mkrの日記: かつてのクライミングが今犯罪へ? 2
どういうわけか、かつて行われたクライミングの名残か、岩に打ち込まれたハーケンなどが「再発見」されている。グーグルニュースでキーワード「クライミング」でニュース表示していたら、岐阜でいまさらな「発見」(Twitter等で「あれは昔からあったのに」発言が散見され、実際そうだと思う)されて「クライマーのマナー悪い」的な話になっていた。過去のとばっちりみたいなものだ。
と思えば今日は長野天竜峡、それに石川県でも「発見」だそうだ。同時多発すぎ。
今後、各地クライミングスポットに飛び火しそうだ。「小川山が不埒なクライマーでボロボロ!」「瑞牆山はマナー違反の巣窟だ!」「伊豆城山は悪質!」とかな。
残置されてしまったものはともかく、2、30年は前から残置とか補修されてるものもあるんじゃないかな。岐阜は続報で「打ち込んだ」人物と現場の詳しい写真が出てるが、回収可能で岩へのダメージも少ないハーケンかと思ったらボルト打ってるな。場所はよくわからないので意味あるものかどうかは不明。ボルトはあかん。
短絡的に今後「外で岩登ってるクライマーは悪質」ってことになるとしたら、気持ち悪い。オリンピック前に、人工壁登ってるクライマーが「がんばるスポーツマン」「美少女クライマー」とかステレオタイプな紹介のされ方をしてるだけに。
ボルトは岩に穴を開け打ち込むもので回収不能ただし安全は確保できる、ハーケンは岩の割れ目を利用するもので回収可能でたいてい回収する。クライミング用にはより回収しやすく岩へのダメージも少ないナッツ(安め)カム(お高め)フック(お安いが設置にはテクニックが必要で使う人を見かけない)とかがある。
ボルトを打つ文化は、20年ほど前に日本のフリークライミング開拓期には論争の末ほぼ否定されているので、残っているのは生命安全上必要なものがそのまま残っているか、補修されているか、地主の許可を得たものだと思う。
連想 (スコア:1)
ガードレールに刺さった謎の金属片が、同時多発的に発見されたのを思い出しました。
故意か否かの違いがありますが。
勘違い。 (スコア:1)
誤訳問題かと思った。
「クライミングは犯罪の現在進行形」
とか。