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教育

yasuokaの日記: 大正8年の宜野湾村の地図

日記 by yasuoka

東北大学の外邦図デジタルアーカイブに大正8年測図の与那原1:50000地図があることを御教示いただいた。この地図で見る限り、当時の宜野湾村役場は北緯26度16分5秒東経127度45分25秒附近にあって、現在は普天間基地になっている場所である。ちなみに、現在の宜野湾市役所は北東に3kmほど移っているが、昔も今も市街地の中にあって、田んぼの中というわけではないようだ。

世の中には人文地理学や歴史地理学と呼ばれる研究分野があって、私(安岡孝一)個人もしばしば議論に加えてもらっている。戦前の地図は基本的に軍事機密であることが多く、デジタル化して公開するには、それなりにパワーが必要なのだ(cf.『外邦図研究ニューズレター』No.6)。ただ、この手の研究をちゃんとやっておかないと、軍事機密なのをいいことに、アヤシゲな説を唱えるヤカラが跋扈することになる。人文科学教育の意義ってのは、一つはガセネタを叩きつぶすことにあると思うのだが、そのあたり、文部科学省や国会議員はどう考えているんだろう。

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