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教育

yasuokaの日記: 『社会と情報』と住民基本台帳ネットワーク 1

日記 by yasuoka

思うところあって、『社会と情報』高校教科書の来年度見本をチェックしに来た。ざっと見た限りでは、東京書籍 [2 東書 社情301] p.117には、図3「住民基本台帳ネットワークを利用した申請・届出」があって、電子証明書の説明とともに住民基本台帳カードが掲載されている。開隆堂 [9 開隆堂 社情304] p.132には、10図「住民基本台帳カードのイメージ」があって、すぐ横に以下の説明文が書かれている。

住民基本台帳ネットワークシステムでは,住民票の写しを居住地以外で受け取ることができたり,交付された住民基本台帳カードを身分証明書として利用できたり,公的個人認証サービスで各種手続きを情報通信ネットワークで行うことができたりと,利便性の向上が図られています。

あるいは、日本文教出版 [116 日文 社情306] p.112には、「本人確認」に関して以下の説明がある。

住民基本台帳ネットワークシステム(→p.125)では、本人確認のための情報として「氏名」「住所」「性別」「生年月日」の4種の基本的な情報と「住民票コード」,および,これらの変更情報で本人確認をする。

これらの高校教科書は、いずれも「平成24年2月27日検定済」であり、その時点では、まあまあ正しい情報だったのだろう。しかしながら来年になれば、住民基本台帳カードは個人番号カードに移行してしまうし、住民基本台帳ネットワークを個人番号が流れるようになる。けれども、これらの教科書には、もちろんマイナンバーの話は載っていない。『社会と情報』という科目の教科書ならば、今後はマイナンバーを扱ってもらえるよう働きかけていく必要がある、と私(安岡孝一)個人としては思うのだが、さて、どこに働きかけていけばいいんだろ。

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