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xapの日記: さくぶんをかくこと。 30

日記 by xap

唐突に思い出した出来事。

小学校の頃の話。
貧乏だった実家には、漫画とか本とか、そういったものが少なく、読み物といえば、新聞か辞書か、貧乏なのにナゼかあった「アポロ大百科」だった。
そんな環境で、ナゼか小さいころから本が好きだった俺は、必然的にこの3種のどれかを読んでいた。
が、新聞は難しい漢字ばっかで、たいして面白い事も書いてないので、大抵は辞書かアポロ。とはいえ、アポロも無駄にでかくて、腕力のない子供には、いちいち棚から出したりするのも面倒で、必然的に辞書ばかり読んでいた。

お気に入りは国語辞典とことわざ辞典だった。
そんなわけで、小学校に入るまでに読み書き、辞書の引き方とある程度の漢字の読み書きは出来ていたような気がする。
近所のヒトたちや、保育園の先生、親も皆が「この子はすごい」等と言ってくれる為、とっても気持ちが良かった。
まあ、子供の頃には誰にでもある、プチ神童体験だ。

小学校に入っても、読んだり書いたりが大好きで、特に、小学1年~2年の頃は、詩や作文をよく書いていた。
毎日提出する事になっていた日記にそれらを書いていたのだが、その時の担任のヨシダ先生が、いつも花丸と楽しいコメントを添えてくれ、それが嬉しくて、更に書くというイイ感じのスパイラルを形成していた。

お陰で、この頃は学校や県等で行われる作文コンクールみたいなものに、よく出品され、何度か賞も貰ってたりしてた。
でも、賞で貰う金色の紙とか賞状よりも、ヨシダ先生から添えられるコメントの方が、何倍も嬉しかった。

小学2年の頃、親が建てた念願のマイホームというやつに引っ越す事になった。
そのマイホームは、それまで住んでいた貸家から、すこし離れたところにあり、学区も変わってしまう。
ヨシダ先生とも、保育園の頃から一緒だったヒデキ君とも、お別れだという事がヒドく悲しかった。
先生は、俺の日記の最後に「毎日、楽しい日記をありがとう。新しい学校でも、楽しい日記を書いてね。  ヨシダ」と書かれていた。
帰り道、線路の下を通る地下道でそれを読んで、シクシクと泣いた。

新しい学校は、なかなか、馴染めなかった。
そもそも、転校した日が遠足の日だったのが、ケチのつきはじめだった。
「お前、遠足だから、今日転校してきたんだろう」とか意味不明なイヤミを言われる。
しらねーよ、つーか、今日行くところ、前の学校で行ったばっかりなんだよ!んなもん、行きたくもねぇっつうの!とか言い返したら、今度はやたらハリキリな学級委員長まで出てきて、なんやかやとツマらん正論ばかりを言ってくる始末。
「うるせーよ、ジャイアント馬場!」とかなんとか言ったら、泣き出してしまい、結局、クラス全員を敵に回してしまった。

担任のササヅカ先生も、ヨシダ先生とは大違いで、いつも眉間にシワを寄せて、ヒステリックに怒ってばっかりいるようなヒトだった。
一度、ササヅカ先生が給食の余ったご飯をオニギリにして、数人に配ったのだが、そのオニギリから、化粧品だか香水の匂いがプンプンで、気持ち悪くなり吐き出してしまった。
それ以来、何かにつけ、俺はササヅカ先生から疎まれる存在になってしまった。

その学校でも、毎日、日記の提出があった為、ここは腕の見せ所とばかりに、ガンガン書いた。
が、返ってくる日記には、担任のササヅカ先生の判子が押してあるだけで、花丸もコメントも無かった。
いくら書いても、どんなに書いても、無表情な判子しか返ってこなかった。

