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262073 journal

aitoの日記: 10/8 SP/PRMU/WIT研究会@CEATEC 午前まとめ

日記 by aito
・監視マイクロホンのための多段GMMを用いた異常音検出手法(東北大)
私の発表。環境にマイクロホンを設置して、普段の音を収録しながらモデルを学習し、異常な音(学習時に現れなかった種類の音)が観測されたことを検出する。テクニカルな内容なので、具体的な特徴量とかモデルなどについての質問が多かった。

・コミュニケーション活性化を思考した会話ロボット~通所介護施設における事例~(早稲田大)
小林先生のところ。会話ロボットを実際にデイケア施設で使ってみた。ターゲットはリクリエーション(難読ゲーム)。難しい字を書いて読みを当てるゲームで、ロボットが合いの手を入れたり、回答を高齢者に振ったりする。ロボットは司会者と回答者のマイク音声を独立に拾い、誰がいま会話に参加しているのかを推定する。また司会者のキーワードからゲーム状況(「正解」「惜しい」など)を理解する。さらに、問題への回答頻度からゲームの盛り上がり度合いを推定する。これらの推定結果から評価モジュールが次の行動を決定する。決定は人手によるルールベース。デモビデオを見る限りでは、非常にスムーズに会話が進行しているようだった。

・インタラクションロボットを用いた高齢者のための日常支援システム(首都大)
ApriPocoを利用した日常支援システム。インテリジェントルームが前提なので、ロボットはインタフェースだといえる。画像処理はOpenCV、音声認識はJulius。人間の行動を常に認識し、認識結果をライフログとして室内のサーバに蓄積する。画像による転倒の検知、スケジュールに基づく人間に対する行動提案など。ロボットと一緒に運動した方が人間のストレスが下がることを唾液アミラーゼの測定によって検証した。また、家電製品の使用履歴をARによって表示する。

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昼休みにはCEATECを散策。ヤマハのサウンドサイネージがおもしろかった。音の指向性をもう少しうまく使えたらと思うのだが。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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