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itohb-markの日記: mixi規約改定と各社blogサービス等の利用規約 6

日記 by itohb-mark

どこで公開しようかと思ったが,ここが一番いい気がしたのでここで。でも,ここに日記書いたの 4年ぶりらしい。だって,いつも mixi なんだもん(笑)

mixi が発表した 2008年 4月からの新規約が騒動になっている。

規約改訂のお知らせ(mixi)
http://mixi.jp/rules_release.pl

参考までに,blog サービス等で作成した記事の扱いについて,メジャーな各社の規約から引用してまとめてみた。二次利用に絞っているので,削除規定は省いている。

引用なので,前後や詳細はオリジナルを参照して欲しい。利用規約が利用申し込み画面にしかない場合があるので注意。また,内容については,できる限り正確を期したが保証の限りではないので,オリジナルを確認のこと。

ウチのサービスがない,という方,すいません。コメントにでも付けてもらえるとありがたい。

長いので,最初に結論を言ってしまうと,

  • 有料無料に関わらず,この手の規約がない blog サービスは無いか数少ない。
  • 比較すると mixi の新規約の内容は突出しているわけではないが,懸念をもたれるトップグループではある。
  • 単なる公開(出版等)はもちろん,公開制限している日記を使われる可能性,という意味では,他の複数の blog サービスでも同様の懸念がある。

とすると,

  • ユーザ数が突出している。 (もはやインフラなのに)
  • 公開制限やマイミク関係の安心感などによって比較的親密度の高い日記を書いていたのに。 (いまさら一般公開されるかもしれないなんて)
  • しかも,過去にさかのぼって!?

といったあたりが騒がれる要因か。

結局は,こういうことかもしれないね(^_^)

なんだかんだ言ってみんなmixiが好きなんだな。なんというツンデレ。
(c)TAKESAKO

と思ったら,mixi が釈明を発表した。
公開をやめようかと思ったけど,まだ意味がありそうだから公開する。

釈明(mixi)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=422953&media_id=32

ここで挙げられている理由についてもコメントしておくと,
この手のことは,分散処理系のエンジニアの間では,かなり前から議論になっていた。私が見聞きするようになったのが 10年くらい前かな。
簡単に言うと,投稿した画像サイズの自動調整やデータのコピーやキャッシュは,創作物の変更や複製(もちろん違法)に当たるのではないかということ。厳密にはバックアップすら,複製ではないのかということで,バックアップしないというISPの話を聞いたこともある(単なる言い訳かもしれないが:-P

キャッシュについては複製ではないというのが通説になりつつあったし,悪用しているわけではないし,システム全体としてみれば output は 1つだ,などと話していた。残念ながら,法律家ではないので答えは出ないが,だからといってバックアップしないというのはエンジニアスピリットが許さなかったりもする(^_^)

さて,mixi が今後どうするかである。
正直言って,私は mixi がなんらかの作為を持ってやったとは思っていない。日頃出会う mixi のエンジニアを見ている限り,そういう人たちではない。もちろん,board のメンツは違うのかもしれないが。

もう一つは,mixi 動画は当初からこういう規約になっていたことが挙げられる。

第8条 動画等の使用許諾等
1. 本サービスを利用してユーザーが動画等を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該動画等を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2. ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。

つまり,mixi 動画で何も言われなかったので,あまり何も考えずにそれ以外のコンテンツに適用してしまったのではないか,ということ。
私の周りだけでも,この条文を見て mixi 動画を使わなかった人が数人いたのだが,こういう意見はなかなか届かないものだ。

以下の例を見ると,mixi はいかにも工夫がないのがわかる。調べればすぐわかることだし,数年前にあれだけ話題になったネタでもある。今も同業エンジニアは,実装技術と法律のすり合わせを悩んでいる。

問題は,規約を再変更するかどうかではない。ことが強烈なインパクトを持っているとわかる人がいなかったのか,いたのならなぜその意見が挙がらなかったのか,それが気になる。
若い会社であるが故かもしれないが,もう mixi はそれを言い訳にできない立場のはずだ。