ある日の国語の時間、ササヅカ先生は、おもむろに黒板に何かを書き出した。
はじめは何を書いているのか判らなかった。他の生徒も、皆、一様に首をかしげていた。
が、暫くして俺だけが、何を書かれているか気づいた。

どうやら、それは、俺の日記らしかった。
とうとう、この先生も俺の日記に凄さに気づいたかな、とワクワクして見守った。
ササヅカ先生は、黒板に書き終えると、こう言った
「これは、ある人の日記です。この文には悪い点が沢山あります。今日の授業は、皆さんでこの日記の悪い点を直していきましょう。」
Σ(゚Д゚;)

その日の授業は、まさに針のムシロだった。
同級生は、誰の日記かも知らないので、容赦なくドッカンドッカン問題点を指摘する。
ササヅカ先生も、おかしな言い回し等を見つけては、冗談交じりに指摘する。
俺ひとりが、何も言えずに黒板にかかれた日記が校正されていく様を見ていた。

その日から、俺は日記には作文も詩も書かなくなった。
皆に、あれだけ指摘されるようなものを、今まで得意げに書いていたかと思うと、恥ずかしくて書く気になれなかった。
本当は日記自体提出したくはなかったが、提出しないと怒られるので、毎日「今日は○○があった。楽しかった。」程度の事だけを書いて過ごした。
何を書いても、無表情な判子しか返ってこなかったから、日記はどんどんテキトーになった。

そのうち、そんな無意味な日記の提出も億劫になり、文を書く事自体が嫌いになった。
4年生くらいから、日記提出の義務もなくなり、それ以来、文を書く機会は殆ど無くなった。

あの一件で、自分には作文する能力が無い事を嫌と言うほど思い知らされたので、たまに読書感想文やら作文やらを書かされると、非常に苦痛だった。
自分の書いたものが、たとえ先生であれ、誰かに読まれると考えただけでも恐ろしく恥ずかしかった。

結局、それ以降、個人的に文章を書く事はあっても、他人に自分の文章を見せるという行為は、(三日坊主で転々としたBlogを除けば)スラドで日記をつけるまで無かった。
というか、小学校のあの一件から文を書くことに抵抗を持ったのかも知れないという事さえ、考えもしなかった。
ここで、なぜ日記をつける気になったのか、自分でも判らん。
多分、バイオリズムと、星の巡りと、月の引力と、気の迷いがイイ感じにフィットしたからかもしれん。

同人活動でも絵しか描かなかったし、家でも日記なんか書いた事が無い。
だから、同人仲間も、奥さんも、俺がここでこんな事書いてると知ったら、多分驚くだろうと思う。

息子も娘も、辞書を見るのが大好きで、字を書くのも絵を描くのも好きらしく、毎日大量の「チラシの裏」が消費される様を、奥さんが「いったい誰に似たんだろう」なんて首をかしげるのを見て、この前、唐突に思い出した事だった。

せめて、子供の才能の芽は摘まない親になりたいなあ、なんて事を思った。

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  • 才能は (スコア:4, すばらしい洞察)

    by mirus-mulier (27996) on 2006年05月26日 18時12分 (#947400) 日記
    枯れない。
    枯れることを知らないから、才能という。

    と、私は思っているので、なるほどな経歴(?)を見ても悲しくはなるけれど、驚きはしません。

    #ササヅカ先生とやらを絞めたいものですな。ン年前に戻って。

    xapさんの才能の芽は、一見摘まれてしまったように見えるけれど、どっこいオイラは生きている、とばかりに新芽を伸ばし、蕾をつけ、ほろほろと花開いているではありませんか。

    書くことというのは、摘めども摘めども繁茂する雑草のような能力なのです。
    プロの作家が書けなくなるのは、才能が枯れるからではありません。
    アイデアが出てこなくなるからです。
    言霊を待たずに書き散らして、無駄に消耗するからです。

