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yasuokaさんのトモダチの日記みんなの日記も見てね。 あなたのタレコミがスラドを支えます。さぁ、タレこめ!

12885715 journal
バグ

yasuokaの日記: 「物理学者オズワルド」とは誰なのか 7

日記 by yasuoka

ネットサーフィンしていたところ、『【意外と古い歴史】用紙サイズ「A4とB4」の違いは?そもそもAとBって何?』(しらべぇ、2015年3月28日)という記事に行き当たった。

A判は物理学者オズワルド氏によって提案されたドイツの規格で、そのサイズを日本や各国が採用したもの。面積が1㎡の長方形をA0とし、現在では国際規格サイズとなっています。

以前、「A判の起源」にも書いたとおり、A判を考案したのはFriedrich Wilhelm Ostwaldではない、…と書きかけて、ハタと妙なことに気づいた。この記事にある「物理学者オズワルド」って誰なんだ? Ostwaldは「オストワルト触媒法」や「オストワルト表色系」で有名だけど、「オズワルド」と呼ばれることは無いし、そもそも「物理学者」というよりは「化学者」だぞ。

そう思って、「物理学者オズワルド」をgoogle検索してみたところ、出るわ、出るわ、これとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとか…。ただ、どれもこれも、いわゆる「コピペ臭」満載なので、ネタ元がどこかにある気がして少し探してみたのだが、私(安岡孝一)には見つけきれなかった。「物理学者オズワルド」の初出を見つけた方は、ぜひ、私までお教えいただきたい。

12880622 journal
アニメ・マンガ

yasuokaの日記: アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のタイプライター

日記 by yasuoka

5月27日の日記の読者から、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』宣伝CM冒頭のタイプライターはUnderwood Portableか、という趣旨の御質問をいただいた。違うと思う。確かにキーボードやタイプバスケットやプラテンノブ、あるいは印字アクションは「Underwood Standard Portable Typewriter」の4バンク・モデルそのものなのだが、私(安岡孝一)の見る限り、印字されている文字が違う。Underwood Portableのilはもっと幅広で、willという単語だともう少し横に長くなるはずだ。

ただ、京都アニメーションは、そんなことは百も承知で、あえて、プラテン上の文字をプロポーショナル風にしているのだろう。黒赤ではなく、あえて、黒一色のインクリボンを付けているのも、それがこの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界観なのだろう。原作もまだ途中なのだが、アニメも公開が楽しみだ。

12877249 journal
ハードウェアハック

yasuokaの日記: WILLCOM 03の充電ケーブル 3

日記 by yasuoka

Panasonic Let's NoteのUSBからWILLCOM 03へ充電するのに、これまではPlanex PL-AC5VX-CBLとMiyabix HAWS020SHEIの組み合わせを愛用してきたのだが、少し古くなってきたので買い換えを考えた。ところが、ざっと調べた限りでは、もうMiyabix HAWS020SHEIは手に入らないようだ。そこで、microUSBの4・5ピンがショートするような、他の組み合わせを考えてみることにした。

いくつか試した結果、Sanwa KU-RAA2AD-USB18の組み合わせで、とりあえずは充電できることがわかった。ただ、これだと信号が気になるので、あいだにSSA SUAM-KSAFを挟み、充電側に切り換えておくことで、より安心して充電できる(ように思える)。あるいは、Sanwa KU-RAA2とSSA SMCF-UAFとCRAM UMB010HLという、ちょっとアレゲな組み合わせでも充電できた。この場合も、SSA SUAM-KSAFを挟んだ方が、より安心かもしれない。

ただし、これらはあくまで、私(安岡孝一)の手持ちのLet's Note CF-RZ5で試した結果である。もうWILLCOM 03のユーザは、ほとんどいないように思えるのだが、もし、この日記の読者で充電を試した人がいたら、うまくいったかどうか、ぜひコメントに書いてほしい。

12876666 journal
日記

yasuokaの日記: Diamond Onlineの考える「ワープロのキーボード」の発明者

日記 by yasuoka

『キーボード配列 QWERTYの謎』の読者から、鈴木貴博の『「若者のパソコン離れ」が示唆する恐ろしい未来』(Diamond Online、2016年8月12日)を読んでみてほしい、との御連絡をいただいた。ざっと読んでみたのだが、どこが「恐ろしい未来」なのか私(安岡孝一)には良くわからないというか、現実を踏まえずに適当な妄想を書きなぐっているだけの記事に見える。たとえば、以下の部分。