以下に,各社の規約からの引用を挙げる。強調部は筆者によるもの。

まず mixi の新規約から。
●mixi(新規約)

第18条 日記等の情報の使用許諾等
1 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。

つまり,日記やコミュに書いたコメントは mixi が好きにしていいということ。

■■ISP側の利用目的を限定(ほぼ自社関係サイト)しているタイプ。比較的安心して使える■■

●はてなDiary
https://www.hatena.ne.jp/rule/rule

第8条(当社の財産権)
      3. ユーザーは、はてなダイアリーおよびはてなグループにおいて自己が作成した日記の内容と、有料オプションを利用しているはてなグループのキーワードの内容、および、はてなフォトライフにおいて自己が送信した画像について、著作権を有するものとします。
      4. 本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社はユーザーが著作権を保有する本サービスへ送信された情報を、無償かつ非独占的に本サイトおよびインターネットを用いたクライアントソフトに掲載することができるものとし、ユーザーはこれを許諾するものとします。

ISPが少しは利用できるように見えるが,これは新着情報やRSSのため。geek な人たちが集まる理由がわかる気がする。

●ココログ(NIFTY・富士通)
http://support.cocolog-nifty.com/howto/2006/03/post_ee0a.html

7.ユーザーが作成したココログの記事等に係わる著作権は、原則としてユーザーに帰属します。ただし、ユーザーは、ニフティが、以下の範囲内で、ユーザーが作成したココログの記事等の利用を行うことを無償で許諾します。
(1)ココログの広告・宣伝、利用促進の目的の範囲内で、ココログ上のテキスト、画像等の情報(メタデータ(RDF Site Summary形式等)で配信された情報を含み、以下「情報」といいます。)を、ニフティが管理・運営するWebサイトに掲載すること。

明示された範囲が狭い。作った人の影響を想像してしまう。

●ブログ人(OCN・NTTコミュニケーションズ)
http://www.blogzine.jp/stipu/index.html

第26条 当社による利用
      1. 当社は、本サービスを含む当社が提供するサービスの広告・宣伝、及びそれらの利用促進の目的において、契約者が本サービスを利用して作成した情報を、当社が管理・運営するホームページ等又は契約者が同意した第三者が管理・運営するホームページ等に掲載することができるものとします。

強調部重要。

●MySpase Japan
http://www.myspace.com/index.cfm?fuseaction=misc.terms

6.Jp.MySpace.comのコンテンツに対する権利
      1. Jp.MySpace.comは、お客様が、MySpaceサービスを利用して、MySpaceサービスに投稿、他の会員に送信、または他のユーザーとやりとりする文章、ファイル、画像、写真、映像、音声、著作物(音楽著作物を含む)、肖像、その他の素材・情報等(以下まとめて「コンテンツ」といいます)については、著作権等を主張いたしません。お客様は、MySpaceサービスへの投稿後も、MySpaceサービスに投稿したご自分のコンテンツ等に関するすべての著作権等およびご自分のコンテンツをご自分の望まれるように使用する権利を引き続き保持するものとします。
      2. コンテンツのMySpaceサービスへの投稿、他の会員への送信、その他MySpaceサービスにおけるコンテンツの一切の利用行為は、お客様自身が利用主体となって行うものであって、Jp.MySpace.comはコンテンツの利用行為を主体的に行うものではありません。よって、Jp.MySpace.comはコンテンツ利用に関する料金をお客様やお客様が許諾を受けた第三者に支払うことはありません。なお、MySpaceサービスへ投稿されたコンテンツは、会員個人のページの他、MySpaceサービスのトップページやその他Jp.MySpace.comが定めるMySpaceサービス内の任意のウェブページに表示され、MySpaceサービスの利用者が閲覧、利用します。又、Jp.MySpace.com又はその関連会社、下請会社が提供する全世界のMySpaceサービスを介して、MySpaceサービスの利用者が閲覧、利用します。この際、コンテンツはMySpaceサービスの技術要件上、デジタル圧縮などの修正を、システム内部で自動的に行うことがあります

お見事。アメリカ発のサービスのためか,それだけの経験をしてきたのか,内容がしっかりしている。特に後段の強調部が長くなってしまったが,mixi の釈明より必要十分で美しい。

