延長約9,000kmの大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「FASTER(ファスター)」を完了し、日米アジアを代表する6社のコンソーシアム(注1)に引き渡します。FASTERは2016年6月30日から運用を開始します。

FASTERは、米国オレゴン州と日本の志摩(三重県)、千倉(千葉県)の2か所を結び、初期設計容量として毎秒60テラビット(60Tbps、注2)の伝送が可能です。

一年前に陸揚げの様子をGIGAZINEが取材した記事がある。

約300億円の費用をかけ、日本やアジアとアメリカ西海岸の約9000kmを新たに結ぶ海底ケーブル「FASTER」の敷設工事が開始されました。日本のKDDIやアメリカのGoogle、中国のChina Mobile Internationalなどの国際コンソーシアムが出資し、最新の光ファイバー技術を投入して1秒間に60テラビットという超高速通信を可能にしたというケーブルの敷設が三重県志摩市の海岸からスタートするということだったので、いったいどのような作業が行われているのか、そしてケーブルを受け取る「中継所」の中がどのようになっているのか見てくることにしました。

1995年当時は、2秒かけてDVD1枚分のデータを送るのがやっとでしたが……
FASTERだと、同じ2秒間で実にDVD3000枚分のデータを送ることが可能。

ケーブルが思ってたより細くて驚いた。
そして速度は思ってたより伸びてなかった。
だってほら、CPUの速度とかHDDの容量とかに比べたらさあ。

↑の記事の一月後のITmediaの記事ではケーブル積み込み真っ最中だった。

OCCが製造するケーブルは水圧800キロ、6トン相当の張力に耐える性能を備えている。
こう聞くと、ケーブルは「太くてゴツいものに違いない」と思うだろうが、実際に見てみると予想外の細さに驚く。深海に設置するケーブルは大人の腕の半分にも満たない太さだ。

工場を訪れた7月上旬、OCCの工場は日米間をつなぐ海底ケーブルの船積みの真っ最中だった。6月上旬に始まった9000キロメートル分(全長1万2000キロの一部)の海底ケーブルの船積みは完了までに2カ月もかかるという。

驚いたことに、海底ケーブルは工場の中で敷設ルートそのままの形につなげられ、設計図通りの長いケーブルが作られる。つまり、今回の取材時には、工場内に日米の海底をつなぐ1本9000キロメートルの完成したケーブルがあり、それを片方の端からせっせと船に積み込んでいたというわけだ。

日米間海底ケーブルの歴史

1996 10Gbps TPC-5CN
2000 80Gbps China-US
2001 100Gbps PC-1
2001 1.28Tbps Japan-US CN
2002 1.6Tbps TGN-Pacific
2008 5.12Tbps Trans-Pacific Express
2010 4.8Tbps UNITY
2013 8.4Tbps Pacific Crossing-1
2016 60Tbps FASTER
2017 80Tbps New Cross Pacific

来年にはさらに80TbpsのNew Cross Pacificが開通予定みたい。

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