パスワードを忘れた? アカウント作成
315236 story
アメリカ合衆国

米アリゾナ州、公的医療保険に「肥満課金」を検討 32

ストーリー by reo
月額 ? 年額 ? 部門より

capra 曰く、

米アリゾナ州は、低所得者用の公的医療保険制度 Medicaid に「肥満課金」を追加することを検討しているそうだ (The Wall Street Journal の記事本家 /. 記事より) 。

この提案は、肥満だけでなく喫煙者および慢性疾患患者に 50 ドルの追加保険料を課すというもの。対象は子供のいない被保険者に限られるという。肥満者に関しては、かかりつけの医者と減量プログラムに取り組み、特定の目標を達成しなかった場合この追加保険料が発生するという仕組みが提案されているそうだ。企業の提供している医療保険制度においては、喫煙者の保険料が割り増しになる場合もあるが公的な医療保険においてこれはメジャーな考え方ではない。もしこの案が通った場合、公的医療保険制度における初めての「不健康な行動を原因とした割り増し」となるという。

この提案は良い行いを奨励するための一つの方法であり、肥満などいくつかの健康状態は医療費を押し上げることへの意識を高めるためのものであるとのこと。なお、2009 年の統計ではアリゾナ州の住民の 25.5 % が肥満であった。また 2006 年に行われた調査では同州で Medicaid を受けている人の 46 % が毎日喫煙しているそうである。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2011年04月08日 11時55分 (#1932777)

    強度の肥満症でダイエット中の経験から行くと、ダイエットって結局動機付けな訳で、こういう肥満をきっちりわかりやすく換金して罰金的に金を取ってくれるというの逆にありがたいと思いますよ。
    良い動機付けです。

    さらに単純な病気などが絡んでない肥満の場合、保険診療の対象にならないのは日本でも外国でも一緒なんじゃ無いでしょうか。
    そこで保険がダイエットプログラムを強制してくれて専門家の診断を受けさせてくれるなら、本人にとってもかなり良いことです。

    それで本当に保険の支払額の圧縮になるなら、誰も損はしないわけで日本でも限定的にやってはどうかなとすら思いますね。
    医師や専門家の診断でプログラムを組んで、必要なら機器機材(ダンベルとか)も一定量まで補助を出し、目標を達成できれば肥満症治療の代金は1割負担、後は目標達成度に従って自己負担率が増えていくとか。
    もちろん他の病気や疾患、治療などとのバランスを取らなければなりませんが。

    #130kg→95kgまで来たけど、目標は70kgなのでAC

    • by Anonymous Coward

      「アメリカでは、高所得者は栄養バランスがよくヘルシーなものを食べられるため肥満になりにくく、
      逆に低所得者は、高カロリーで低価格なジャンクフードしか食べられないから肥満が多い亅と
      何かの本で読んだが、これが本当だとすると、
      50ドルの罰金に耐えられない低所得者が、減量プログラムを成功できるのかな。
      公的医療保険でこれを行うと、大量にいるらしい無保険者をさらに増やすだけになりそうな気がする。

      • 出された食事を残せるかどうかがポイントのような気がする。
        貧乏性だと食事を残すのは勿体無い気がするし、
        食事が高カロリーなジャンクフード中心であれば、尚更その影響が出やすい。
        食事を残せる人であれば、ジャンクフードを食べながらも完食せずに残すことができ、
        カロリー摂取を抑えることができる、と。

        あとはダイエットの我慢ができるかどうか。
        一律にどうとは言えないけれど、高所得者はそれなりの努力の結果、高所得を得る地位についたと考えれば、
        元々努力のために我慢ができる素養があったと言える。

        #ええ、貧乏性で食欲は我慢できない性質ですよ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          残すようなことはしなくていいと思いますよ。廃棄率を落としてエネルギー効率を上げれば。
          "Supersize"を頼まないとか、さらに少量サイズを頼むとか。吸収効率を下げるための意図的な間食とか。食事の間隔を考えるとか、昼食どきに作業をして食う暇をなくすとか(一日2食だっていい)。コンビニには近寄らないとか、衝動買い食いしないよう余分な金を持って歩かないとか。
          もったいない精神を逆に利用した肥満解消方法もあるはずだ!