    書き散らして(と見えるだけでしょうけれど)消耗しない(としか見えない)某SF作家がいますが、書かずにはいられないことがよく判ります。

    xapさんも同じなのではないかと思いますよ。
    いや、あんなパワーがあったらプロになっているでしょうけれど、そこには書くことへの欲求とか欲望も加味されますから一緒にはできませんけれど。
    枯れないものを持っていることは確かです。
    本がないから辞書を読んでいたという事実だけで検証終わり!ですよ。

    で、xapさんの必要以上に繰り返す謙遜は、過去の苦い体験に基づくものなわけですね。
    それは、ゆっくり修復されなければなりません。

    ササヅカ先生がしたことは「個性」への攻撃でしかないのです(痛いけれどね)。
    ササヅカ先生のしたことは間違いです。
    まだ幼い児童であったxapさんを傷つけはしましたが、枯らすことはできなかったのは、xapさんが今書いているものを読めばよく判ります。

    xapさんの書くものに、気持ちの悪いひっかかりがないこと。
    的確な言葉の選択。
    ときに爆笑を誘うセンス。
    ストーリーの運びの巧みさ。
    日常を切り取る角度の微妙な上手さ。
    これらは、他人が真似をしようとしてもできないことなのです。

    似た口調なら使えるでしょう。
    でも視点までは真似できません。
    事実や現実を、飄々としかも微かに辛口に切り取っていく手腕は、かなりのものですよ。

    <font size="8">あなたは凄い!!!</font>

    #私の言葉でどこまで信用があるのかは判らないけれど、万分の一でも心が軽くなれば(^^)
    --
    --------
    溶解する妖怪
    • >必要以上に繰り返す謙遜は
      いや、本気で謙遜とかしてるツモリはないんですよ。
      いやマジで、マジで。

      >気持ちの悪いひっかかりがないこと。
      >的確な言葉の選択。
      >ときに爆笑を誘うセンス。
      >ストーリーの運びの巧みさ。
      >日常を切り取る角度の微妙な上手さ。

      いやん。増長しちゃうぞっ。
      って、上記の点はみな、俺の目指すとこでもあるんで、素直に嬉しいです。はい。
      --
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      親コメント
    • 私もmirus-mulierさんの意見に賛成、共感します。 て、いうかmirus-mulierさんがこれほど分析的な文章力を持っているというところにびっくりしました。miris-mulierさんは、分析的でありかつ叙情表現にも長けてらっしゃるのですね。

      >枯れることを知らないから、才能という。

      だと思うんですが、わたしは、「前夜」を書いて、約20年間、何も書けませんでした。何も浮かんでこなかったのです。ここ数年はずうっと英語で書いていますが、今またちょっと軽いスランプです。毎日10本ずつ書けばちょっともう書くことなくなったかなって感じです。やはり無尽蔵というわけにはいきませんねぇ。

      --
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      親コメント
      • by mirus-mulier (27996) on 2006年05月27日 1時01分 (#947783) 日記
        >て、いうかmirus-mulierさんがこれほど分析的な文章力を持っているというところにびっくりしました。miris-mulierさんは、分析的でありかつ叙情表現にも長けてらっしゃるのですね。

        いやん。増長しちゃうぞっ<どかばき
        いやいやいやいや。赤面してます。
        あー、びっくりした(滝汗

        いつもではないのですが、たまにスイッチが入ると多少まともな文章が書けるようです。
        後で読み返して「凄いな!わたし」と思うことも多々あります(アブナイ人ぢゃないですよ~)

        才能はねぇ。。。。
        欲しいものリストの一番最初に書いてありますよ。ええ。

        私は半端に書き散らしていて、やはり約20年ほど書けませんでした。
        紙の日記帳が作品帳でしたが、それも書けなくて行き所がなくなっていました。
        たまたまmixiで散文詩を書いている方がいて、感覚が似ていたのでスタイルを真似て書いてみたら書けたのです。
        それからは、怒涛の如くとはいきませんが、ぼちぼち書けるようになりました。

