yasuokaの日記: 「《日本京都大学藏中国历代碑刻文字拓本》编委会」の謎
2016年11月21日の日記に関連して、問題の『日本京都大学蔵中国歴代碑刻文字拓本』の第1巻を見るチャンスがあった。見返しに書かれている情報は以下のとおり。
图书在版编目(CIP)数据
日本京都大学藏中国历代碑刻文字拓本/《日本京都大学藏中国历代碑刻文字拓本》编委会编著.― 乌鲁木齐: 新疆美术摄影出版社, 2015.7
ISBN 978-7-5469-6944-2
Ⅰ.①日… Ⅱ.①日… Ⅲ.①汉字―碑帖―中国―古代Ⅳ.①J292.21
中国版本图书馆CIP数据核字(2015)第182688号选題策划: 文昊 责任复审: 吴晓霞
责任编辑: 夏阳 责任决审: 于文胜
书籍设计: 党红 责任印制: 刘伟煜书名 日本京都大学藏中国历代碑刻文字拓本
本册书名 魏晋―汉代碑刻
出版 新疆美术摄影出版社 新疆电子音像出版社 (www.xjdzyx.com)
地址 乌鲁木齐市经济技术开发区科技园路5号 (邮编 830026)
发行 丝绸之路文献史料图书数据中心
网购 孔夫子旧书网、亚马逊(中国)网
印刷 北京京华虎彩印刷有限公司
开本 787mm×1092mm 1/8
印张 375
字数 45000千字
版次 2016年1月第1版
印次 2016年1月第1次印刷
印数 1-100
书号 ISBN 978-7-5469-6944-2
定价 9800(CNY) 1600(USD)网络出版读读精品网 (www.dudu-book365.com)
网络书店淘宝网・新疆旅游书店 (http://shop67841187.taobao.com)
前文のようなものは全くなく、「《日本京都大学藏中国历代碑刻文字拓本》编委会」の構成員はおろか、出版経緯も全く書かれていない。p.4からいきなり拓本写真が貼られているが、どの写真にもキャプションが無く、どれが何の拓本なのかわからない。巻末のpp.122-126は附録であり、拓本の管理番号と標題と年代が載っているが、ウチの拓本文字データベースの標題リストのコピペである。しかし、pp.4-121の各写真には、管理番号も標題も付されていないので、全体として全く意味をなしていない。
私(安岡孝一)が睨んでみたところでは、p.4の上の写真は大將軍曹眞殘碑(碑陽)、下の写真は漢將軍張飛題名で、いずれもスケールの部分を切り取っている。p.5の上の写真は大將軍曹眞殘碑(碑陽)、下の写真は大將軍曹眞殘碑(碑陰)で、やはりスケールの部分を切り取っている。p.4とp.5に同じ写真が載っている理由はわからない。さて、このふざけた本、どう成敗すればいいかしら。
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