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260711 journal

baku3393の日記: ソフトウェア問題の証明責任は誰にあるの? 6

日記 by baku3393
常々思うのだが、ソフトウェアに不備や問題があった時に、その現象が「あること」を証明する責任は使用者には無いの??

例えば、あるソフトウェアを納めた後でエンドユーザがそれを使っていたとする。
で、時々、発生条件はわからないけど「画面が崩れる事がある」という不具合があるとお客様から報告がある。
だけど「画面が崩れたよ」というだけで、現象に至るまでの操作とか、その時のログファイルとかが何も残っていない。

「ん~、細かい状況はわからないけど、とにかく不具合だから直してね」
って言われてもさ、ログもスクリーンショットも無いんだったらそもそもその不具合が本当にあったかどうかって証明できなくない?

で、お客様をつつきまわして、何人もお客様内をたらいまわしにされて、やっとこさっとこ「その画面に至ったまでのフンニャリな操作手順の記憶証言」と「画面の何がどんな風に崩れたのかの証言」をそれぞれ伝聞で得る事ができたわけだけど、もちろんそんなフンワリとした説明じゃコッチ再現できるわけ無い。

もちろん、エンドユーザに「Classほげほげのメソッドナニナニに問題があるみたいだから」レベルの情報は求めていないんだけどさ、せめてその現象が「あった」という客観的な証拠が無い状態でそれをインシデントとしてしまって良いわけ?
ソフトウェア界の「慣例」では製造者側が現象の把握から全て行わなくてはならないかのような風潮があるけどさ、保守契約とか瑕疵責任とかそういう以前に、何か間違ってないか?

実際に、バグとかを理由に保守費を負けろとか延長しろだとか言うヤクザなお客さまもいるわけだし、製造者側としても何らかの防御線を張るべきだと思うのだが。

どうなんだろう?
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