soltioxの日記: ワープの危険性に科学者が警鐘! 乗員死亡の恐れ 103
日記 by
soltiox
New Scientistの報道によりますと、亜光速で宇宙空間を移動した場合、恒星間空間に散在する水素原子との衝突が、乗員に致命的な影響を及ぼす可能性が示唆されました。
星間物質の密度は1立方センチあたり水素原子2個程度と見積もられているそうで、言われてみればそれもそうかな、みたいな話ではあるんですが、あちこちのsfコミュニティに波紋を巻き起こしている模様です。
本家では「トーシロめが! こんな時のためにデフェクターがあるのを知らんのか!」だの、「おいおい、俺はたった今、亜光速宇宙船に乗り込むところなんだぜ?」だのと、お調子者が大はしゃぎしてます。
ただ、錯綜する情報の中でも、冷静なジャーナリズムが生き残っているのも事実です。The Registerの記事では脚注として、この指摘は現時点の知見に基づく物である事と、将来の宇宙船では放射線耐性合金とマグネティックシールドが装備されるであろう事を指摘しています。
て言うか、こんな面白そうなネタ、俺らも放っとかずに喋ろうぜ、みたいな。
ワープすると服が脱げるのは (スコア:3, おもしろおかしい)
「光速近くで宇宙旅行をするとどうなるの、っと」 (スコア:2)
「リアルな話をすると、恒星間水素がLHC実験並みの速度で宇宙船に衝突することによって秒殺される。おまえの加速で宇宙船ヤバイ」
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
そういえば、このあたりの問題が話に絡んでくる「タウ・ゼロ」も浅倉久志訳なのでした。追悼。
Re:スペースラムジェット (スコア:1)
ラムスクープ使用のバサード・ラムジェット.現状だと軽くて十分な磁場を発生させるための素材がないけど.
フラットランドから出てくのには便利だけど、磁場が横切ると惑星状の生物が死滅するんだぜ(by ニーヴン)
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
真面目に計算しだすと、星間水素をすくい取るために必要な磁場の強度は、磁場を作るコイル自体がその応力によって粉々にされるレベルだから、コイルはダイヤモンドのような最強の素材でガチガチに固めないと…なんて話もあるようですね。
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
ダイヤモンドは固いけど、ハンマーの一撃で簡単に割れるので
宇宙船に使うと振動で割れたりしそうなので、使うならガチガチに固めるより
もっと強くてしなやかな素材で作るほうが良いんじゃないでしょうか。
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
ここで必要なのは素材の引っ張り強度なので、ダイヤモンドでなくCNTでもよいでしょうね。ただ、航行中、コイルに対して(ダイヤモンドが割れるレベルの)衝撃振動が続くのだとしたら、コイル以前に宇宙船自体が持たないような気もします。
そんなことより、バサードラムジェット推進によるロケットの本質的な問題は、(星間ガスの大部分を占める)軽水素による核反応を前提にせざるを得ないというところにありまして…エヘンエヘン。
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
生の人間でも充分加速できればウラシマ効果で長生きできてどこでも行けるってのは
何か間違ってますでしょうか
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
長生きはできません。寿命80歳の人は80歳で死にます。
Re:スペースラムジェット (スコア:1)
ぐぁ……何という誤変換.
惑星上ですわな.見直したはずなのに気づきませんでした.
Re:バサードラムジェット (スコア:1, 参考になる)
> ぶつかる水素の衝撃に素材が耐えられるかが一つの上限だったかと。
あの世界の地球人はモノチェーンなど異様に強靭な物質を持っています。
Re:バサードラムジェット (スコア:1)
>光速・超光速移動の場合、ぶつかって来るものは光速かそれに近い速度を持っているわけですから、相対性理論的には質量無限大、当然運動エネルギーも無限大になりますので、強靭になったらなったで反作用で移動不可能になるだけと違います?