        >毎日10本ずつ書けばちょっともう書くことなくなったかなって感じです。やはり無尽蔵というわけにはいきませんねぇ。

        毎日10本は書けません(汗
        作品としてでしたら、10日に1本くらいですよ(^^;)
        あとは、だらだら書いている日記と、たまに思い出してブログの更新をするくらいです。
        スラドでネタを拾ってmixiで書いていたりするちゃっかり者なので、あんまり才能は関係ないかもしれません(^^ゞ

        ただ、なんでもかんでも日記のネタになるかどうか吟味している自分を発見して苦笑の連続ですが。。。
        --
        --------
        溶解する妖怪
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  • 最悪な教師デスネ………………
    児童の日記を無断で黒板に書いて公表するなんて、今なら著作権侵害で訴えられますよ!!(違

    ちなみに、私は文章書くのは凄く苦手でした。
    特に小学校時代は、国語のテストなんて大嫌いで…
    「国語に100%の正解はありません」とかいいつつ、○と×がつくなんて、オトナの世界は何て恐ろしいんだと思いました。(違
    • >「国語に100%の正解はありません」とかいいつつ、○と×がつくなんて、オトナの世界は何て恐ろしいんだと思いました。(違

      うちの奥さんが、国語嫌いで、よくそんな事言ってます。
      「読み手の受け取り方で変わるのに、どうして読解力のテストが存在するんだ」と。

      確かに、言いえて妙ですね。
      --
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      • by mirus-mulier (27996) on 2006年05月27日 0時44分 (#947775) 日記
        読解力に特化すると。

        その文章には「何」が書いてあるか。

        ということなんですけれどねぇ。

        #読み間違えるはずがないと思うのは、国語しかできなかった元生徒の思い込み?(ナンチャッテ
        ##投石禁止継続中!
        --
        --------
        溶解する妖怪
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        • by Anonymous Coward
          ある小説の一部分を引用して「傍線部で作者の言いたかったことを次から選べ」という問題で、
          その小説の作者自身が「選択肢には私の意図していたものはない」って述べているエッセイがありますよ。

  • 麦は、生えてきたばかりの芽を踏むことにより、その成長をより一層促されるのだそうです。

    xap さんは、ヨシダ先生により芽生え、ササヅカ先生により踏まれ、その結果としてより一層その才能を育まれ、今まさに大輪の華開く時が来た、と好意的に解釈しておきましょう。
    成功よりも失敗が、順調よりも逆境が、安楽よりも苦労が、より一層の成長を促し、明日への糧となる良い例だと思います。

    # まぁ、実際のところササヅカ先生は反面教師以外のナニモノでもありませんが。
    ## あ!これだけは言わせて欲しい!!「お~いササヅカ、廊下に立ってろ~(©苺ましまろ)」
    --
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    • >成功よりも失敗が、順調よりも逆境が、安楽よりも苦労が、より一層の成長を促し、明日への糧となる良い例だと思います。

      「我々を殺さないものは、我々を強くする。」というやつですかね。
      お陰で無駄に耐性がついて、あやうくMになr(自主規制
      --
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      • 「艱難汝を珠にす」
        といったところでしょうか。
        > 「我々を殺さないものは、我々を強くする。」というやつですかね。
        む。
        良い言葉ですね。
        この逆境ナインで採用されそうな、魂に炎を灯す名台詞のようなものは Google, Yahoo!, goo, Fresheye, Excite の何れで検索しても出てきませんでしたが、出典を伝授願えますか?
        --
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        • >出典を伝授願えますか?