●VOX(Six Apart, Ltd)
http://www.sixapart.jp/vox/tos/

第10条 コンテンツの提供
      1. シックス・アパートは、会員がシックス・アパートのウェブログ・サイトに載せたコンテンツについてその所有権を主張しません。一方、会員はシックス・アパートのウェブログ・サイトにコンテンツを提供することにより、会員のウェブログ・サイトをシックス・アパートのインターネット所有物上で表示、配信、プロモーションする目的に限って、シックス・アパートが何ら対価を支払うことなく、全世界において非独占的に当該コンテンツを複製、引用、配信、展示、頒布、翻訳(翻案)、改変、発表等する権利をシックス・アパートが取得することを予め承諾することとします。この権利は会員がシックス・アパートの顧客である期間のみ許諾され、会員のウェブログ・サイトが終了するとともに解除されます

言わずと知れた blog system の祖。MySpace同様,簡潔に表現されているのに必要十分で,技術的な要件から宣伝目的の限定まで網羅。さすが。やっぱりアメリカでもまれたせいなのか。

■■ISP側の利用目的を自社サイトかその宣伝に限定しているタイプ。■■

●gooブログ(NTTレゾナント)
http://blog.goo.ne.jp/info/rules.html

第10条(ブログ情報の著作権)
1.ブログ情報のうち、記事及びコメントにかかる著作権は、当該記事又はコメントを投稿した会員に帰属するものとします。但し、会員は、gooブログサイト及び当社が単独で若しくは第三者と共同で運営するその他のWEBサイトの運営の目的に限り、対価の請求をすることなく、以下に定める権利を当社に対して許諾することを予め承諾します。なお、当該権利許諾は、会員が会員資格を喪失した後においても、有効に存続するものとします。
(1)会員が投稿した記事及びコメントの全部又は一部を複製する権利、公衆送信する権利、編集する権利、改変する権利及び翻案・翻訳する権利
(2)会員が投稿した記事及びコメントの全部又は一部が表示される画面において、当社が選定する任意のコンテンツ(第三者が投稿した記事又はコメントを含みますがこれらに限られません)を表示する権利
(3)会員が投稿した記事及びコメントの全部又は一部が表示される画面において、当社又は第三者の有料又は無料の広告を掲載する権利。なお、当社は、当該広告について、会員ページ上における表示/非表示を会員が選択できる機能を提供する場合があります。

宣伝目的に使うという平均的なもの。

●So-net blog
https://www.so-net.ne.jp/blog/_toh/regist/

第3条(著作権の帰属)
1.ウェブログに掲載された情報に関する著作権は、当該著作物たる情報を創作した著作者または著作権者、その他正当な権限を有する者に帰属するものとします。
2.前項に拘らず、弊社は、本サービスにおいて利用者がウェブログに掲載した情報を、本サービスの宣伝または広告を目的として、利用者への通知なしに自由に利用することができるものとします。また、当該利用において、弊社は当該情報を、利用者への通知なしに自由に要約等、改変することができるものとします。

宣伝利用のみ。宣伝に使うことにしてから,何のお礼もできないけど使っていい? って聞くのが,そんなに面倒なのかねえ。

●ドリコムブログ(ドリコムサービス利用規約)
https://account.drecom.jp/terms

第13条(著作権等)
        会員は、当社グループまたは広告主によってサービスに提供されるテキスト、ソフトウェア、音楽、音声、写真、グラフィックス、ビデオ、ページレイアウト、デザインやその他のマテリアルを含む一切のコンテンツは、それぞれの著作権、商標権、サービスマークに関する権利、特許権、またはその他の所有権および法律によって保護されていることを確認します。
        サービス上で会員が作成したコンテンツの著作権、商標権、サービスマークに関する権利、特許権、またはその他の所有権は会員に帰属します。ただし、当社グループはサービスの宣伝または広告、利用促進等を目的として、会員の承諾を得ることなく、会員著作物の情報を自由に利用することができるものとします。

