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himmelの日記: PC-BSD 1

日記 by himmel

PC-BSD 8.0 alpha2 on VMware player 3。
とりあえず初期設定を。途中まで。

0.あらかじめ。
あらかじめVMware toolsは入れておきます。portsも「portsnap fetch extract update」で入れておきます。
さらに「portupgrade」も入れておきます。

1.フォントのインストール。
PC-BSD 7.1から日本語でインストールしてもVLフォントが付属しなくなりました。
そのままだと明朝体の怪しげな中国漢字になります。
「環」とか句読点がおかしい。
なので、VLフォントをインストールします。
・Konqueror使って「VL font(まだ日本語入力できないから)」で検索してゲット(.tar.gzのほう)。
・Arkで開いて、「VL-Gothic-Regular.ttf」「VL-PGothic-Regular.ttf」の2つを展開。
・スタートメニューから「お気に入り」→「システム設定」→「一般」タブ「コンピュータの管理」の「フォントインストーラ」を選び、先の2つをインストールします。その際、システムへのインストールを選択します。
・再ログインする。
こんな風になります。
VLフォントのファイルはまだ使うので残しておきます。

2.日本語入力環境「scim-anthy」のインストール
PC-BSD 7.1用にはuim-anthyのpdiが用意されていますが、これは8.0には適用できませんでしたので、おとなしくportsからインストールします。
なお、8.0にはports管理用?なのか、「Ports Console」というのが用意されています。
これを使ってportsのインストールを行うと、「usr/portjail」以下にインストールされるようになるようです。
それにどんな意味があるのか分からないけれど、うまく機能していない様なので、これを使わずにインストールします。
・ターミナルを起動します。
・suして「/usr/ports/japanese/scim-anthy」へ。
・「make config-recursive」で依存関係の設定をしておきます。(全部そのままで、tabしてスペース、でOK)
・「portinstall japanese/scim-anthy」

3.日本語入力環境「scim-anthy」の設定
インストールの最後にも出てきますし、「scim freebsd」とかで検索するといっぱい出てきますが、微妙にまちまちで。どうやら環境依存の様な感じさえしてきました。
いろいろ調べた結果、私はこうしました。
Dolphinのツールバー「表示」→「隠しファイルを表示」してホームフォルダの「.xprofile」へ以下を追加。

#export LANG=ja_JP.eucJP
export XMODIFIERS='@im=SCIM'
export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=xim
#scim -d &

「export」というのは、環境変数を設定するコマンドのようです。
一行目、コメントアウトしているのは、標準で「ja_JP.UTF-8」っていうのが割り当てられているから(「echo $LANG」で確認できる)。
4行目を「xim」にしたのは、なぜか「scim」だと、freebsd用のoperaに日本語入力できないから。
そして5行目のコメントアウト。
この行はログイン時にscimを起動するための行だと思われます。
コメントアウトした状態だと当然scimは起動しませんが、ログイン後、ターミナルから起動してやると、こんな感じで、なにかエラーが出るものの、タスクバーにアイコンが出現し日本語が打てます。
が、コメントアウトを解除してログイン時に起動させようとしても、起動しません。
ターミナルから起動するとこんな感じで、やはり起動しません。

まあ、手動で起動させればよいので、とりあえずは放っておきます。

4.Wineのインストールと設定
freebsd用のflashというものは未だに提供されていません。
flashを見るには、
・firefox with flash 9のpbiをインストールする。
・linux用のflashが使えるように設定をいじくり回す。
・Wine上で見る。
の3通りを思いついたのですが、firefoxは使いたくないし、設定いじるのは難しそうだし、ということで3番目しか選択肢がないのです。
まあWineは他の目的にも役立ってくれるでしょう。

・Wineのサイトからpbiをゲットしてインストールする。
・スタートメニューから「アプリケーション」→「Wine」→「Wine Configuration」を起動。「ドライブ」タブを表示して、適当にクリックして「適用」を押す。(この作業のどこかで、ホームフォルダに「.wine」フォルダができる)
・ホームフォルダから「/.wine/dirve_c/windows/Fonts」を表示、VLフォントを放り込む。
・ホームフォルダから「/.wine/user.reg」を開き、「[Control Panel\\Desktop]」の「"FontSmoothing"」を「"0"」から「"1"」へ。

これでOK。Operaのインストールは、落としてきたWindows用のoperaをそのままダブルクリックしてインストールすればいい。
こんな感じに見れるようになります(これじゃwine上だって分からないな)。
こんな動かない動画でもカクカクですが。VMwareの設定の問題かな。

5.Wineで日本語入力
ここで躓きました。
調べたところによると、「user.reg」の末尾に

[Software\\Wine\\X11 Driver]
"InputStyle"="root"

って書いておけばいいらしいですが、駄目。
"root"の代わりに"offthespot"とか"overthespot"も試したけれど駄目。
他の情報は出てこないし…
んー。なんか根本的に勘違いしているのかな。

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  • PC-BSD の翻訳をやっている者です。はじめまして。

    8.0にはports管理用?なのか、「Ports Console」というのが用意されています。
    これを使ってportsのインストールを行うと、「usr/portjail」以下にインストールされるようになるようです。
    それにどんな意味があるのか分からないけれど、うまく機能していない様なので、これを使わずにインストールします。

    忙しくて、ついさっき portjail をいじくってみたのですが、使い方はこうなっているようです。
    (まだα版なので、仕様変更したり、正式な運用方法が本家から出てくるかもしれませんが...)

    1. ports を /usr/jails/portjail/usr/ports に展開する。
    これで、 Ports Console からは /usr/ports が見えるようになります。

    2. Ports Console から make する
    # cd /usr/ports/misc/lv
    # make install clean

    これで、/usr/jails/portjail/usr/local/bin/lv がインストールされます。

    /usr/jails/portjail/usr/local/bin/lv を直接実行したり、
    (ライブラリーの都合でできないことがある)

    % portjail run (プログラム名)
    で実行できるようになります。
    (しかし、現行バージョンではプログラムには引数が渡せない...)

    なぜ portjail が必要なのかということですが、
    PC-BSD の世界と ports が構築している世界を分けるためにあると
    考えています。

    PC-BSD 1.6 までは
    PC-BSD = FreeBSD + ports で構築された KDE3 環境
    でした。
    この場合には、ports で新しいバージョンのパッケージを入れようとすると、
    1) 既存の PC-BSD の環境に依存する古いパッケージを削除できないため、新しいパッケージを入れられない
    2) 新しいパッケージを入れるために PC-BSD の環境まで更新してしまい、互換性が保たれない
    という状態になっていました。

    PC-BSD 7.x では PC-BSD のシステムが利用する ports 由来のプログラムは
    /usr/PCBSD 以下にインストールするようにしました。

    もし、この状態で、 ports で mplayer をインストールすると、
    /usr/local/bin/mplayer にインストールされます。

    ただ、普通に mplayer コマンドを入力すると、
    /usr/PCBSD/local/bin/mplayer
    が優先されて
    /usr/local/bin/mplayer は実行されません。

    /usr/local/bin/mplayer を直接入力しても、
    /libexec/ld-elf.so.1: Shared object "libx264.so.65" not found, required by "mplayer"
    などのエラーが出て実行できません。そのため、 runports というプログラムで、
    ports 向けプログラム用の設定でプログラムを実行できるようになります。
    % runports mplayer

    ただ、これだと環境変数をいじっただけだったりするので、PC-BSD 8.0 では
    jail を使って、より確実に隔離した ports 実行環境が欲しかったのだと思われます。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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