TarZの日記: 天の川銀河、実は角ばっていた 2
日記 by
TarZ
我々の銀河系(天の川銀河)内の星間分子雲の速度を測定してみたら、渦巻銀河を特徴づける渦状腕がきれいな渦を巻いておらず、直線的な構造になっていそうだ、という話。要は、外部から天の川銀河を見ると(卍)な感じに見える。
本家 Milky Way Is Square(ish), According To New Map
元ネタ Milky Way Is Square, According To New Galactic Map
従来の観測(イオン化された水素ガス雲をみる)では、観測した方向にどういった相対速度のガスがあるかといった情報しか得られず、距離については大きな不確かさが残る。今回の観測では、硫化炭素分子(CS)のマップを作ることで、ガス雲までの距離の不確かさを減らしたようだ。(要約を読んだだけでは手法がよく解らなかった)
また、この観測によって、従来知られていなかった新しい腕も見つかったとのこと。
では、この新しい知見に基づいて、天の川銀河を外から見たらどんな姿になっているのか。M101銀河のように角ばった形状に見えるらしい。
… … … …
まあ、「我々の住んでいるこの大地は、実は平らな円盤ではなくて球体だった!」って昔の人が受けたような衝撃は受けないけど、世界観はちょっと揺らぎますなあ。
理論は? (スコア:2)
銀河が渦巻き状になるのは、銀河自体は内側も外側もほとんど同じ角速度で回転していて、銀河中央から発生した衝撃波に星間物質が反応し、その部分で星が生まれるって理論がありますよね。
こういう形になるのは、銀河の回転速度が、折れ曲がっている所で速くなっているって事ですかね?
ってことは、この辺で暗黒物質の密度が変わる?
M101の場合は (スコア:0)