ここも宣伝利用のみ。

●Any
http://pc.myany.jp/static/rules.html

第8条(著作権)
      1. 本サービスを利用し、情報の入力・画像・動画のアップロード等を行う会員は、自らが登録した情報や画像・動画について、著作権を保有するものとします。なお、利用者は弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
            ※画像・動画や文章等については、登録者が著作権や使用権などの必要な知的所有権を有する画像・動画を使用することを前提とします。他者の著作権を侵害する場合は、その画像・動画または文章等を、弊社の判断において会員の同意を得ず処理する場合があります。
            本サービスを利用し、情報の入力・画像・動画のアップロード等によって作成・登録された情報や画像・動画は、本サービスと提携するサイトにおいて、著作権者の表示など弊社が必要と判断する処置を行った上で、無償で利用できるものとします。

宣伝,かつ提携サイトのみ。若干範囲が狭いか。

●JUGEM(Paperboy&Co.)
http://jugem.jp/support/rule.php

# 本サービスにおいて利用者が作成したテキスト、画像、および動画の著作権は作成した利用者に帰属します。ただし、利用者は、本サイト及び弊社が単独で若しくは第三者と共同で運営するその他のウェブサイトの運営の目的に限り、弊社に対して対価の請求をすることなく、以下に定める権利を弊社に対して許諾することを予め承諾します。当該権利許諾は、利用者が本サービスを利用する資格を喪失した後においても、有効に存続するものとします。なお、利用者が作成したテキスト、画像、および動画を、利用者の承諾なしに出版物にすることはありません

(1) 利用者が投稿したブログ等の全部又は一部を複製する権利、公衆送信する権利、編集する権利、改変する権利及び翻案・翻訳する権利
(2) 利用者が投稿したブログ等の全部又は一部が表示される画面において、弊社若しくは第三者の広告(広告記事を含みます)又は弊社が選定する任意のコンテンツ(共通ヘッダー等)を表示する権利
(3) 本項第1号に定める権利を弊社の委託業者及び共同事業運営者に再許諾する権利

勝手に出版しないことを明示。

●ヤプログ!(GMO)
http://www.yaplog.jp/contents/kiyaku

第16条 著作権

      1. 本サービスにおいて作成されたブログについては、スキン、絵文字などのブログ装飾にかかわる画像、バナー広告画像、テキスト広告文字、HTML/CSSデータ、その他利用者の著作物ではないものを除き、当該作成した利用者に著作権の一切が帰属するものとします。ただし、作成者は弊社に対し、弊社が本サービスの宣伝告知等に使用する場合につきあらかじめ著作物の使用を許諾するものとし、要約して紹介する場合には当該作成者は著作者人格権を行使しないものとします。
      2. 弊社が、利用者のブログを書籍化等により利用する場合、弊社は、ブログ作成者の許諾をあらかじめ得るものとします。

第17条 契約者の関係者による利用

      1. 弊社が別途指定する手続きにより、契約者が当該契約者の家族その他の者(以下、「関係者」といいます)に利用させる目的で利用契約を締結したときは、当該契約者は、当該関係者に対しても、契約者と同様にこの契約約款遵守させる義務を負うものとします。
      2. 前項の場合、契約者は、当該関係者が第9条(禁止事項)各号に定める禁止事項のいずれかを行い、またはその故意または過失により弊社に損害を被らせた場合、当該関係者の行為を当該契約者の行為をみなして、この約款の各条項が適用されるものとします。

書籍にする場合には許可を取ると宣言。17条も併せ,芸能人の blog を意識しているためかも。

●アメーバブログ(サイバーエージェント)
http://helps.ameba.jp/rules/

第11条(知的財産権等)
        * 本サービスを構成する文章、画像、プログラムその他のデータ等についての一切の権利(所有権、知的財産権、肖像権、パブリシティー権等)は、会員自身が作成したものを除き、弊社又は当該権利を有する第三者に帰属しています。
        * 会員は、会員自身が作成した著作物を本サービスを通じて掲載した場合、弊社が宣伝告知等に利用することを許諾するものとします。また、かかる使用に際して、当該会員は著作者人格権を行使しないものとします。