          自分も見たのは、確か「イエスの遺伝子」という小説だったのですが、多分、元ネタがあったハズ・・・ということで調べてみたら、どうやら、
          ニーチェの「偶像の黄昏」らしいです。 [dti.ne.jp]
          (上記リンクのwi41参照)

          自分も、かなりぐっときた一文です。
          --
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          • めちゃめちゃ反響を呼んでいますね、この日記エントリ(笑
            > 自分も見たのは、確か「イエスの遺伝子」という小説だったのですが、多分、元ネタがあったハズ・・・ということで調べてみたら、どうやら、
            > ニーチェの「偶像の黄昏」らしいです。
            御教示ありがとうございます。
            「我々」ではなく「私」だったのですか。
            いや「私」のほうで Google っても三件しかヒットしませんでしたが(苦笑

            興味を引かれたので、「イエスの遺伝子」「偶像の黄昏」、両方読んでみようかなリストにインプットされました。
            # Amazon のカートに突っ込んだだけともいう (^^;
            --
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            • >めちゃめちゃ反響を呼んでいますね、この日記エントリ(笑

              ええ、もう、びっくりですよ。
              ちょっとした思い出し系のエントリのつもりだったのですが、いろんな方の意見が貰えて嬉しい限りです。

              >興味を引かれたので、「イエスの遺伝子」「偶像の黄昏」、両方読んでみようかなリストにインプットされました。

              うろ覚えなんで、「イエスの遺伝子」に書かれてなかったらすいませんです。
              でも、なかなか破天荒でおもしろい話ですよww
              特に「マリア・ベナリアク」っていうキャラが、もう、濃すぎ。

              「イエスの遺伝子」はハードカバー本ですが、某ダヴィンチ云々の人気で「メサイア・コード」とかいう名前に改題されて文庫本でも出てます。
              ま、それを知ったときは「柳の下のドジョウ狙うような三流な真似するなよ!」と一人プンスカしてたんですがww

              つうか、何なら、貸しまっせ?
              --
              ※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
              親コメント
              • > ええ、もう、びっくりですよ。
                > ちょっとした思い出し系のエントリのつもりだったのですが、いろんな方の意見が貰えて嬉しい限りです。
                それだけ xap さんの文才があるということです。
                故事に曰く、「咳唾珠を成す」というヤツでしょう。
                > うろ覚えなんで、「イエスの遺伝子」に書かれてなかったらすいませんです。
                いえいえ、件の文言が見たいというわけではなく、書評等を読んでいたら面白そうだと思ったまでですから。
                > 「イエスの遺伝子」はハードカバー本ですが、某ダヴィンチ云々の人気で「メサイア・コード」とかいう名前に改題されて文庫本でも出てます。
                > ま、それを知ったときは「柳の下のドジョウ狙うような三流な真似するなよ!」と一人プンスカしてたんですがww
                おろ?普通に「イエスの遺伝子」という題名のまま文庫版が [amazon.co.jp] [amazon.co.jp]巻で出てますが…
                「メサイア・コード」っと…こっちも文庫版で [amazon.co.jp] [amazon.co.jp]巻ですが、版元が違いますね。
                徳間版文庫が 2000 年でハヤカワが 2005 年ですから、版権を移動する際に改題したんでしょう。
                > つうか、何なら、貸しまっせ?
                いえいえ、自費で購入し読破してこそ批評する権利が発生するというものです(とかゆ
                --
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              • >徳間版文庫が 2000 年でハヤカワが 2005 年ですから、版権を移動する際に改題したんでしょう。

                むむう!そういう事でしたか。

                >いえいえ、自費で購入し読破してこそ批評する権利が

                確かに。
                俺も、あんだけMOTHER3酷評しといて、「実はエミュでプレイしてましたー。てへ。」とか言ったら、避難轟々だろうしなーww
                というわけで、もし「イエスの~」を購入して、読んで、つまんなかったらごめんなさい。てへ。

                --
                ※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
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              • > というわけで、もし「イエスの~」を購入して、読んで、つまんなかったらごめんなさい。てへ。
                いえいえ、お気になさらず。
                興味を引かれた理由が xap さんのコメントだったというだけで、そのへんは自己責任・自己管理ということで。
                xap さんの好みと私の好みがどれだけ一致しているか、というのも関わってきますし。

