ttの日記: シリコン化する世界 4
というのはどうでもよく。
キーボードとマウスはどうせ今使っている奴を繋ぎかえるから、ゴミが減るように「なし」を選びたいんだけど、EPSONとかと違ってDELLは「なし」が選べない。ということで、いっちばん安いキーボードとマウスを選んだ(というかデフォルト選択状態になっていたのをそのままにした)。
と、ついてきたマウスは光学マウスであった。
色々な通販サイトとかを見てても、いまや力学マウス…じゃなくて、ボール式のマウスを見ることは非常にまれなのだけど。DELLのサイトではボール式も選べるが、もはや光学式の方が安いということである。
まあ、当然といえば当然である。かつてはメカニカルなカセットテープの携帯音楽再生機の方が安かったが、CDとなり、MDとなり、いまや完全シリコン式となった。ボールとエンコーダよりレーザー発信・受信機の方が安くなったということなのだろう。
一番安いといっても、光学式マウスが出た当時のように真っ白の机の上とかでも問題なく使えるし、勝手にポインタが細かく揺れるようなこともない。いや、まだ時々起きるのだけど、これぐらい安定しているのであれば、ボール式マウスの軸受けが汚れたりしたときのメンテナンスを考えれば十分許せるなと判断した。
ということで、繋ごうと思っていた古いボール式マウスは「予備機」としてしまうことに。
そんなこんなで、キーボードのダメさ加減に驚くと共に、マウスの進歩に感動した。 冷静に考えれば当たり前のことながら、どんどんとシリコン化していく世界を実感したのであった。
しかし、デスクトップマシンなんて会社で4年に一度程度しか買い換えないので、どうしても時代にに取り残されている感が出てしまうなぁ。うーん。
シリコン化 (スコア:1)
キーボードはどういうテクノロジーでメカレス化されるのでしょうね。
試しに考えてみるのも面白いと思います。
Re:シリコン化 (スコア:1)
> キーボードはどういうテクノロジーでメカレス化されるのでしょうね。
究極はバーチャルキーボード [srad.jp]でしょう。もう会社が無くなっちゃいましたけど [impress.co.jp]…
SFではタッチパネルなんかがキーボードになるのが多いですけど、iPadなんかはそのままそういうSF的入力デバイスの世界に入っちゃってる感じですね。(スタートレックあたりでiPadが出てきても全然違和感なさそうだし)
でも、実用上「キートップ(押す感触=操作のフィードバック)が無い」キーボードは使いづらいので、そのあたりがなんとかなるまでは「タッチパネルを使ったキーボード」みたいなメカレスなものは主流にはならなさそう…
メカレスではないですが、RealForceのような静電容量スイッチなんかはシリコン化の第一歩ですね。
機械構造的にはメンブレンより単純だし、数が出るなら十分安くなる余地があるという点では、光学マウスと似たような立場かも。
まだまだ価格が一桁以上違いますけど、そもそもあれだけの数の静電容量スイッチ(=検出回路)が組めるというあたり、技術の進歩はすごいなーと思ってしまいます。
Re: (スコア:0)
# 打鍵の認識は"バーチャルキーボード"の方式のほうが簡単か。
今思いついただけです。ごめんなさい。
Re:シリコン化 (スコア:2)
キーボードの物理ボタンと同じ精度でタッチパネルとか画像認識とかが実現できる未来は余り想像できないのですが(←おっさんなだけ?)、 現行テクノロジの精度でも、指10本使えるFlick入力とかをうまく実装して、キーボードと同じぐらいの時間かけて練習すれば、 物理キーボードに対抗できるぐらいの速度が実現できるんじゃないかと思ってたりもします。
まあ、今の自分がキーボードを比較的自由にタイプできるのは小学生のときから30年もタイプし続けているからで、 そういうニューテクノロジーが出てきても、(キーボードと完全互換でないならば)うまく使えないのでしょうけど…
#ああなんというオールドタイプ
-- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!