低速から光速に近づくグラフを描いたら無限大に向かう(極限値が無限大)だからと言って、自分が光速or超光速移動をした場合に障害物の持つ相対質量・エネルギーが無限大になると安易に決め付けてはいけません。
低速状態から光速に近づく際は速度に応じて飛躍的に障害物の危険度が増す、というのは正しいですが、そもそも普通の物質を光速or超光速で移動させる理論は確立していないのですから、その際の相対的なエネルギーがどうなっているかは不明なのです。
普通の物質じゃないですけど、超光速物質として仮想されているタキオンはエネルギーを失うほど加速します。
もしかしたら自分が超光速で移動した場合、衝突すれば衝突するほど加速する可能性もありますよ(衝突に耐えられれば)。
#SFのネタ的には「亜光速にさらにエネルギー追加」よりも「速度ゼロからさらにエネルギーを奪う」方が超光速に近いのかも、とか考えてみたり
Re:「光速近くで宇宙旅行をするとどうなるの、っと」 (スコア:1)
>ということは電磁力で逸らせるんじゃねーの?
それをするのが他コメントでも出てるバザードラムジェットです(逸らすんじゃなく捉える方ですが)。
ただ電磁力で操作できるのは電荷なりなんなり電場を持つものなので中性物質とは激突してしまいます。
何でも逸らすなら重力で時空をゆがめないといけませんね。
観測者は誰か (スコア:2)
このあたりはきっと、20世紀初頭、当時の(/.erのような!)人々によっていろいろ議論されたであろう話ですね。
あまり深く考える必要はないと思います。亜光速で移動している側(宇宙船)を観測者とするなら、普通に「LHC実験並みの速度で水素ガスが衝突してくる!」となります。その結果やはり「乗組員は秒殺される」という結論は動かないでしょう。
(よく言われる「光速近い運動では時間の進みが遅くなる」というのは、観測者が別)
Re:観測者は誰か (スコア:2)
水素捕獲側として、以下の通り主張するものです。
Re:観測者は誰か (スコア:2)
水素保護側として、以下の通り主張するものです。
1. 重元素は確かに希少だが量が確実に増加しているのに対し、水素の量は減少していることが
複数の調査機関により推定されている。
2. 高い知能を持つ生物の組成を調査した結果、水素を多く含んでいた。
3. 人間のエゴによる星間ガスの捕獲は野蛮である。
ワープって (スコア:2, すばらしい洞察)
亜光速じゃなくて超光速あるいは空間ジャンプじゃないの?
らじゃったのだ
Re:ワープって (スコア:5, 参考になる)
他の人も書いてるけど
日本ではワープ=ヤマト=光速を超える屁理屈
アメリカではワープ=スタートレック=なんかすごいスピードで光速を超える
Re:ワープって (スコア:1, 参考になる)
日本でワープと言うと跳躍航法で、あちらではジャンプと言うようですね。
例えばヤマトのワープは超空間を介してジャンプするフォールド航法です。
それに対してあちらでワープと言うとスタートレックの超光速航法ですね。
亜空間フィールド的なもので船を包んで通常空間を超光速で進みます。
宇宙船と宇宙が切り離されてるので光速も超えられるし星間物質も平気。
日本で言うと銀河鉄道999がこの系統かな。
Re:ワープって (スコア:1)
OS/2……
鉄分が豊富な場合 (スコア:1)
青春18きっぷ使用中に、
普通列車じゃなくて新幹線あるいは特急を使って、区間ジャンプすること
Re:ワープって (スコア:1)
小人さんが運転している場合は「自分が運転していない」に当てはまりますか?
らじゃったのだ
真田さんならきっと (スコア:2, おもしろおかしい)
それを言うんだったら (スコア:2)
Re:それを言うんだったら (スコア:1)
あれは(スタトレ的には)ごく近距離の移動用なので、速度の問題は関係無いのでは。
「なんで粒子ビームが建物や岩盤の中まで届くのだ?」という疑問でしたらもっともだけど。
捕らぬ狸の皮算用 (スコア:2)
それ以前に、
宇宙船を光速や亜光速といった、衝突する水素原子の破壊力が無視できなくなる速度にまで加速する手段を考える方が先だと思う。
できもしない事による影響に悩むな!