なにしろワープロのキーボードは不規則な配列をしている。あいうえお順やabc順ならともかく、あの大昔にタイプライターを発明した外国人が、よく使うキーを中央部に、あまり使わないキーを周辺にと設計したのがキーボードの起源なので、40歳になったおじさんに「これからは業務がこうなるので覚えなさい」と言っても無理な状況だった。

「ワープロのキーボード」で「よく使うキーを中央部に、あまり使わないキーを周辺に」だとすると、親指シフト・キーボードのことを言っているのだろうか。しかし、『昭和54年度 情報処理学会第20回全国大会論文集』pp.675-676の「親指シフト・キーボード」を読む限り、開発者は神田泰典・白鳥茂男・中山泰・田中英男・池上良己であり、外国人が発明したものではないように見える。あるいは、親指シフト・キーボードの英文配列はQWERTYなので、「タイプライターを発明した外国人」がChristopher Latham Sholesを指しているとしても、QWERTYは「よく使うキーを中央部に、あまり使わないキーを周辺に」とはなっておらず、さっぱりワケがわからない。

つまり、「入力」という観点で見れば私は時代に完全に取り残されていて、そのためスマホを使いこなせずに、一台余計にタブレット端末という大きな物体を持ち歩いている時代遅れなおじさんになってしまったのだ。

いや、「入力」のみならず、この記事そのものが、すでに時代に取り残されているように思える。まあ、Diamond Onlineそれ自体が、もはや時代に取り残されている、ということなのかもしれないが。

12874366 journal
日本

yasuokaの日記: 韓国の人名用漢字に「日本式漢字」は入っていないのか

日記 by yasuoka

一昨日の日記で引用した韓国MBNのニュース「작명 한자 8100개 제한은 합헌」は、憲法裁判所の審判を以下のように伝えている。

이름에 통상 사용되지 않는 한자를 사용하면 일본식 한자 등 인명에 부적합한 한자가 사용될 가능성이 증가해 자녀의 성장과 복리에 장애요소로 작용할 가능성이 있다

私(安岡孝一)なりに訳すと「名前に通常使われない漢字を使用すると、日本式漢字など人名に不適合な漢字が使われる可能性が増大して、子供の成長と福利に障害要素として作用する可能性がある」ということのようだ。ならば、現時点での韓国の人名用漢字8142字に「日本式漢字」は入っていないのか。以前、『入国管理局正字とその問題点』(東洋学へのコンピュータ利用, 第26回研究セミナー(2015年3月20日), pp.41-151)で作ったデータをもとに、ざっとチェックしてみた。

最初に目にとまるのが「強」(강)である。面白いことに、「强」は別表2(人名用漢字許容字体表)に追い出されており、「強」の方が漢文教育用基礎漢字なのである。ただ、台湾や香港でも「強」が常用字なので、あるいは日本の影響ではなく、台湾や香港の影響かもしれない。

次に目にとまるのが「広」(광)である。どうみても「日本式漢字」なのだが、とりあえず「廣」の許容字体として別表2に収録されている。「権」(권)「徳」(덕)「頼」(뢰)「竜」(룡)「歩」(보)「穂」(수)「柿」(시)「実」(실)「児」(아)「亜」(아)「厳」(엄)「栄」(영)「逸」(일)「姉」(자)「将」(장)「済」(제)「賛」(찬)「讃」(찬)「鉄」(철)「総」(총)「聡」(총)「楕」(타)「豊」(풍)「海」(해)「顕」(현)「恵」(혜)「絵」(회)「勲」(훈)「姫」(희)なども同様である。

「国」(국)については、中国もこの字体を採用しているので、あるいは中国の影響かもしれない。「来」(래)「礼」(례)「万」(만)「宝」(보)「叙」(서)「潜」(잠)「壮」(장)「点」(점)「尽」(진)「学」(학)「号」(호)「会」(회)なども同様である。

微妙なのが「円」(엔)で、「圓」(원)の許容字体ではなく、異なる音の人名用漢字として別表1に収録されている。ある意味、別字意識が進んでいるということだから、必ずしも「日本式漢字」ではなく、韓国で独自の進化を遂げているのかもしれない。

