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日記

yasuokaの日記: 「ICTを活用した課題解決型教育の推進事業(諸外国における教育の情報化に関する調査研究)」報告書 5

日記 by yasuoka

『文部科学省が「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」報告書を非公開に』の読者から、「ICTを活用した課題解決型教育の推進事業(諸外国における教育の情報化に関する調査研究)」報告書(大日本印刷、平成26年3月)も見てきてほしい、との御依頼をいただいた。平成25年度の文部科学省委託事業らしい。ちょうど私(安岡孝一)自身、大阪府立中央図書館で見ておきたい資料があったので、そのついでに見てみたのだが、452ページもある報告書でなかなかのボリュームだった。「はじめに」の第一文は以下のとおり。

教育の情報化ビジョンのもと21世紀にふさわしい学びと学校の創造をめざし、ICT学習環境の構築とともに、知識基盤社会やグローバル化時代をたくましく活きる児童生徒の能力育成に向けた新たな指導法の開発が進められてきている。

「たくましく活きる」が少し気になるが、パラレルワールドのコンピュータの歴史に較べれば、まだちゃんとした内容の文章だ。この後、英国(イングランド)・ドイツ・フランス・フィンランド・米国・韓国・上海・香港・台湾・シンガポール・オーストラリア・ニュージーランドのそれぞれの取組が、ずらっと羅列されている部分は、正直、読むのに閉口するが、報告書という性質上これはこれでこういうものだろう。また、403ページには、以下の「メンバー一覧」が記されており、責任の所在を明確にしている。

アドバイザー
山西 潤一(富山大学 教授)/黒上 晴夫(関西大学 教授)/高橋 純(富山大学 准教授)/松原 紀男(教育出版株式会社 役員)

調査チーム(五十音順)
浅井 照雄/梅津 香奈子/久保田 靖夫/小林 宣博/古屋 元/柴崎 真/鈴木 英之/関口 隆/田中 祥子/田中 美苗/寺田 春菜/伏見 和男/松本 優子

支援メンバー(五十音順)
小野寺 工/佐波 晶/直塚 俊介/中井 和久

翌平成26年度の文部科学省委託事業である「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」(大日本印刷、平成27年3月)には、こういう責任表記が全くなかった。なぜ大日本印刷が、平成25年度から平成26年度にかけてこうまで劣化してしまったのか、興味の尽きないところではある。

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