ここも芸能人blogに力を入れているからかな。

●楽天ブログ
https://my.plaza.rakuten.co.jp/index.phtml?func=regist&joinhash=&ccd=

第4条(著作権)
1. ブログデータ等の著作権は、当該ブログデータ等が公開または投稿された管理サイトの管理者に帰属するものとします。ただし、管理者が、別の著作権者から許諾を受けて公開または投稿しているブログデータ等(投稿者により投稿されたブログデータ等を除きます。)については当該著作権者に帰属します。
2. 投稿者は、管理サイトに投稿したブログデータ等について、その著作権に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みますが、次項にて定義される出版等の権利を除くものとします)を、投稿時に、当該管理サイトの管理者に無償で譲渡するとともに、当該管理者及び当該管理者から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。
3. 当社は、管理者または投稿者へ通知することなく、本サービスの広告、宣伝を目的として、ブログデータ等の全部または一部を自由に利用(但し、次項にて定義される出版等に該当する利用を除くものとします)できるものとします。
4. 管理者は、ブログデータ等の出版、有償配信その他有償での利用・頒布(但し、利用・頒布の取引毎に対価の発生するものに限るものとし、以下、「出版等」といいます)に関して、当社または当社のグループ会社が以下の優先交渉権を有することを承認します。
(1) 当社が、管理者に対して出版等を申入れた場合、管理者は出版等について誠意をもって交渉に応じるものとし、当社の申入れに応じない場合、出版等の拒絶の意思を当社に通知してから1年間は、当社の提示した条件よりも有利な条件でなければ、第三者からの出版等の申入れに応じないものとします。
(2) 管理者が、第三者から出版等の申入れを受けた場合、遅滞なく、かつその諾否の回答を行う前に、当社に通知するものとし、その後30日間は諾否を留保するものとします。当該期間中に当社が管理者に出版等を申入れたときは前号に従うものとします。

わかりにくいが,管理サイトの管理者というのはブログ作成者のこと。かなり現実解を考えた内容で,ある意味模範かもしれない。

■■ISP側の利用範囲が広いもの■■

●auone(KDDI)
http://blog.auone.jp/service/agree/

8. 著作権及び著作権侵害
会員が投稿した情報等の著作権(但し、投稿の時点で第三者に帰属するものを除く。)は当該会員に帰属するものとします。但し、当社が本ブログサービス又はこれに関連するサービスの宣伝、利用促進、出版等を目的として当該情報等を使用する場合、会員は、当社に対し、当該情報等を無償かつ無期限で利用することができる非独占的な権利を許諾し、かつ当社及び当社の指定する者に対し著作者人格権を行使しないものとします。

mixiに近い。なんでもあり。

●Yahoo!ブログ(Yahoo!Japan利用規約)
http://docs.yahoo.co.jp/docs/info/terms/

Yahoo! JAPANに送信(発信)されたコンテンツについて
Yahoo! JAPANには掲示板など、ユーザーのみなさまが送信(発信)したコンテンツを不特定多数のユーザーがアクセスできるサービスがあります。このような不特定多数のユーザーがアクセスできるサービスに対してユーザーがコンテンツを送信(発信)した場合、ユーザーはYahoo! JAPANに対して、当該コンテンツを日本の国内外で無償で非独占的に使用する(複製、公開、送信、頒布、譲渡、貸与、翻訳、翻案を含む)権利を許諾(サブライセンス権を含む)したものとみなします。また、ユーザーは著作者人格権を行使しないものとします。

つまりなんでもあり。

●AutoPage(teacup)
http://www.teacup.com/kiyaku/kiyaku.shtml

4. 会員が発信したコンテンツ(記事、コメント、画像その他を含む)についての著作権は会員自身に帰属するものとします。但し会員が発信したコンテンツを不特定多数のユーザーが閲覧できるサービスに対しては、当該会員は当社に対し当該コンテンツを使用する権利(複製、公開、送信、頒布、譲渡、貸与、翻訳など)を許諾(サブライセンス権を含む)したものとみなします。また、会員は当該コンテンツにおける著作者人格権を当社にて行使しないものとします。

