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日記

yutarineの日記: カミナリが落ちたのはどこ?

日記 by yutarine

ほげほげと机で作業してると、ポツポツと雨が降りだした。
と思ったら外がピカっと光って、その直後に
バリバリどかーん(適当)」
とカミナリが落ちた音が鳴り響いた。光ってからの時間は体感的には0.3秒くらい。
音速で計算すると340m/s*0.3sで約100mくらい離れた位置に落ちたっぽい。
特に前兆で遠くで「ゴロゴロ」鳴ってたわけじゃなくていきなり落ちたからビックリした。
(結構前に落雷で自宅パソコンのHDDがお亡くなりになったことがあるので肝が冷えた…)

で、落ちた距離を計算してて「?」と疑問に思ったことがある。
光は目で見て判断するけど、音は耳で聴いて判断するわけでそこでカミナリと認識するまで何か差があるんじゃないかな?と。

簡単に表すと
・光→[目→脳→光を判定→カミナリと認識]
・音→[耳→脳→音を判定→カミナリと認識]

これ、めんどくさいから[]内を同一と見なして差を取れば、光と音の物理現象の差だけ出てくる。
でも[]内は果たして同一(もしくは差が無視できる範囲)なのだろうか?と思ったわけで。

調べてみると、ペッペルという人の実験がある模様。
Wikipediaにも似たような記事があって(ペッペルさんの実験ではない?)、
反応時間 - Wikipedia

平均的な反応時間は、視覚刺激の検出では180から200ミリ秒、聴覚刺激の検出では140-160ミリ秒である

とのこと(要高次出典ってことは元の論文がハッキリしてない?)。
ただこれは被験者がボタンを押して反応を確認してるようなので、脳内で認識してから指を動かしてボタンを押すまでの時間も入ってるかも知れない。
それも差を取れば、脳内で認識するまでを抽出は出来そう。
長い方の時間で差を取ると
200ms(視覚) - 160ms(聴覚) = 40ms = 0.04s
となるので、視覚の方が聴覚より0.04秒だけ遅れて認識されることになるっぽい。

さて、これを初めのカミナリの話に当てはめるとどうなるか?
ややこしくなるので、簡単のために約100m離れた位置にカミナリが落ちたことにしておく。で、Wikipediaの長い方の時間を当てはめ。
・光 : 約3x10-7秒 + 約0.20秒(視覚) ≒ 0.2秒
・音 : 約0.3秒 + 約0.16秒(聴覚) ≒ 0.46秒
というのが物理的にカミナリが落ちてから、脳内でカミナリだと認識されるまでの総合的な時間ということになるのかなと。
(上で言ってた指でボタン押す云々は考慮してない。有効数字もめんどくさいので(゚ε゚)キニシナイ)

ただ、カミナリが落ちた位置を知るってのはそれなりに意味はあるけど、カミナリが落ちたことを目や耳で見たり聞いたりしてから脳内で認識するまでの時間が分かったところで日常生活で小話以外に何か使えるんだろうか???と思ったけども…。

これ以上考えても材料もないしこんなとこでいいかな?と思ったけども、以下の話も出てきた。
2003年の論文になったものでスラドでもストーリーになっていた。
産総研:脳は音がどのくらいの早さで進んで来るか正確に知っている
脳は音の速さを知っている | スラド
小難しくてよく読んでいないけど、どうやら観測対象までの距離が分かっていると、脳内でなんらかの処理がなされて光と音の判断に補正が入ってくるというものらしい。
これに関しては、今回はあらかじめカミナリが落ちた距離が分かってなかったし、論文にあるような40mの距離でもないのでそんな考慮する話でもないかなと。

人間というデバイス(観測機器)で物事を判断するってのは、いろいろと解明されてないような要素が入ってくるんだなぁ思いますた。

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調べてると、実験心理学の人が書いたこの本が結構参照されているので、気が向いた時に探しておきたい。
『大人の時間はなぜ短いのか』 |集英社新書

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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