okuの日記: ソフトウェア業@経済産業省 7
日記 by
oku
柄にもなく、経済産業省やら内閣府やらの統計データを眺めています。 見ているのは、
です。 ファースト・インプレッションは、以下の通りです。
- 首都圏の内、経済の一体性が高い (と当方が勝手に考えている) 南関東の東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県と、同じく関西圏の内の大阪府、兵庫県、京都府、奈良県 (滋賀県や和歌山県も加えていいかも知れない) を県内総生産で比較すると、
首都圏 : 関西圏 = 約 7 : 3
(2011年現在。以前よりも差が開いたような気がする)
- ソフトウェア業務の年間売上高で同様に比較すると、
首都圏 : 関西圏 = 約 6 : 1
(2013年現在。首都圏を圧倒的と見るべきか、小選挙区制的な三乗法則が働くと仮定すると案外関西圏が善戦していると見るべきか)
- 従業者1人当たりの年間売上高で比較すると、
首都圏 : 関西圏 = 約 5 : 4
首都圏で人月100万円のSEさんが関西へ行くと、相場感的には人月80万円になってしまうということですね (あくまで統計上は)。
- そして「ほう」と思ったのが、都道府県別、従業者1人当たりの年間売上高ランキング (単位:万円)
- 東京 2,179
- 京都 2,106
- 愛知 1,977
- 千葉 1.904
- 香川 1,684
- 大阪 1,669
- 福岡 1,667
- 埼玉 1,648
- 愛媛 1,592
- 三重 1,581
- 神奈川 1,568
- (以下略)
ここで、全国平均は1,844。 ソフトウェアで生計を立てたい方は、東京、京都、愛知、千葉の会社でどうぞ、ということになりますね (あくまで統計上は)。 仮説: 大阪は経済のシュリンクにソフトウェア業が追いついていなくて人がダブついている?
# なんでこんなことをウダウダやっているかとゆーと、
# 子会社の関西事業所に行くことになって、ですなぁ...
関西らしい話 (スコア:1)
さすがにひどいので上司(SE)が「3週間でやる仕事を1週間でやったんだ(感謝しろよ)」と抗議すると、
営業さんは「じゃあお客様からもらう費用も1/3でいいんだね」と返していたよ。
Re: (スコア:0)
関西らしいというより人としてどうなんですかね
それは
情報産業は東京にばかり集積していくので (スコア:1)
平成18年度 → 平成23年度
東京 18.8 → 18.6
愛知 6.9 → 6.4
大阪 7.3 → 7.4
関東 39.9 → 40.2
中部 15.5 → 14.8
関西 15.5 → 15.6
全産業をみると関西はまずまず健闘しているのではないでしょうか。
ただ、情報産業については東京一極集中で、コナミもサイボウズも東京に行ってしま
ったし、さくらインターネットも事実上東京が本社みたいになっているし、なかなか
関西には集積していかないですね。
話は変わりますが、道楽するなら大阪はとっても良いところです。
梅田の地下ダンジョンは何度潜っても飽きません。
売り上げ≠人月 (スコア:0)
売り上げが高い地域って、人月単価が高いせいもありますが、ソフトウェアのライセンス、パッケージでの売り上げが本社に集まるからでは?
Re:売り上げ≠人月 (スコア:1)
はい、仰る通り、そういう面もあろうかと。 それを含めての売上数字ですし、ソフトウェアったって人月ビジネスからプロダクトから色々ありますから...
# 香川県って何があるんだろう...
堂島、京橋、なんば (スコア:0)
関西は首都圏に比べると仕事少ないです。
あと、客あしらいが大変かなと。
Re:堂島、京橋、なんば (スコア:1)
関西の上司が言うところの「仕事はある、ヒトがいないだけだ」という台詞を一応は信じて (or 信じたふりをして) 赴任します...