コメントにも書いたけど、カラシニコフは異様に丈夫で長持ちするため、紛争地帯で使われて用済み(国連の介入などで武装解除された、など)になったら土の中に埋められ、また後で掘り出して使われる。また、使い回しがきくので武器商人が中古品を別の紛争地帯に売りさばき、またそこで殺人に使われる。回り回って、最後は南アフリカで低価格で密売されるので、かの国では銃犯罪にマシンガンが使われる。
で、いったい何の博物館を作りたい?>カラシニコフ
恥辱博物館とか、血塗られた博物館とか、そういうもの以外に、何か考えられるんだろうか。自己欺瞞というのはそこまで人を図々しくさせるものなのか。
大勢の死んだ人たちが遠い場所からずっとお前のことを指さしているかもしれないのにね。
知ることと理解することの差は大きくて、研究者なら自分の研究対象、設計者なら自分の設計したもののことを、ただそれに従事して他に認められているからというだけでは本当に理解していることにはならないのではないか。もちろん、連中はそれについて大変よく知っているだろう。でも、理解というのは、もっと先の次元にあることだ。
追記:名前の間違いを訂正。コメントを受けて追加事項。「ナチスドイツを撃退するのに活躍した銃は、今や汚名と多くの無力な人たちの血にまみれている。武器というもの、あるいは軍隊という存在についてこれは多くを物語るのではなかろうか」