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274223 journal

taggaの日記: 知らんがな

日記 by tagga

現実がベタすぎると、非現実みを帯びてくる。

はあ。

あとは気分転換。「交換則」の件は昔、日記に書いた話。 数教協の量の理論が誕生したキッカケ。何度も何度も話題になる。

あの先生はまじめすぎるだけだろう。 日数教 (≒文科省) のカリは理解している。 日本語から数式への翻訳、 数式から答えを出す、 こういう 2段階で点を出しているだけ。 なので、式に5×3 = 15 と書いてあれば×だけれども 3×5 = 5×3 = 15 と書いてあれば○をつけることになる。

そういう方針になっているのは、 無名数という縛りがはいると、 数の意味を式における位置によってしか示しようがないから。

小学校の先生が、こういうことにこだわるのは、 意味を重視させたいからだ。 実は、交換則が成り立たない割り算のときの指導の心配をしている。 例えば、次のような等価な問題でも、正答率はだいぶ変わる。

  1. リンゴが15個ありました。5つの皿に個数が同じになるようにのせました。 それぞれの皿にリンゴは何個ずつありますか。

  2. リンゴを 5つの皿にのせました。 それぞれの皿のリンゴの個数は同じで、合計で 15個ありました。 それぞれの皿にリンゴは何個ずつありますか。

実は、上の問題を余裕で解ける子でも、 下の問題だと、 式を書けなくてフリーズしたり、 5 ÷ 15 と書いてフリーズしたり、 5 ÷ 15 = 3 と平気で書いたりするのね。 上の問題が解けてしまうのは、〈このタイプは割り算だ〉と覚えていて、 意味を考えずに出てくる数を順に式に入れるから。 先を見据えて指導をしているのだから、 単元1つ1つの実践に文句言ってもしようがない。

もちろん賛成かといえば反対。 数教協シンパとしては、単位をつけて有名数を使えよとか、 せめてカケワリ図を描かせて、 それが当っていれば順番に関係なく○をつけろよとか、 そういうことを言いたいんだけどね。

あと、 中学以上で減点しないのは、その段階での教科内容からすると、どうでもいいからなのね。 喩えると、そうだな、 〈ツ〉と〈シ〉の書き分けが駄目な中高生 (もちろん読んで区別はできる) が結構いるんだけど、 小論文だとイチイチ減点なんかしない。まあ、そういう感じ。

[0h50 修正]

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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