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597235 journal

tristanの日記: ずいぶん

日記 by tristan

自分の精神状態はかなり改善してきており、以前のようなことを書かなくても大丈夫になってきている。勝手にこの場を借りて自分の治療をさせてもらったわけだが、実際仕事場の直属の先輩も昔の僕とちょうど同じような精神衛生状態になっていると思えるし、IT業界の技術者のかなり一般的なことだと思うので、おかしなことをしたとは思っていない。治療行為を実践してみたのだ。とはいえ、読ませてしまった人には申し訳ない気持ちはある。
このサイトは、内容がくだらないのでたまに気が向いたら覗くくらいだ。しかし、かなりの長期的視野に立てばここで議論が価値を持ってくる。5年、10年先の業界、テクノロジー全般の方向性を考えるならば、それなりの方向性を正しく見据えている部分があることに今日気づいて、久しぶりに日記を書いてみた。自分としては、昔このサイトを毎日見ていたときとは全く違う形で、あらためて大きなテクノロジー生産の枠組みの一つとして捉えなおすことができたと思っている。

606529 journal

tristanの日記: 困惑

日記 by tristan

たまに原稿用紙に向かって心の中の文字にしたいことを思いつくままに書き散らす。
まだ僕の言葉は一つの構造として定着するには至らないので、詩のように書いているが、吐かれた言葉が奇跡となって凝固するものであるところの詩作品にはなっていない。

「もっとまともに悩ませてほしかった」
これが今の気持ちだ。おれは悩みを先回りされ、悩む前に非難されてきた。
チャレンジする前からムリだと決め付けられてきた。
身近な人間のそのような態度と俺の中の意欲の減退で、俺はチャレンジしなくなり、そして何も出来なくなったので、たいていのことをするにも周りは最初から俺にはできないと決め付けていた。

俺が何かにチャレンジして打ち克ったら、周りは戸惑うだろう。困惑するかもしれない。それでいいのだ。

607781 journal

tristanの日記: 12歳のぼく

日記 by tristan

DVDレコーダー(HDD付き)を買って1ヶ月が経つ。
テレビを見る習慣がなかなか根付かないことが長年の悩みであった僕にとって、
この機械を手に入れられたことはほんとうに夢のような出来事だ。
僕にとっていかにこのことが大きな意味を持つかは、なかなか説明が難しい。

例えばF1を見るという愉しみ。
世界中で起るイベント体験の疑似体験。
各方面で活躍する人のお話。
事件の映像は、新聞の字面からだけでは計れない社会へのインパクトの大きさを感受できる。
音楽だってCDのみと映像があるのとでは全然違う。

テレビを通してのさまざまな疑似体験の蓄積は、
映像と真実とのギャップに慎重にならなければならないことを勘案しても、
現代人としての標準的な人生経験である。
イメージを豊富に持つことは、夢を沢山もつことでもある。

テレビを自由に見ることができぬ(他の体験も自由にできなかったのだが)
理由があったために、貧弱な体験しか持たぬ私は、
周りの人と同時代人として共有すべき同じ世界(The World)をもてず、
それはつながりの希薄となり、何でも話せるような人ができなかった。

他人の話があまりにわからなくて(情報が少なすぎたため)
僕はいつだって愛想笑いをしてごまかすことしかできなかった。
そんな僕には、周りの人も僕が分かる数少ない話しか振らない。

そうしてついに、僕は考えるのをやめてしまった。
人と一緒に分かろうとしても分からない挫折と絶望の積み重ねに対して
とうとう自己防衛機能が働いて、分かろうとすることをやめてしまったのだ。
もっとも、僕は表面の体裁を整えることだけはできてしまうところがあり、
問題があることが分からない人もおり、そこが2重に厄介だった。

そして僕は心を閉ざしてしまった。その方が快いからだ。
自分の傷をもっと強く痛めつけてくれる音楽を求めた。

あの当時の自分の本心をさらけ出したら、度量が相当大きな人でも、
とても手におえなく、僕の生きる場所は無くなっただろう。
だから、僕は心の内をさらけだす訳にはいかなかった。
ひたすらごまかして耐えた。「魚の死んだような目をしている」と言われた。
とっても頭が悪くなった。外界の認識能力に問題が現れるようになった。

僕の傷はもはや再起が困難な状況にあり、一人暮らしを始めても
状況はほとんど改善しなかった。そして、僕は負けつづけた。

もちろん、テレビだけが原因ではここまでの状況にはならない。
だが、テレビは最重要のメディアだ。他のあらゆる生活に波及するものだ。
その影響は、実体験がある者にしかとても分からないであろう深刻さだった。

人のやることにケチをつけたり、命令をするのが当たり前だと考え疑問を持たず、
やりたいことをする自由はやるべきことを行うのと引きかえとして
契約取引によって与えることでもって、ようやく許せるものであるとする親の考えの影響はそれに追い討ちをかけた。

