don_takosの日記: テレビは家庭の必需品。でも家庭って・・・ 5
「とある家電メーカーでの会話:クラウドテレビ編」
(中島聡さんのブログ 2010/03/06)
http://satoshi.blogs.com/life/2010/03/tv_bu.html
が興味深く、笑い泣きしながら読みました。
私の理解した内容をご紹介すると、
・日本の電気製品会社のテレビが台湾、韓国等の製品に比べて価格競争力がなく、
市場での戦いが厳しい。
・とある家電製品会社で、高付加価値化のために、「クラウド化」という抽象的な話題のキーワードを用いた開発戦略の問いかけが副社長から技術部長へトップダウンで降りてくる。
・しかし開発者がそもそもテレビという家電製品離れをしていて、どんな製品が欲しいのか、市場ニーズは何なのかよく判っていない。
→マーケティングやユーザインターフェース設計が不在のまま
過剰に高度な技術を搭載した日本風の商品開発がスタートするが・・・
と言う話でした。笑い話のフィクションとして描かれていましたが、
・副社長から現場の開発研究者まで、製品コンセプトや開発スケジュールの話が
「来春展示会での製品デビュー、android搭載、widget機能の搭載、UIが課題。開発担当者は○君で。」
と具体的なコンセプト、開発リソースの割り当てとして一次展開されるまでの所用時間が約2時間。これはなかなか出来ることではなく、組織度の高い良い会社に見えます。
これがブログ著者の中島さんの日常的なあるいは、望ましい時間感覚ということなんでしょう。
さて、この話が涙なしには読めないのは、有能な組織、有能なスタッフが努力して高機能を詰め込んだ「クラウド対応テレビ」が市場では苦戦するだろうなという点です。
国内ではお金と職のある人にはテレビを見る時間がなく、テレビを見る時間のある人には大画面テレビとそれに見合う良質のソースを手当するお金、置く場所がない。
一方海外市場では価格勝負になり、日本品質では太刀打ちできない。価格勝負に対応するための製造業の「ユニクロ化」で国内の雇用はどんどん失われていてそれに変わる受け皿について国は無策。その上税収不足で消費税上げ。
というところで、どうやって解決していったら良いものか出口が見えないだけに辛いところです。
私個人としては、明かりを落とした部屋で肩を寄せ合って一緒に「フォレストガンプ」を見てくれる、いい匂いのする3次元の女子がいればテレビを買った方がいいかもと思うのですが・・・
非現実的な (スコア:1)
私個人としては、明かりを落とした部屋で肩を寄せ合って一緒に「フォレストガンプ」を見てくれる、いい匂いのする3次元の女子がいればテレビを買った方がいいかもと思うのですが・・・
非現実的な・・・
いや、それはもう実際に起きたら怪奇現象だともいえる。
相当お金をつぎ込めば可能かもしれないけど。
屍体メモ [windy.cx]
Re:非現実的な (スコア:1, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
抱き枕じゃなくて?
Re:非現実的な (スコア:1)
Livingdeadさん、ACの皆様、暖かいコメントを頂きありがとうございます。
「かわいい女子がいたならば、テレビを見てる場合じゃなくて、
おふとんの中でくすぐりあいっこするべきだ」というご意見には
なかなか深いものを感じます。
やはり、人生は長いようで短いので、一番やりたいことを真っ先に思い切ってやるべきなんですよね。
Re: (スコア:0)
分かります。