okdtの日記: 歌舞伎座。 4
日記 by
okdt
オフィスから徒歩10分弱、東銀座に歌舞伎座がある。東京に越してきて以来、歴史的な雰囲気がとても魅力的に見えているのだが、江戸の人がわんさと集まる場所だけあり、関西人にはやや敷居の高い雰囲気。入ったことがあるといえば、歌舞伎座に付属している「暫(しばらく)」というコーヒーとカレーの店だけだった。(^^; 歌舞伎そのものに対する印象は、きっと「聞き取りにくい」「ストーリーもわかりにくい」「盛り上がりがない」という、きっと眠そうだなあというものだった。なにせ、何幕もあり、何時間もかかるのだ。2時間以上ある映画ででも眠ってしまいそうになるわたしとしては、短編集の集合である落語ならまだしも、長編連発はしんどい、、、と思っていた。
ところがである。少し前に仮名手本忠臣蔵というのを見る機会があったのだが、忠臣蔵の話を模倣しているゆえにわかりやすいというだけでなく、役者はなんと普通の言葉でしゃべっているのだ、、、しかも関西弁連発。しゃれも冗談も飛ばし放題。なんだこりゃ。例の歌舞伎らしさという部分は、「キメ」のときだけという感じである。感心したのは、すべて肉声。声もすばらしくいい。団十郎、吉右衛門、勘九郎、橋之助、玉三郎と名優が出放題。登場時もキメ、シャウトもキメ、エンディングもキメ。そのたびに「成田屋!」「成駒屋!」「播磨屋!」と合いの手が響く。役者のすごさと歴史を知らないため、まだまだオモシロさを理解しそびれている部分がある。イヤホンサービスでいろいろ解説してもらえるものの、もうちょいわからないとね。ちょっと勉強してみよう。
Re:歌舞伎座 (スコア:1)
お芝居そのものもいいんですが、幕間にお弁当(いつも三越で買っていきます)を食べたり、お土産屋さんをひやかしたりとかが楽しいです。
大江戸テーマパークって感じですね。
肝心のお芝居の方は・・・まだまだ勉強中っす。
大江戸テーマパーク! (スコア:1)
ちゅーしんぐらっ (スコア:1)
忠臣蔵は模倣というのとはちょっとニュアンスが違うような…時事ネタといった感じですか。流石に江戸の昔では名前をまんま使うのは憚られたようで、それで時代設定を無理矢理室町時代に持ってって、高師直が悪役やってたりするんですよね。
#うーんでも歌舞伎の忠臣蔵はあんまり興味ないから人物つながりがいまひとつつかめてない(^^;)
忠臣蔵に限らず、江戸の当時を考えれば、現在上演されている演目の大半が(江戸時代から見た)現代劇なんですよね。しかも勧善懲悪ものが多いから筋もそんなに複雑じゃない。そう思って観ていると決して難しくなんかないと思うんですが……(^^;)
確かに、歌舞伎を観る上でのちょっとした約束事があるので(黒衣の存在や隈取りの種類などなど…)、そういったものが事前に判っていればより楽しめるでしょうね。等という私も全然詳しくないんですが(ぉ)それでもイヤホンガイドなしで十分堪能出来ました。
ちなみに大向こうから声をかける(屋号を叫ぶアレですね)のはちゃんと練習がいるみたいで、誰でも勝手にかけられるものじゃないそうです。
江戸の人がわんさか・・・ (スコア:1)
むしろ、お上りさんが多いのでは?と思ってしまうなり。
Symbol Of Kyoto である、金閣寺や、清水寺の参拝客における、 京都人比率が低いのと同じように。
京都南座ではちょうど今ぐらいの季節に、歌舞伎入門講座みたいなのを、やっているですます。
桂雀々(だったかな?)が、司会進行役を務めて、歌舞伎の歴史や、 舞台装置の解説などをしたあとに、2つほどの代表的な演目を見られる という内容で、価格は 2,000円ほどの非常にリーズナブルなもの である。
関西帰還の折りには、チェックしてみてはいかが?たぶん11月の初旬頃だったと思われます。
追伸:本日夕刻、外人連れで「たん清」に出撃予定。