SAKAGUCHI_flaskの日記： ついにヤマビルに吸血される…

昨日、久々の里山ハイキングに行ってきました。
神奈川県丹沢北部の宮ヶ瀬湖の北岸にある南山。遊歩道が整備されているというので、下の子のトレッキングデビューにいいかなぁ、と。
鳥居原の駐車場に車を置かせてもらって、11時に入山。登山口はすでに草叢になっていて、一家でビビる。
10mもヤブを漕ぐと針葉樹＆広葉樹林に入り、この春に行った仏果山と似たような雰囲気に。酷暑も過ぎて、風も乾燥してきて快適快適。
が、地面を見ると３〜５cmの茶色い輩が2〜3匹、フラフラとダンスしている。
あ〜、これまで7〜8月は避けていたんだけど、やっぱり居るなぁ。
入山時にヤマビルファイターを子供らの足に吹きかけてはいたんだけど、大丈夫かなぁ、と足早に進むが・・・。
途中、送電線の鉄塔付近が伐採されていて、ススキの原っぱに。登山道も塞がっていて通行を断念。1時間で上がって1時間で戻ってきた訳ですが、まぁ軽い山歩きで子どもの体力を考えればちょうど良かったかも。

で、鳥居原駐車場で水分補給して着替えて、移動しようかなぁと身支度をしていると…。
足元に丸々と膨らんだアレがコロンと…。
あぁ右足首ちょっと上から出血してる…。大した量ではないが止まらない。血の粘度が全然あがらない感じでサラサラと出つづける。ヒルジン、恐るべし。(結局、6時間位の間、出血が続きました)
軽くパニックになったので、写真を撮らなかったのが悔やまれるところ。
生きて帰すわけにはゆかないので、血を拭いたポケットティッシュで包んでライターで着火。鎮火するまで見届けて灰をかき分けて、消し炭になった遺骸を確認してから撤収しました。
結果として、山道で発見してから子供にはヤマビルファイターを吹き付けまくったために被害無し。だけど自分にはそれほど配慮しなかったため、やられた模様。これまでの高取山、仏果山周辺、大山とその周辺(鐘ヶ嶽、シダンゴ山)など子連れで登ってきましたが、真夏の時期を避けていたので被害に遭わずに済んでいたものと思います。しかし、民家も近いこの山でもこんなにいるとは…。
山登りを趣味とされる/.-Jerも多いと思いますが、生活圏で戦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

おまけ；帰宅後、嫁に（夏期の丹沢山系への入山禁止）を通告されました。しくしく。

おお懐かしい

[visha (779)]

今を遡ること15年ほど前。西丹沢の箒沢から宮ヶ瀬までを1泊2日で縦走したことがありまして。ちょうど梅雨時で、2日目に蛭ヶ岳山荘を出た時はどしゃぶりの雨でした。ほとんど走るようにして宮ヶ瀬の入山口(当時はまだ宮ヶ瀬ダムは完成していませんでした)を出て振り返ると「ヒルに注意」の看板が。慌てて雨の中、着ているものを脱いで調べると、雨合羽の内外に、掛け値なしに100匹以上の山ビルがたかってました。皮膚にまで辿り着いた輩も数匹。誰のいなかったので、ほとんどパンツ1枚になってヒル退治に勤しみました(1時間以上かかった)。夢中だったとはいえ、途中で気づけよ自分。

丹沢の真ん中にある山が、なぜ蛭ヶ岳と呼ばれているのか、身に染みてわかった出来事でした。