# とは言っても、こういった議論は嫌いじゃない。 もっとやれ
Re:捕らぬ狸の皮算用 (スコア:2)
亜光速の水素原子の前に、衛星速度のデブリのほうがとりあえず脅威だもんね。
光速の前に人類(有人)が衛星速度越えからすら撤退しそうな今日この頃。
氷で防護壁作成 (スコア:1)
タイトルのはクラークの「遙かなる地球の歌」で使われた方式ですね。
で、適宜水を入手可能な惑星に寄って消耗した分を補充するけれど……って話。
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
古典SF的なネタのような気がしますが (スコア:1)
亜光速での星間物質との衝突回避に、多くのSF小説ではラムスクープエンジン付きの宇宙船が出てきます。
磁場で集約して燃料に使おうって話です。
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惑星ケイロンまであと何マイル?
反水素ビーム (スコア:1)
進行方向に反水素を射出しながら進んでもダメかなぁ?
膨大なエネルギーが放出されて、そこからいろんなものがわらわらと出てきそうな気もするけど。
1を聞いて0を知れ!
Re:反水素ビーム (スコア:1)
>進行方向に反水素を射出しながら進んでもダメかなぁ?
第一に、対消滅させるということは同じ質量の反物質が必要なわけですから、ものすごく素材とエネルギーを食います。
第二に、進行方向でぼがんぼがん対消滅エネルギー爆弾が破裂している中を突っ切るハメになります。それは元の水素が衝突するより厳しい空間だと思いませんか?
第三に、適切に相殺するためには自分の前方にどれだけの正物質がどういう分布で存在しているか知った上で適切な方向に適切な強度でビームを打たなければなりません。
適当に打ち出すのであれば単に障害物を2倍以上に増やすだけです(自分で打ち出した反物質に自分が触れる可能性すらある)
第四に、外宇宙が正物質で埋まってるという保証はありません。星間物質が反物質水素だったら何の役にも立ちませんね。
第五に、では将軍様、その屏風から反水素を追い出してください。
「亜光速」 (スコア:1)
亜光速(slower than light)は、単に「光より遅い」の意味であって、たとえば秒速100キロメートルなどの状態も含みます。
光速に近い速度は、準光速(quasi-lightspeed)あるいは、「光速に近い速度」とかいう言い方をします。
IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
Re:「亜光速」 (スコア:2)
"slower than light"はそうかもしれませんが、日本語の「亜光速」は「光速に近い速度」という意味で合っていると思いますが。
あ【亜〔亞〕】 [yahoo.co.jp]
Re:日本でワープというと (スコア:3, おもしろおかしい)
>ただし出現座標に存在する物質との干渉を回避する必要は残る。
一遍に出現しないで足だけ出して周りを探ったり、顔だけ出して周りをよく観察しないと駄目ですよね。
らじゃったのだ
Re:日本でワープというと (スコア:2)
回避する必要ないんじゃないか?
Re:日本でワープというと (スコア:1, おもしろおかしい)
あちこちにあるような気がするのは、実は四国限定 [google.co.jp]なのか。
Re:日本でワープというと (スコア:1)
ワープといっても、理屈付けは様々ですよね。
あとなにがありましたっけ?
DSドライブ(イデオン)
亜空間航法(超人ロック?)
ボゾンジャンプ(ナデシコ)
周囲の物理法則を書き換えながら航行するので無問題!みたいなのも
あったような。。(石原センセーだっけ?)
Re:日本でワープというと (スコア:2, 参考になる)
山本弘の小説「ギャラクシー・トリッパー美葉」には、いろいろ超光速航法が出てきますね。
まあ、大半はネタ航法ですけど。
・量子生成=消滅型位相波不連続超光速ドライブ
不確定性原理により、飛び飛びに存在を移していく「パラパラ漫画」方式
・ステルス航法
観測されないことで光速を超える。ただし、乗員も観測してはダメなので、航行中は目隠しをする。
・信念航法
アインシュタインの相対論を呪いで打ち消す
・ビッグバン往復航法
ビッグクランチまで時間を進んでからビッグバンまで時間を戻り、さらに現在時刻まで戻ってくる。その2000億年の間に目的地に移動する
・幽体化航法
幽体離脱すれば物理法則の影響を受けない
・アリバイ隠滅航法
出発地点の知的生命体を皆殺しにすれば、光速を超えた事実が観測されなくなる
・ファンタジー航法
リアリティ低下フィールドによって、物理法則を無視できるファンタジーな空間を作り出す
Re:日本でワープというと (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:日本でワープというと (スコア:1)
補足ありがとうです。
そうか、マクロスとトップを忘れてた(不覚!)
