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43889 story

RIM、元モトローラ社員の採用を妨害されているとして提訴 29

ストーリー by GetSet

あるAnonymous Coward 曰く、

本家/.記事より。携帯情報端末「Blackberry」の開発・製造を行うカナダの「Research In Motion(RIM)」は、米モトローラをリストラされた社員の雇用を同社に妨害されたとして、訴訟をおこした。(参考:ITmediaの記事

RIMとモトローラの間では「互いの社員を勧誘しない」という契約が2008年2月に結ばれており、モトローラ社はこの契約に基づき、解雇された社員や現役社員の雇用をしないようRIMに対して求める裁判を今年9月に起こしていた。しかしRIMの主張によると、この契約は8月で切れており、逆にモトローラ社の方が雇用を阻止しているとして今回の訴訟を起こしたとのこと。

今回の両訴訟の背景には、モトローラが大規模なリストラを行っているのに対し、RIMはBlackberryの販売数が伸び、急激な成長を続けているという状況がある。

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  • by Anonymous Coward on 2008年12月28日 18時18分 (#1482322)
    雇用の機会を阻害されたとして訴えていいレベル。
    • by ikotom (20155) on 2008年12月28日 18時35分 (#1482332)
      現役社員のヘッドハンティングはお互いやめようね、というだけなら理解できる。
      自己都合退社する人間に、一定期間は同業他社に就職すんな、という契約をするのも
      まあ、理解できないこともない。
      でも、自分から解雇しといて、ライバル社にいくなってのは企業の身勝手に思える。

      日本で同じようなことがあったら、企業間でそういう契約をしたこと自体が
      問題になりそうな気がするんだけど、実は裏では当たり前だったりするのかな?
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年12月29日 9時17分 (#1482576)
        退社時に「競合忌避契約」を結ぶことが多いと思いますよ。
        条件を満たせば一定期間、競合への就職できないようにするのは認められます。
        とりあえずググって最初に出てきたページ [jetro.go.jp]から引用。

        4.8.6退職後の競合忌避契約
        日本では、職業選択の自由が憲法で保障されています。よって、退職後の一定期間、競合会社等への就職を禁止するという契約は、その期間、地域、職域等が合理的なものであり、かつ、そのための相当な補償がある場合にのみ、有効となります。但し、企業の営業秘密の取り扱いに関しては、労働者が以前勤めていた会社の営業秘密を開示することも、企業がそれを聞き出すことも法律で禁じられています(不正競争防止法)。

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      • by gm_camouf01 (31675) on 2008年12月28日 19時12分 (#1482354)
        日本の場合、職業選択の自由 [wikipedia.org]が憲法にあるので、
        企業間でそんな契約しても無意味。無効になる。
        社会的問題にはならないだろうけど、無意味な契約を結ぶ会社に居ることは(個人的な)問題になるかも?
        親コメント
        • Re: (スコア:0, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward
          プロ野球選手には好きな球団に行く自由がないことを考えると死文化していると思いますが。
          だいたい憲法になんと書いてあろうが採用しなければそれまでなわけで。表向きの理由はいくらでもでっち上げられるでしょう。
          • by Anonymous Coward on 2008年12月28日 19時55分 (#1482379)
            固定チーム数による興業であるプロ野球チームと起業自由の一般企業を対比するのは的はずれでは。
            この場合、NPB(日本野球機構)に参加する全てのプロ野球球団各社は同じ組織と見るべきです。
            NPBを辞めた選手が四国・九州アイランドリーグに行く自由が無い、とかなら判りますが…。

            # NPB所属のプロになろうって人間が、NPBの規定したドラフトやトレード等のルールで選ばれた配属を、
            ある特定の球団に行きたいがためだけに拒否、なんてのは当然の権利なワケ無い。
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              “田沢流メジャー挑戦”にペナルティー [sponichi.co.jp]というのはありますけどね。
              • by Anonymous Coward
                それ、他所への就職を妨害しているわけではないよね。(善し悪しはともかく)
                将来NPBに関わる気が無ければ何も意味のない話ではある。
                しかしそれ、「日本球界復帰の際の“ペナルティー”」って、属したことのない人対象なんだから復帰じゃないじゃん…。
              • by Anonymous Coward
                日本球界というのはNPBにしてみれば高校野球をはじめとするアマチュアも含んでるんじゃないでしょうか。
                未だにNPBは自分たちが日本の野球の頂点だと思ってるから。大量に人材流失しているこの時代に。
            • by Anonymous Coward
              社会人にとっては拒否するのは当然の権利だと思うけどな。
              だいたい、NPBに入るという意思を表明していないのに勝手に選んでるのだから。

              #高校・大学はプロ志望の意思表示を出している中からの選択なのでそれは別の話。
              • >NPBに入るという意思を表明していないのに勝手に選んでるのだから。