                もし、面白くなかったら、「イエスの遺伝子」そのものを酷評するだけですから(とかゆ
                --
                mobile ID portable_NoGood [slashdot.jp] 併用中
                親コメント
  • いつも拝見して、まあなんと長文がうまく書ける人がいるもんだ、といつも感心していたのです。しかし、思い出すのも嫌になる経験もされていたのですね。xapさんの中では、うまく消化できていますか?多分、できているのでしょう。/.Jの日記が、それを証明しています。

    ところで僕は、長文を書くのが苦手です。書いていると起承転結なんてダンダンと無くなって、意味不明な言葉の羅列になってくるからです。

    ま、原因は分かっているんです。中学のときに、生徒会長だった僕は、毎週、全校生徒の前であいさつをしなければなりませんでした。しかし、自分の発表する文章は、毎回すべて生徒会の先生に赤入れされてしまい、自分の発表したい物とはまるで異なってしまった経験があるからです。

    おかげさまで、今では、すっかり味も素っ気もない文章を書くのが上手になってしまいましたよ。

    --
    苦じゃ楽じゃ。どうじゃこうじゃと言うが愚かじゃ。
    • >書いていると起承転結なんてダンダンと無くなって、意味不明な言葉の羅列になってくるからです。

      自分も、それは日常茶飯事でありますww
      たまに、途中で主論が逆転しちゃう事もしばしばです。

      書いてるうちに、違う話が浮かんできて、そっちに頭が行って、さっきまで書いてたものを破棄しちゃうことなんてのもよくあります;;

      --
      ※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
      親コメント
  • 事実だとしたら結果的には不運だったですね。いい先生に巡り合っていたらもっと才能が開花していたでしょう。

    私はxapさんの文いつも読ませていただいてますが、あきらかにあなたにはいわゆる文才ありますね。構成力というかもってうまれたものがあります。これはだれにもあるものではない。ま、過去のそういうことはあったにせよ、「人生は解釈」ですよ。なんでもいい方にとる。その先生は文学の厳しさを教えてくれたと思えば。

    --
    Ancient Greek Philosophers -18c Enlightenment Thinkers -Slashdotters
  • by Anonymous Coward on 2006年05月27日 5時13分 (#947850)
    /.JにACタレコミしてみてください。
    そのときの「同級生は、誰の日記かも知らないので、容赦なくドッカンドッカン問題点を指摘する。」が再現されます。

    例えばタレコミ文に「SONY」が一言でも入っているACタレコミだと
     「タレコミ人はSONYのGKでしょう?イメージ戦略ですか?ww」
    とかいう憶測コメントが「興味深い」+4されたり、
    科学関連のACタレコミだと
     「タレコミ文間違っているよ。タレコミ人分かってないんじゃないの?ww」
    の一言コメント(で、何がどう間違っているのか指摘しない)に「参考になる」+4されたりします。

    #というわけでAC.
    • >例えばタレコミ文に「SONY」が一言でも入っているACタレコミだと
      >「タレコミ人はSONYのGKでしょう?イメージ戦略ですか?ww」
      まあ、そのへんは/.jじゃなくても、某匿名掲示板等でも似たような現象が見れますね。

      とかく、人は顔の見えない(イメージできない)相手や無関係な人間には厳しいものですから。
      --
      ※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年05月27日 6時14分 (#947857)
    ~今より輝こうとする子供たちの光を奪い去ることは許さん~
    「北斗の拳」よりシュウ

    最近、子供が命を奪われるという事件が相次いでます。
    xapさんの日記エントリとは関係なく考えていた事があって、
    そういう事件を起こす人間は、自身が子供時代に愛された記憶がない
    (トラウマになるほど積極的に憎まれ、嗜虐されるのではなく放置される系)
    逆に、耐え難い悲しみに直面して、それを自分の中で消化した経験がないので
    子供の痛みを思いやる感受性が育まれなかったのだろうと。
    そういう意味で、「精神面では子供のまま」なんだと。

