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templa_3の日記: 入院日記(11/7) 手術の日(前編)

日記 by templa_3

5:50分頃目は覚める。

検温、血圧測定、何故か採血も入る。try。
7:00浣腸。

10:00
「個室の用意が出来た」と言われる。手術後に入るかどうか問われたので、時間のある今のうちにやってもらうことにする。ベッドサイドには随分物が溢れていたものである。

11:00有線放送などをいじり、「ハングル講座」を聞く。

12:20母来る。私の出産時の話などをする。成人用フラットおむつの用意を、とは言われても、おむつカバーは必要なのかどうか、話がなく、母がナースステーションに聞きに行くと、要はT字帯で留めるから問題ないとのことであった。

13:20看護婦呼びに来る。術前最後の小用をたし、手術用ガウンだけの姿となりストレッチャーに乗る。肩に筋肉注射で痛み止め(背中の麻酔+ドレーンチューブ挿入用)をされる。そういう患者輸送用のは専用のエレベータがあることを知る。3Fから2Fにうつると、中央手術室の前のドアにくるが、そこでまだ先客がある。相変わらず段取り悪い。もうすぐ手術だというときに、患者は不安になるぞ。やがてストレッチャーは手術室に入るが、そこにはダブルベッドほどもある広大なベッドがあるだけ。どうやらストレッチャーからこのベッドの天板を動かして、手術室用のストレッチャー(兼・術台?)に載せ替えるためのものらしい。これに載せ替えられたところで、病棟の看護婦は「いってらっしゃい」とお見送り。その奥の自動ドアから今度は手術室内部へと入る。中はまたいくつものパーティションで区切られている。そのうちの一つに入ると、よくTVなどで見る、大きなライトがいくつもついたおなじみの風景が見えてきた。部屋の中には有線らしい音楽もかかっている。まあJ-POPsはあまりどうでもいいので、室内楽か「羊の声」、いっそのこと般若心経でもリクエストしてみたかったがさすがそれだとふざけ過ぎか、スタッフとしてはこれ以外の音が耳に入ると術に集中できないという話もあるかと思い、まあなすがままとなる。
患者用ガウンもいつの間にか脱がされていて、前にバスタオル1枚という姿になる。天井からは新鮮な空気が常に流れてくるようになっている。ここで改めて今日の予定を知らされる。これから背中から麻酔薬を注射し、またドレーンチューブも挿入する、その後全身麻酔を行い、へその下数センチの所に1センチほどの横傷を開け、そこから空気を送り込み、またライトで内部を照らす。またみぞおちの下にも1センチ程度の穴を開け、ここからクリップや電気メスなどを入れる。それらをサポートするための5ミリ程度の穴を右腹部2カ所に開けてここからもマジックハンドのようなものを差し入れる。まず胆嚢の口をクリップで2カ所留め、胆嚢を肝臓その他から引きはがし、最後にクリップ留めした間を切断し、胆嚢を引き出し、合わせてクリップも摘出して傷を縫合して手術は終わる、ただし、例えば空気を入れても患部を照らせない、予想以上に脂肪がついていて引きはがすのに時間が掛かる場合などには開腹手術に切り替える場合もある。その時は時間が延びる可能性もある・・・・まあこれまでにも散々聞いた話ではあるが、手術室のスタッフへの説明用でもあろう。やがて麻酔科の医師が現れたので、背中を海老のように丸めて背中に麻酔をしてもらうべく準備するが、どうもなかなかうまく麻酔のポイントまで針が刺さらないらしい。一番長い針でも届かないということで、十数分頑張った挙げ句、「背中はやめましょう」と告げられる。「要するにデブがいかんということですね。仕方がない、痛みは耐えます」と私。なんとけなげな心意気であろうか(笑)

口に酸素マスクが当てられる。「ゆっくり深呼吸してください」やがて麻酔薬が効いてきたのか、さっきまで明瞭に聞こえていた有線の音楽が遠くなっていく・・・・・・

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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