tmkzrの日記: 記者も感激! さいたま市の80歳男性が発明した「夢のエネルギー製造装置」に迫る 6
日記 by
tmkzr
コメントにも書いたのだが 記者も感激! さいたま市の80歳男性が発明した「夢のエネルギー製造装置」に迫る という、 先日の話題の 長い解説版がUPされた。
これによると記者は物理学科の大学生を取材に同行させたらしいのだが、その結果が この記事の題名の「夢のエネルギー製造装置」かよ。 熱力学は理学部か工学部だったら1年生でやると思うのだが、 物理学科2年生A君はこの題名のおかしさは気づいていないのか? 記事のチェックまではさせてもらえなかったか?
同じ物理学科卒の者としては、 装置見た段階で「水力発電の効率悪い版ですね。見た目は面白いけど、 実際の発電には使えないと思う」ぐらいは言って欲しかった。 少なくとも高校の物理で習うエネルギー保存則が理解出来ていれば、 (それが原子核の結合エネルギーであっても) エネルギーは変換はするが、純粋な意味で製造など不可能だと分かっているはずなのに。
これが「産経にアホな記者がいました」ってだけなら笑って済む話かもしれないが、 理系大学生のレベルの低さも露呈してしまっている。まー、こんなモンなのかなあ。
まあ球の動きはおもしろそうなので (スコア:1)
自分でも「これ、高校2年生くらいの物理の学力があれば理解できる仕組みですよ。でもそんな簡単な知識でこんな(ピタゴラ水力発電みたいな)こと思いつくなんて」くらいは言っちゃいそうですw
Re:まあ球の動きはおもしろそうなので (スコア:2)
それぐらいだったら全然問題無いでしょう。私も、これ見せられたら「なんかおもしれー」とは言うと思います。落下管下部のピンポン玉が水中に入る弁の部分の仕組みが気になりますし、おそらくそこに苦労している。発明としてもそこの部分はなんか意味があるかも知れない。
ただ、エネルギーという言葉には注意しないといけない。どんな発電システムもエネルギーを製造しているわけではない。取り出しているだけです。そして、エネルギーはより取り出しにくい形に変化していくだけです。この「夢のエネルギー製造装置」という言葉は、現代の科学に真っ向から挑戦していることに、おそらく記者は気付いていない。
同行を断らなかった時点で負け (スコア:0)
マスゴミの取材に同行なんかしたらこんなふうに自分が叩かれるハメになることは目に見えているのに。
物理学科の大学生に足りなかったのはそこらへんの人文的な社会経験ではないでしょうか。
Re:同行を断らなかった時点で負け (スコア:2)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
記者の息子だそうです。