bugbirdの日記: 技術資格は必要か?
日記 by
bugbird
これまでの経験からずっと長い間『「技術資格」なんざしょせん「足の裏の飯つぶ」さね』(とらないと気になるが、とっても食えない)なんて認識でいたのだが、最近はちょっと「技術資格」を見直すようになっている。
その理由のひとつは世の中の技術水準がどんどん底上げされてきているために、その環境下で技術者としてのスキルを担保する重要性が顕在化してきていること。もうひとつは同じ理由で、いまどき必要とされている技術スキルの習得について、伝統的な教育システムがほとんど破綻に瀕している事。これらの理由で『いまどき技術資格のひとつも取得してないような技術者は例外的に猛烈にデキル奴か、あとはヘタレ』という状況になってきているということなのね。
逆に言えば「普通の水準の技術者」として通用するためには、なんらかの「技術資格」を取得している事が絶対的な条件になりつつあるということ。安全技術や施工技術、管理技術などに関わる国家試験レベルの技術資格を持っているかどうかが、その技術者のスキルの目安になるという時代はすぐそこまで来ている。…あるいはもう既にそうなっているのかも。
追補:
そういう「技術資格」の一部は卒業と共に取得できるものもあるが、大半は社会人になってから仕事を障りなくこなしつつ勉強をして取得することになる。経験者なら判っていることだろうがこれは職場の理解があってすらも相当にキツイ。だからそうした「技術資格」をそのようにして取得している技術者にはそれだけの能力と努力ができる根性があるという裏付けにもなるわけだ。
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