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日記

yasuchiyoの日記: ひっそり法修正

日記 by yasuchiyo

元々、プライバシー・インターナショナルという団体が英国のGCHQがやってる諜報活動はやり過ぎだとして訴訟を起こした。そしたら、根拠の一つとして挙げていたComputer Misuse Actがいつの間にか改正されていた。何を言ってるのかわk(以下略)って流れになったってことか。

まず、訴訟を起こしたのが2014年5月初頭。
そしたら2014年6月24日に改正法案が提示され、Serious Crime Bill 2015の扱いで2015年3月3日に成立、同5月3日に施行となった。
一方で2015年2月6日、この団体が出していた質問状への政府からの回答が届いたが、自由記述形式だったのに成立が1か月後に迫ったこの法改正については何も書かれていなかった。
で、改正されたことを知らされたのは出廷の前日だったと。
ここまではまぁ事実とみてよいだろう。

「気付かれないように」という点については、直接関連する省庁との意見交換は行われたものの外郭団体とか市民に向けた情報公開はなく、プライバシー影響評価も公表されていないとのこと。
いわゆるパブコメは必要かどうか、この団体は必要だと考えそれがなされてないと主張していることは理解できる。
ただ、提訴されている以上、この改正との関係を聞かれたら政府として肯定も否定もしないのは当たり前だろう。その問い自体がナンセンスだと思う。

「議会で正式に審議されないまま」という点については、最初に法案を提示するところから全く表に出すことなく法律を制定することって、本当に可能なんだろうか。
今回の場合考えられるのは、Serious Crime Bill 2015と称してひとまとめにした中の一部として個別の内容をろくに吟味しないまま成立させたってことか(こちらのACさんの意見はたぶんそういうこと?)
まぁ英国議会の議事録を当たってみないと本当かどうかわからんな。
そこまで調べる気はないけど。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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