これもなんでもあり。

●エキサイトブログ(エキサイト利用規約)
http://www.excite.co.jp/help/info?hp=2

5.知的財産権の取扱い 

1) ユーザーは、本サービス及びエキサイトにおいて、エキサイト株式会社又はエキサイト株式会社に対して使用許諾をしている第三者が掲載等する情報等については、当該情報等に関する著作権その他の一切の権利がエキサイト株式会社又は当該第三者に帰属することを了解し、当該情報等の取扱いについては慎重な配慮を行うものとします。 

2) ユーザーが本サービスにおいて情報等を掲載等した場合、ユーザーはエキサイト株式会社に対して、当該情報等について全世界において無償で非独占的に使用する権利(複製権、頒布権、翻案権、送信可能化権を含む公衆送信権を含みますが、これらに限られません)を許諾したものとみなします。また、ユーザーはエキサイト株式会社に対し、情報等に関して著作者人格権を行使しないものとします。

なんでもありだよ,と書いてあるようなもの。

●livedoor blog
http://blog.livedoor.com/rule.html

第8条 (ブログの公開について)

利用者が著作したブログとそれに付随するコメント及びトラックバックは当該ブログを著作した利用者に著作権が発生するものとします。但し、宣伝、利用促進、出版、マーケティング等を目的としブログサービスの著作物を使用する場合、利用者は弊社に対し、当該著作物を著作権法の規定に基づき無償利用することを期間無制限で非独占的に許諾し、かつ弊社及び弊社の指定する者に対し著作者人格権を行使しないものとします。

出版が自由だと何でもできそうだ。

●GREE
http://gree.jp/?mode=static&act=page&page=ext_terms

5.著作権について
      2. ユーザーが本サービスを利用して投稿・編集した文章、画像、映像(動画)等の著作権については、当該ユーザーその他既存の権利者に留保されるものとします。ただし、本サービスを利用して投稿・編集された文章、画像、映像(動画)等については、グリーおよびグリーと提携するサイトまたはその他の媒体・サービスにおいて、グリーが必要と判断する処置を行った上で、グリーが利用できるものとします。ユーザーは、本項に基づくグリーによる著作物の利用について、著作者人格権を行使しないものとします。

若干の制約を感じさせつつ,その気になればなんでもできるパターン。

■■ISP側の利用範囲があいまいなもの。書いてあるのも恐いが,あいまいなのはもっと恐いかも■■

●ウェブリブログ(biglobe・NEC)
http://webryblog.biglobe.ne.jp/guide/rule.html

第12条 (著作権)
        ブログ・サークルページまたはSNSコミュニテイページに掲載される情報に関する著作権は、当該情報を創作した著作者または著作権者その他正当な権原を有する者に帰属するものとします。
2 当社は、ブログ・サークルページまたはSNSコミュニテイページについて、本サービスの宣伝または広告等を目的として、本サービス利用者の承諾を得ることなく、ブログ・サークルページ上またはSNSコミュニテイページ上の情報を、当社のウェブサイト上で掲載する等自由に利用することができるものとします。

自由にとは言うものの,自社サイト以外では使いづらそうではある。

●DoBlog(NTTデータ)
http://www.doblog.com/weblog/agreement.do

第7条.本サービスの保守
なお、本サイト内に掲載されている全てのブログページについて、会員に事前に通知することなく、自由に利用(マスコミ取材対応など)することができるものといたします。

微妙…

●FC2ブログ
http://blog.fc2.com/kiyaku.html

■著作権について
ユーザーはFC2ブログ内においてユーザーが作成したテキスト・画像・テンプレート等の内容について著作権を有するものとします。
FC2はユーザーが作成したコンテンツを転載、要約する権利を有します。

なんでもありともとれる。

■■一番肝心なのを忘れていた■■

●slashdot japan(OSDN利用規約)
http://osdn.co.jp/terms.shtml

メッセージボードやバグトラッカー等を特徴とする、一般にアクセス可能なサイトに入力され、記憶されるテキストまたはデータ (「OSDNパブリックコンテンツ」)に関し、提出した利用者は、そうした OSDNパブリックコンテンツの所有権を保有します

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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