                ドラフトはその選手との独占交渉権を得る球団を選んでいるだけなので、選ばれる選手の意思と直接には関係しない。

                >高校・大学はプロ志望の意思表示を出している中からの選択なのでそれは別の話。

                指名を受けた後でも拒否する権利があるのはみんないっしょ。
                違うのは学生の場合は事前の意思表示があった者しか指名できないこと。
                自由獲得枠を別にすれば「プロ入りするかどうかは選手側が選べるが、入る球団は選手の意思では選べない」という点で高校、大学、社会人に差はありません。
                --
                うじゃうじゃ
                親コメント
          • by Anonymous Coward
            >プロ野球選手には好きな球団に行く自由がないことを考えると死文化していると思いますが。

            スポーツに関しては仕方がないとも思う。特定の球団だけにいい選手が集まったら面白くなるなるしね。
            新人で弱い(成績の良くない)球団に行きたいと思うような奴はあまりいないだろうし。
            対戦相手があってこそだから。

            職業(プロ野球選手)を選ぶ自由はあるが職場(球団)を選ぶ権利はない、そう思えばいいんじゃないのかな。
            断る事は出来るんだし。
        • by Anonymous Coward
          採用/不採用は企業の側に決定権があるので、
          元コメのように「裏で」そういう合意が結ばれていたら
          少なくとも「無意味」ではないでしょうね。

          バレたらそれこそ職業選択の自由を損なう行為として
          何らかの形で咎められると思いますが、
          企業に隠す気があればまずバレないでしょう。

          # 社員に「一定期間は同職種に・・・」とか言うより
          # 企業同士で「採用しないようにしよう」と示し合わせたほうが、
          # 狭めの業界なら安上がりで実効性も高そうに思える。
          • 闘ったら負ける契約なんて無意味でしょう?
            一切の文書も残さずに、裏で協定結んで…と言うなら、まだ有るかもしれないけど。
            でも、議事録もメモも無しに、どこまで守られるか分かったもんじゃないでしょう?
            そんなのに労力掛ける会社って、どうです?
            親コメント
        • by Anonymous Coward
          今まで気にしたこと無かったけど、日本以外の憲法はどうなってるんだろう。
      • by Anonymous Coward
        > でも、自分から解雇しといて、ライバル社にいくなってのは企業の身勝手に思える。

        同業他社にはすぐには行かないでね、という意味合いで割増退職金を払ったのなら納得できるけど。
        このケースでどうなのかは知らん。
      • by Anonymous Coward
        日本の場合、契約とか明文化したものはないでしょうが
        企業同士の示し合わせや、暗黙の了解みたいなことはあるでしょう
        特に、地方とか中小企業とか
      • by Anonymous Coward
        完全にオフトピ(かつ、フレームの元かも)だけど…

        >> でも、自分から解雇しといて、ライバル社にいくなってのは企業の身勝手に思える。

        ってのは、「官僚の天下り禁止」ってのも同じ構造なんだよねぇ。一部の政治家+日本国民の多くは、そういう身勝手な考えに染まってるみたいだけど。

        現状の天下りという慣習が最悪なのは明らかだけど、一般企業だろうと何だろうと、クビなり自己都合退社なりで転職する際は元の仕事と関連するところにいくのが普通というか、そもそも全く無関係な業界に行っても雇ってもらえるわけないわけで。本来は「肩たたき」という名の首切り制度を何とかするべきなのに、その前に「関連する業界に転職するのは全面禁止」とか言うのは「無職になれ」と宣告してるに等しいよね。

        #自分は霞ヶ関の官僚とかは関係無いけど、色んな意味で日本の将来に不安を感じてるAC。
    • それよりも、わずか6ヶ月しか通用しない契約ってなんなんだ、という感じでもありますけどね。契約更新についての記載があったかどうかが争点になりそうですね。
      親コメント
  • >逆にモトローラ社の方が

    「逆」ではないんじゃないかな。

    「モトローラ社が無根拠に」って感じ?
    --
    妖精哲学の三信
    「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
    • Re:掲載前構成 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2008年12月28日 18時10分 (#1482318)
      その前の一文で「モトローラ社は~RIMに対して求める裁判を今年9月に起こしていた。」とあるので、
      この「逆に」はモトローラ社ではなく、(省略されてますが)RIM社にかかるのではないかと。
      # あるいは訴訟を起こしたという行動にかかるか。
      • 逆にRIM社が「モトローラ社の方が雇用を阻止している」として今回の訴訟を起こした
      • 「モトローラ社の方が雇用を阻止している」として逆に今回の訴訟を起こした
      と書いてあれば誤解が生じにくかったのかも。
      親コメント
    • 日本の美徳.

      裁判に判断を委ねない.
      できるだけ裁判にしない.
      これこそが日本の高度な直観力.

      --

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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