一方、「鼻」(비)は、下の部分を「廾」に作っており、どちらかと言うと「日本式漢字」に近い。漢文教育用基礎漢字は、1972年版では「鼻」を「丌」に作っていたのに、2000年の改正以降この字体を採用しており、どうも理由がよくわからない。

ショッキングなのが「峠」(상)や「笹」(세)で、私の知る限り、どう見ても「日本式漢字」なのに、ハングルの音が付いて韓国の人名用漢字になっている。長い歴史の中で、色々あったのかもしれない。

こう見てくると、韓国の人名用漢字は必ずしも「日本式漢字」を排除しておらず、必要な「日本式漢字」を必要なりに取り込んで来ているように思える。そもそも、韓国の人名用漢字を決めているのは大法院で、今回の審判は憲法裁判所が出したものだから、あるいは大法院と憲法裁判所の間で、微妙に見解の齟齬が生じているのかもしれない。

12873540 journal
日本

yasuokaの日記: 新たな元号にZERO WIDTH JOINERは使えるのか 3

日記 by yasuoka

一昨日の日記に対して、U+200D「ZERO WIDTH JOINER」を使えばいいのではないか、という御意見をいただいた。たとえば「明治」という元号であれば、<U+660E U+200D U+6CBB>とすることで「㍾」を表現しよう、というアイデアだ。まあ、それしか無い気もするのだが、現在UTF-8では「㍾」が3バイトで表現できるのに、それが9バイトにも増えてしまうのは何ともいただけない。

それよりは、すでに組み文字が存在しているような2文字を、元号として定める方がマシな気がする。たとえば「镸久」という元号なら、U+9579に「镹」があるので、わざわざZERO WIDTH JOINERなど使うまでもない。あるいは「金的」という元号でも、U+2B4ABに「𫒫」がある。「才文」という元号なら、ちょっと苦しいがU+6286「抆」で何とかなるだろう。

ただ、JIS X 0213の1-13-62に「镹」を追加した場合、2-91-51との間で重複符号化になってしまう、という問題が存在する。つまり、当該の組み文字が、第1~4水準漢字に含まれている場合には、また新たな問題が起こってしまう、ということだ。ただこれは、ZERO WIDTH JOINERを漢字に対して適用した場合においても、同様に発生しうる問題だと私(安岡孝一)には思えるのだが、さて、どうなんだろう?

12871604 journal
日記

yasuokaの日記: 「人名用漢字による漢字制限は合憲」韓国憲法裁判所が審判 54

日記 by yasuoka

2016年8月7日、韓国憲法裁判所は「人名用漢字による漢字制限」を、合憲6違憲3の裁判官意見により、合憲と審判したことを明らかにした(韓国MBN)。この違憲訴願審判は、出生申告書に書いた「嫪」が子の名づけに認められず、ハングルへの変更を余儀なくされた親が、2015年9月に訴えたもの。「嫪」は、韓国の漢字コードKS X 1027-1には収録されているが、韓国大法院が制定した人名用漢字には含まれていない。

韓国憲法裁判所は、「名前に通常使われない漢字を使用すると、誤字が家族関係登録簿に登載される危険性があり、日本式漢字など人名に不適合な漢字が使われる可能性が増大して、子供の成長と福利に障害要素として作用する可能性がある」として、「人名用漢字による漢字制限は合憲」と判断した。これに加え、「韓国大法院は人名用漢字として8142字を認めており、日本の人名用漢字2998字、あるいは中国の通用規範漢字表8105字と比較しても、決して少なくはない」と指摘した。また、「人名用漢字ではない漢字であっても、出生名それ自体が否定されているのではなく、家族関係登録簿にハングルのみが登載されるだけであって、私的な領域での当該漢字の使用を妨げるものではない」という見解を明らかにした。

なお、日本においても「人名用漢字による漢字制限は合憲」という最高裁決定が出ているものの、個別の漢字については高裁決定による追加が可能である。日本での判例については、私(安岡孝一)の『新しい常用漢字と人名用漢字』(三省堂、2011年3月)を参考にされたい。

12870746 journal
日本

yasuokaの日記: 新たな元号はJIS X 0213に入るのか 6

日記 by yasuoka

いつか遠い未来に新たな元号が決まったとして、それはJIS X 0213に収録されるのか、という趣旨の質問をいただいた。現在、1-13-77「㍾」、1-13-78「㍽」、1-13-79「㍼」、1-13-63「㍻」がJIS X 0213に収録されているので、これに新たな元号が追加されうるのか、という疑問である。私(安岡孝一)個人の意見としては、かなり難しそうだと思う。というのも、これらの『国内実装互換文字』は、以下のような経緯で選定されたからだ(JIS X 0213:2000解説p.511)。