「終りなき戦い」だと、ワープ前後に微妙な時間差があってそれが
原因でウラシマ効果がおきる、でしたよね。
>>で、今回の問題はイナーシャルキャンセラーで解決、じゃないですかね?
帰ってくるのは1万2千年後?
#相手が違う
Re:日本でワープというと (スコア:1)
「ギャラクシートリッパー美葉」が秀逸だったな。
ステルス航法だっけ?
「完璧にステルスで目隠ししてるから観測されない」→ 光速を超えても相対性理論と矛盾しない
という理屈で光速突破。w
「タイムマシンでビッグバンまで行って戻ることで宇宙のどこへでも同一時間で移動可能」とか。
とにかくSFパロディとして笑える作品でした。
>亜空間航法(超人ロック?)
「冬の虹」より判断すると、人工ブラックホール&ホワイトホールを作り、
その間を潜り抜けるワームホール型のワープみたいですね。
「オメガ」あたりからは「ゲート」を使った新型の超光速航法が登場します。
Re:日本でワープというと (スコア:2)
その対極にあるのが、「観測された事実」航法(?)ですかねえ。(宇宙のスカイラーク)
それと、ついでにこれも。
- 膨張推進(尺取虫航法)
宇宙兵ブルース , 星に願いを(Spirit of Wonder)
Re:知性化戦争シリーズ! (スコア:1)
無限不可能性ドライブ(銀河ヒッチハイクガイド)も忘れないで!
Re:日本でワープというと (スコア:1)
○ペだと
超空間ジャンプ:非物質化(エネルギー化)して超空間(五次元空間)に飛び込み、目的地付近で再実体化。五次元を経由するので時間経過が少ないが、非物質化・再物質化による物理的衝撃が激しい。実用航続距離は半径数万年。
物質転送機:超空間ジャンプの小型版(?)。転送機の作動範囲内に於かれた物質(生命体含む)をエネルギー化し、五次元空間を経由して目的地の受け入れ装置内で実体化する。物理的なケージ内部のものを転送するワンダラー方式とエネルギーフィールド内のものを転送するワコン方式がある。
半空間航法:4.5次元空間に移動し、相対論の制約を受けずに航行する。機関の損耗により実用航続距離は数十万光年。後に半空間航行機関を多段化することで航続距離を二百万光年(アンドロメダ銀河)まで伸ばす。超空間ソナーを用いて4次元空間を目視しながら移動できるため、航法誤差は僅少。
(名称忘れ):各銀河系の存在による次元的歪みの間を跳ぶ。必然的に目的銀河中心核付近にしか行けない。
恒星転送機:前述の物質転送機を恒星間・銀河間の移動用に大型化したもの。エネルギー源として恒星(単数または複数)を用いる。
(名称不明):ワンダラーの超知性体「かれ」または「それ」が保有するもの。出発地点で過去の世界に時間移動した後、光速で目的地まで航行する。
ここ数十冊読んでいないので、新しいのが出ていたら補足プリーズ。
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Beam me up, Scotty (スコア:2)
量子テレポートを繰り返すとエラー蓄積によるダメージで幻体データが復元できなくなったり、他の信号の混入によって怪奇ハエ男の悲劇が出たりするのでお勧めできません。
日本の地デジの「ダビング10」はそのあたりを考慮しての数字です。(うそ)
Re:日本でワープというと (スコア:2)
ワープのたびに船体と乗務員が一式増えるんでは維持費用と給与で経営破綻します
しかし業務拡張時にはいいかもしれません
Re:そろそろこの辺で私は (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:なにげに宇宙はすごい (スコア:1)
人類はそうして進化して来たのです。
だったりして、ジェイムスン教授 [google.co.jp]みたいになるのは気が進まないなあ。
Re:いつからワープ=亜光速推進になったんだ? (スコア:1)
向こう的には宇宙大作戦は一般常識なんで光速度=ワープ速度って表記になるんじゃないかと。
Re:いつからワープ=亜光速推進になったんだ? (スコア:1)
設定次第。光速以下のもある。
IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.