pakuの日記: 視覚障害(色)対応のアクセシビリティ向上プログラム群が公開停止される 3
@it 太田智美氏の記事
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1308/16/news049.html
富士通、色覚障がい者のための診断ソフトウェア無償提供8月20日をもって終了:
「終了前に、ただ伝えてほしい」――多くの開発者に届きますように。
2013年8月20日、視覚障がい者や色覚障がい者のアクセシビリティを高めるための診断ソフトウェアツール群「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」が無償ダウンロードによる提供を終了する。
富士通アクセシビリティ・アシスタンス
http://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/
インターネット等の技術を基盤としたコミュニケーションや公共サービス等がますます
快適で便利になる中、誰にでも分かりやすく、使いやすいホームページが求められています。
富士通では、ユニバーサルデザインを基本としたデザイン活動のひとつとして、視覚障がい者や
色覚障がい者のアクセシビリティを高めるための診断ソフトウェアツール群
「Fujitsu Accessibility Assistance」を、ホームページ作成者やデザイナーに向けて無償ダウンロード
にて提供いたします。
Fujitsu Accessibility Assistanceは 「WebInspector」 「ColorSelector」 「ColorDoctor」 の3つのツール群で構成されています。
色に対する感覚は、見えづらい/見分けづらい色の組み合わせに傾向があるものの、
その度合いは人それぞれ異なるものらしい。
またいわゆる「身体障害」の中では、障害があることは第三者からは気づくことさえ無いというもの。
WEBデザインなどでは「見栄えのデザイン」のような芸術的な配色のみが指南書などでも幅を利かせ
本来の目的である「より多くの人に意図通りに苦なく情報を伝える」ことが疎かにされているような気が。
さて、このようなツール類が国内大手企業内の一部門によって無償公開されていることは歓迎するの
ですが、今回この経緯を知りたくてそのページを見たのですが、じつにあっさりと
富士通アクセシビリティ・アシスタンス(WebInspector, ColorSelector, ColorDoctor)日本語版、英語版、中国語版、韓国語版の提供を2013年8月20日に終了します
だけ書かれており、公開を取りやめる事情などの説明などは一切ありません。
記事によれば、パブリックドメインなりオープンソースについて掛け合ったもののそれは叶わなかったとのこと。
富士通株式会社の一部門の話ということのようですが、福祉向けの活動に手を染めた場合の後始末の
やり方というものは、なにか今後のためにもよりよいスタンダードな方向性が出てくるといいのですが。
官製の(?)ツールとしては (スコア:1)
みんなのアクセシビリティ評価ツール: miChecker (エムアイチェッカー) Ver. 1.0 のダウンロードページ
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/miChecker_downlo... [soumu.go.jp]
サポートコスト? (スコア:0)
>公開を取りやめる事情などの説明などは一切ありません。
単純にサポート続けるのが厳しくなったんじゃね?
2006年(以前?)から使われていて、Win7まで対応してるだけでも上出来だと思う。
Win8対応を断念したのかな?
>記事によれば、パブリックドメインなりオープンソースについて掛け合ったもののそれは叶わなかったとのこと。
オープンソース化にも金がかかりますからね。
下手すると1から作り直した方が早くて安いくらいに。
だから、よほどのことがないと厳しいかも。
でもせめて「再配布可能」にOKしてくれたら良かったのにとは思います。
Re:サポートコスト? (スコア:1)
すでに最終更新からも年数経過しているんですね。
せめて「うちはやめるけど、すでに代替があるんで紹介しておきます」ぐらい
あっても良かったんじゃないかなぁ。
事情説明がされていないもんだから、短絡的になにか騒ぎ出すような奴も
でてきてそっちの対応コストも大変になりそう…。
#ダウンロードを試みましたが非常に低速なのは集中しているからなのかな?