親は僕に対していつも、弟のことを「信用できない」と言っていた。
契約不履行を許さないため厳しく管理しなければならないと思い込んでいた。
田舎出身の中産階級の庶民でありながら、エリート気取りであったために、
与えられる自由にも制限がついた。テレビを見せないのもその中の一つだった。

弟は苦しんでいる。だが僕のように器用に表面だけ取り繕ってごまかすことと、
それを長年続けることによる精神の衰弱を理解しない彼には、
僕の苦しみはなかなか理解できないようである。
悪い文化を一部取り入れてしまっているため、僕は彼をも今のうちは拒否せざるをえない。
お互いのこの問題の解決には時が必要なのだ。
今は話し合っても話がよじれて悪い方向に進んでしまう。

なお、僕は、テレビのほかにもうひとつ人並みにやっていなかったことである
筋力トレーニングをしている。だいぶ習慣となってきている。
体がデカイために、体力測定ではそれなりに結果を出せてしまうのがよくない。
実際には地道な筋力トレーニングがないために、特に上半身の筋力は極めて貧弱で、
心肺機能、内臓がなんとも弱々しい。
精神と肉体との連関を思うとき、私が今まで筋トレを十分しなかったのは大変な間違いだったと思うし、
一方、それは精神の問題のためにできなかったとも言いうるといいわけしたい。
ある種の精神的な絶望感は、肉体の運動に深刻な影響を与えるのである。
いわば、力が入らなくなり、運動に耐えられなくなる。
精神的に何らかの傷があるような印象がある人が、みな筋力的にも貧弱な印象があるのはそのためだ。

疑似体験の充実による精神の安定、自分をさらけ出しての人付き合いの力の向上、
自分で考えて行動する活力が少しずつ漲っていることが、
自分の筋トレの習慣化にもつながってきている。

ここ1年半ほど、僕は10年前に体験しておくべきことをいまさら体験しているという考えによく囚われていた。
だが、最近やっていることは、もっと古く、15年前にやるようなことをいまさら行っているというような気がしはじめている。

僕の中には6歳児が居て、よく顔を出してくる。会社にいるときでさえだ。
6歳の頃から、一度も必要なものが与えられずに成長する機会をもてないまま
今まで来てしまっているなにかがある。
だから、15年前からさらにさかのぼり20年前の自分に必要なはずだったものをみつけ
甘えか何かはわからないが、自分の中の6歳児を満足させて、もう顔を出さないようにさせなければならない。
そのとききっと、僕はようやく人並みに生きている実感をもち、
過去を切り捨てなければ耐えられない状態を抜け出して、
人と長く付き合えるようになれるだろうと信じている。

609727 journal

tristanの日記: 評論とは

日記 by tristan

評論活動は、自分の感じていることや考えていることを世界中の誰よりも的確に言い当てたいという欲求に根ざしていると思える。
そのための言葉の重ね方、隠喩や暗喩の使い方、概念操作の方法にはさまざまなものがある。高い技術を持ち、確固たる深みをもった自分の世界を築きあげている一流の人から、切り開かれた技をおすそわけしてもらい自分なりの表現を試みる素人までさまざまだ。
だが、各人は置き換えのきかぬ個性をもち、各人にとっての最高の表現は各人なりに持っている。そのため評論活動は朽ちぬ。ただ、評論世界を深く深く切り開きつづける特殊な天才がいることは、それとはまた少し別のことだ。評論には技術が要る。匠は未知の世界が驚くべきほど広く残されている評論空間を切り開く。新しい手を開発する。
素人の評論とほんもののプロの評論には、もしかしたら将棋の素人と一流のプロくらいの差があるのかもしれない。私は、今はその技術を一つ一つ学んでいる。全ての表現に驚き、考え身に付けようとこころがけている。これは、とても快い汗をかく鍛錬である。

614602 journal

tristanの日記: 目標

日記 by tristan
自分を俎上に載せて自分の感じていることを全身で表現する 自分のことだけじゃなくてみんながどう感じているかを常に想像する みんなの話に自分を乗せる 気持ちよい楽しさを共有する 情報を共有する 楽しい夢を共有する そして自分のほこりっぽさを払い ネガティブなマインドを消し去り 甘えた知識不足、技術不足を消す 感覚が鈍っていては感じることができない ぼくはこういう自分の目標に比べた自分のダメさに いやになるけれども 成長は矛盾を本質的にはらむもの
619870 journal

tristanの日記: これって大発見?!

日記 by tristan

最近周りの女の子がみんな可愛くなった気がする。理由を考えたが、夏だから肌につやが出てきた。のもあるかもしれんが、一番の理由はきっと、僕自身が昔よりイケてるようになったからだと思った。これって、なにげにすごい発見かもと寝床で考えてた。かっこいい男の前では女はきれいになるのだ。逆はない。だから、かっこよくなると、世界が変わるはずなのだ。

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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