"魔法少女まどか☆マギカ MasterCard UPty"は、券面にアニメ"魔法少女まどか☆マギカ"の登場キャラをあしらい、特典として映画チケットやプレミアムカードが当たるというクレジットカードです。
このページ内の「僕と契約して、カード会員になってよ」というセリフを3度に渡って発しているキュウべぇは、肝心な情報を隠しながら「僕と契約して魔法少女になってよ！」と迫る悪徳セールスマン顔負けの勧誘手法で有名であり、このカードも何か隠してそうで怖いと評判になっています。
実際にこの"MasterCard UPty"はリボ払い専用カードであるにも関わらず、そのことが紹介ページには明記されていません。
「なんで教えてくれなかったのよ」「聞かれなかったからさ」という劇中のやり取りがユーザーとカード会社の間で繰り広げられないことを祈りたいものです。

なお、UPtyはリボの初回支払い時には利子がつかないため、カード使用額をリボの支払い金額以下に抑えれば普通のカードとして使用可能です。
それさえ知っておけば、ポイントや特典の分お得なカードになるようです。

NASAは、現在開発中の次世代有人宇宙飛行計画「コンステレーション計画」にて、長さや重さの単位として「ヤード・ポンド法」を継続して採用することを決定したとのこと（New Scientist、本家/.より）。
開発中の次世代宇宙船の設計が現在のスペースシャトルに由来している上、単位系を変更するには予算が足りないということが採用継続の理由のようだ。
30年前に作られたシャトルのドキュメントや設計図、またソフトウェアなどは全てポンドやフィートで記述されているとのこと。しかしこれらを全て国際単位系に換算するには合計3.7億ドルもかかるとのことで、この金額は2009年にスペースシャトル打上げに使われる費用の半分近くにもあたるという。NASA広報のGrey Hautaluoma氏曰く「国際単位系換算にかかる費用は我々の支払える額を超えていることが明らかとなった」とのことで、コンステレーション計画での国際単位系への移行は見送られることになった。
単位系の相違が一つの原因となり、NASAは1999年に火星探査機「マーズ・クライメイト・オービター」を失っている。また、2006年には無人宇宙船「DART」がドッキング相手の軍事衛星に衝突する事件があったが、この背景にも単位系の違いがあったとのこと。国際単位系への移行はNASAが今後も継続して取り組んでいかなければならない課題のようである。