bugbirdの日記: 需要に応える 4
日記 by
bugbird
…といって、テレビ局は延々とバラエティ番組をオンエアし、芸能人のスキャンダルを垂れ流し続ける。
でもさ、「需要に応える」ってのは、実は需要を消費しているということなんだよね。飲食店でいえば常連客のワガママにかいがいしくあれこれと応えているようなものだ。で、そんなことをやっているような飲食店は間違いなく潰れる。
落ち着いて考えてみれば自明のことだけれども、いかに常連客を大切にしたところで、それで常連客が明日もまた来店してお金をお店に落としてくれる保証なんてのはどこにもない。どこかへ引っ越すかもしれないし、もっとお気に入りの店を見つけて、そちらに入り浸るようになるかもしれない。なによりも決定的なのは、どれだけ頑張ってみたところでメニューより高い料金を請求することは普通できないということ。つまり、常連客ってのはその程度のものでしかない。
だから、生き残る為には需要を創らなければならないわけ。飲食店の例で云えば、「一見さん」に再度来店してもらうようにすることこそが最重要課題なのだ。テレビ局はもうすっかりそんな事は忘れているのだろうけどね。
「需要」って「誰」の? (スコア:1)
視聴者だろうか?
それとも「スポンサー」だろうか?
テレビ局に取っての「お客様」は本当は誰だろう?
.
視聴者なら仰るとおりだが、スポンサーの場合「バラエティと芸能人スキャンダル」こそがニーズなのかもしれないぞ?この場合、ニーズとしては視聴者が番組を見たいと思わなくても構わない。コマーシャルの時にテレビがついていれば。それなら、真面目にテレビを観ている必要はなく、どちらかというと惰性でチャンネルを合わせてしまうような番組のほうが良い。
情報の質として「番組」と「CM」で、CMの方が情報の質が高いなら、視聴者は番組はろくにみていなくても、CMには惹きつけられるだろう??
fjの教祖様
Re:「需要」って「誰」の? (スコア:1)
まぁ、一次的には視聴者でしょうね < 需要
視聴者をとれない番組枠にはスポンサーがつかないわけですから。で、CF の方が情報の質が高いというのは、もう前世紀末からず〜っと継続している状態なんですよね。つまり『情報の質だけでは需要はとれない』というしごく当たり前の結論になるかと。
かつては『他に選択肢が無い』からテレビを眺めていたということもあるのでしょう。今は携帯端末や DVD、"The Net" など選択肢が潤沢に提供されていますからね。
逆をいえば、TV 放送のバブルが終焉をむかえ、本来のポジションへ縮退したことを認識するべき時期なのだと思います。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
番組の短期化 (スコア:1)
ドラマ、アニメで1シーズンものが増えて1年ものの番組がほとんどなくなったのは、リスクを減らし一見さんを増やす戦略ですよね。
もし食いつきがよければ第二期を製作するけれど、やはり1シーズンだけ。
Re:番組の短期化 (スコア:1)
okky さんへのコメントとだぶりますが、未だバブルのときの成功事例に未練がましくこだわって企画しているからだめなんだと思います。発想を切り替えて分相応な企画ができなければ、出口にはたどりつけないでしょうね。
--- Toshiboumi bugbird Ohta