    ササヅカ先生も、きっとそういう人だったのではないかと。
    「野生の感受性を垂れ流し」のxapさんの扱いがわからなかった。
    おそらく、教科書的なルールに従えば悪文というのは事実だった。
    そこで、教材として、反面教師として、引用する事で処理を計った。
    成果物を、教科書的正解の枠内でしか評価できないのは先生に比較的多い「賢者の壁」。
    しかし、悪例として持ち出される傷の深さなんて、学校システムから卒業できない、
    学校システムで優秀な道を歩いてきた先生には解らない、それが諸悪の根本なんだな。
    #ヤンキー先生が信頼されていたのは、そういう哀しみを知ってるという期待でしょう。

    「叱られて学ぶ」だけでなく、「褒めて伸ばす」という事を経験するバランスの崩壊。
    先生の生産システムにおいては後者が圧倒的に足りない人材が素材になっている。
    叱られた経験がなく、ワガママな理由で犯行を行う犯罪者と隣り合っていて、
    少子化にともなう職場の減少で、「賢者でないと先生になれない」という
    採用方針は強化されつつあるし、教科書的つめこみを再評価する動きも強い、
    となるとxapさんのように先生の理解キャパを超えた生徒は学校が辛くなりそうです。

    「ゆとり教育の推奨」とか「つめこみ教育の否定」というのは、
    本来はそういう評価の限界に、個人差を考慮してゆとりを持たせてあげよう
    という理念だったはずなんだけど、一律平等にノルマを減らすという方法で
    実施したから、エリートを探しにくくなったという事だろう。
    おっと脱線。

    まあ、「子供の才能の芽は摘まない親になりたい」という願いを持つきっかけに転化、
    経験として消化できた事は良かったなあと思うわけです。

    徹夜あけなので、ざっと読み返しても文書が変だが、投稿しちゃうよ。
    • >~今より輝こうとする子供たちの光を奪い去ることは許さん~
      >「北斗の拳」よりシュウ

      あー、熱いなー、いいなあ「北斗の拳」は。
      「熱いぜ熱いぜ熱くて死ぬぜ!」とか名台詞ですよね(違)

      >xapさんのように先生の理解キャパを超えた生徒は

      単に、キテレツなだけという噂が・・・
      --
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      親コメント
  • 林(仮名というか忘れた)先生はわたしに目をかけていて、誘導尋問してわたしの心からは全く湧き出してこない叙情的記述を書き加えさせるという指導?をしていました。
    覚えているのは母の日の作文を提出した後「あなたの好きな食べ物はなに?」「マカロニサラダです」「お母さんはよくマカロニサラダを作ってくれるでしょう?……」てな感じで。
    コンクールで入選することもたびたびでしたが、自分の作文ではないよなあ、でもまあいいか、と思っていました。
    当然もともと才能ないし全然伸びませんでしたとも。今考えると指導でなく捏造ですね。
    --
    ヽ( )`ω´( )ノ
  • by Anonymous Coward on 2006年05月26日 18時13分 (#947404)
    駄目教師の典型ですな。
    大人社会では負けるから子供社会での王になるために教師になったとか。

    ひどさを増すのは、子供はこういう斜に構えた見方ができないということ。
    #斜に構えた小学生とか、それはそれで問題な気モス
    • >子供はこういう斜に構えた見方ができないということ。

      今も、多少居るのかもしれないですが、昔はもっと閉鎖性が強かった上に、教師はある種、神聖なものという概念が強かったですからねぇ。
      親に言えば良かったのかもしれませんが、親に言うこと自体、ためらわれたし、言っても何ともならん気がしてました。

      子供には、大人であっても間違ってる人は居る、という事も知ってほしいとこですね。
      --
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