4.4.12 国内実装互換文字 この規格では,過去の資産との互換性を維持するため,国内のパーソナルコンピュータなどで広範に実装されていた1面13区のJIS外字については,非漢字の選定の規準の適用を除外することととし,JIS X 0208と重複しているものを除いた73文字を,面区点位置を保存して採録することとした。
 これらの文字のうち,この規格の非漢字の選定の規準に当てはまらなかったものは,38文字であった。これらは,いずれも,図形文字として十分に同定され,使うために必要な情報が提供されていたと判断されるものであり,実際にある程度広範に利用されていると推定される根拠が認められたことから,互換用であることを明示し,国内実装互換文字として採録することとした。

実際には1-13-62なんかが空いているので、もったいない話ではあるのだが、採録規準を変えるしかないということである。しかも、採録規準を変えたとしても、今度はISO/IEC 10646(というかUnicode)との間の問題が立ちはだかる。U+337E「㍾」、U+337D「㍽」、U+337C「㍼」、U+337B「㍻」とくれば、当然U+337Aが使いたくなるが、U+337Aには「IU」が入っていて、もう使えない。それどころか、U+3300~U+33FFは、すでに完全に埋まってしまっている。どこか別のところを探さなければいけないのだけど、正直、この手の文字は、ISO/IEC 10646に追加収録される可能性が低くなっているのだ。さてさて、どうしよう…。

12867377 journal
日本

yasuokaの日記: Re: 「竓」はいつ公式に「ミリリットル」になったのか

日記 by yasuoka

昨日の日記に関連して、『東洋學藝雜誌』第32卷第403號(大正4年4月) p.260に、「竓」と題する雑報を見つけた。ざっと引用してみよう。

○竓 一立方センチメートルは一リットルの一千分一に當るを以て之を示すに竓の字を用うることは近頃時々散見するところなるが(我が農商務省の度量衡法施行細則にはデシリットルの略字に竕又はDLを用ゐセンチリットルの略字に竰又はCLを用ゐ十分一センチリットル即ち立方センチメートルにはCCのみを用ゐあり)這回改正せられたる英國藥局方に於ては立方センチメートルに代へてミリリットルの語を用ゐ更に之と其の十分一と百分一とを示すにMil, Decimil, Centimil等の稱を以てせり

「近頃時々散見する」というのが、どの程度なのかはわからないのだが、私(安岡孝一)がざっと探した限りでは、農商務省山林局の『林業試驗報告』第11號(大正3年11月)ですら、内田壯「山椒油ニ關スル硏究」という論文では「竓」が何の断りもなく使われている。だとすると、もう少し古い記事や論文を探さないとダメかなぁ…。

12866774 journal
日本

yasuokaの日記: 「竓」はいつ公式に「ミリリットル」になったのか

日記 by yasuoka

思うところあって、「竓」が公式な形で「ミリリットル」として使えるようになったのは、いったいいつのことなのか調べてみた。というのも、中央気象台が明治24年7月に発表した「メートル」法度量衡記號(氣象集誌, 第10年, 第7號, pp.361-362)では、「竰」(センチリットル)や「粍」(ミリメートル)はあるものの、「竓」は無いからだ。また、明治36年12月4日農商務省令第10號「度量衡法施行細則」第4條においても、「ミリリットル」の略字に関する記述は無い。

明治42年6月26日農商務省令第28號「度量衡法施行細則」改正の際には、第29條に『10分ノ1「センチリットル」』の略字として「CC」が現れるものの、「竓」に関する記述はない。私(安岡孝一)が調べた限りで、「竓」が度量衡法関係法規に現れるのは、略字が施行細則から施行令へ格上げになった大正13年5月15日勅令第17號「度量衡法施行令」改正で、第1條ノ2に「ミリリットル」の略字として「ml又ハ竓」が現れる。

しかしながら、これ以前の化学書、たとえば小川正孝『新撰化學實驗法』(開成館, 明治43年2月)では、「竓」が「ミリリットル」として、ごく普通に使われている。うーん、いわゆるデファクトスタンダードだったのかしら?

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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

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