          「運動する」は貧困層の肥満には不要だし不可能な気がするのであえて書かないでおきます。代謝増えて食費かかっても困るからね。

          • by Anonymous Coward

            食べる量を減らすならともかく食べる回数を減らしたら逆に太るよ。
            同じ量なら回数を増やしたほうが太らない。
            間食の問題は余分に食べることだから。
            同じ量なら5回ぐらいに分けて食べたほうがもむしろ良い。

            • by Anonymous Coward

              「総量が同じなら」だろ。
              1回の量が同じなら、数減らせば経るよ。
              1日1食減量法なるモノだってあるぐらいなんだから。

              • by Anonymous Coward

                これは短期的には意味事実だけど(消化できる量が決まっているから)量が同じなら一度にどか食いする方がダイエットはつらいよ。
                キーポイントは「血糖値」と「リバウンド」

                空腹感は血糖値の落差で検知される。高いときからどれだけ下がったか、で空腹という事になる。
                一度に大量に食べると一時的に血糖値が高い状態が続く。(ここで異常に血糖が高くなるのが糖尿病だが、糖尿病でなくても長時間血糖が高い時間が続くし、一度にたくさんたべて内臓に負担をかけると血糖値はどうしても高くなる)
                その後、この状態から長時間空腹のままでいると今度はかなり下がってくる。(これもタンパク質(つま

  • 重量課金じゃないんだ? (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年04月08日 10時36分 (#1932703)

    >肥満だけでなく喫煙者および慢性疾患患者に 50 ドルの追加保険料を課す

    どうせなら平均体重を超えたら1kgあたり$1で課金すれば平等じゃないのかな?
    タバコなら1箱につき・・・価格に入ってるんじゃまいか?

  • ニコチンの代謝産物にコチニンというものがある。
    コチニンは喫煙しているかどうかの判定に利用される。
    唾液、尿、血液からそれぞれ検出されるが、唾液を使う場合だと、禁煙して1週間程度は検出が可能だ。
    コチニンで禁煙していることが証明されると、2割程度、保険料が安くなる。
    これは、大きい。
    • 国民保険、厚生年金にも禁煙、デブについて割り増しを設けるべきだと私は思う。実際医者の話を聞くとデブや喫煙者には罹患率が高いし、健康に良いことは一つも無いらしい。荻窪の衛生病院では禁煙指導が行われて実績を上げているとの事だ。デブもこの頃やたらに街中で見かけるが、加齢と共に筋肉力が落ちると関節に負担が掛かって膝、腰が痛いと訴える人が多い。その内足腰に痛みを感じると出歩くのが億劫になり、最後は寝たきりになる。
      親コメント
  • 痩せすぎは肥満と同等以上に身体に悪いので
    痩せすぎの人にも課金すべき。

  • 肥満がコンプレックスな人に対してこの仕打ちはひどすぎるという話にはならんのでしょうか。
    • by Anonymous Coward
      自分が太ってるわけでもないのに太ってる奴の医療費を払わされることこそ差別
      • by digoh (17917) on 2011年04月08日 11時28分 (#1932749) 日記

        「ハゲは頭部の皮膚がんにかかりやすいから禿げてない人はその人の医療費を間接的に払わされている計算になる!ハゲの保険料を上げろ!」
        「バカは風邪ひかない、つまりバカの保険料は安くするべきだ!」
        「免許を持つ人は持たない人に比べ事故にあう=外傷治療の機会が多いはずだ、だから自動車免許を持つ人の保険料を上げなければ」
        「日照時間の短い地方では精神疾患の発生率が高いという。南国の人の保険料は下げてもいいんじゃないか?」

        まあ根拠の有無を棚に上げれば(一番大事なトコを棚に上げてどうする)、色々考えられますよね。
        いやまあちゃちゃを入れてみたかっただけで、何が差別だとかそういうツッコミではないです(^^;)

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2011年04月08日 15時08分 (#1932927)
    これが後の世で語り継がれるヒーマンショックの始まりである
  • 性病感染のリスクがある行為をする人には健康保険料割増、
    なんてことも将来出てくるかもね。

    --
    屍体メモ [windy.cx]
  • だから保険は民営のほうが効率いいんだとアメリカ人の半分くらいは言いそうだな。
    公的医療保険の導入ですらあれほどもめまくる国だし。

    • by Anonymous Coward

      医療保険にせよ年金にせよ、崩壊してから文句を言う日本人よりはマシじゃないですかね。

  • by Anonymous Coward on 2011年04月08日 10時15分 (#1932681)

    やせるのに必要な投資と、値上がり分を比較しちゃうのがアメリカ人だ。そしてトータルで安いほうを選ぶさ。
    (職場で「体重をコントロールできないヤツは...」と言われる等、他の影響も考慮の上)
    本来やせるのに多大な金がかかるはずはないと思うけどね。

    # 細すぎるのでウェイトアップを画策中のAC

    • 今は太っているわけでも喫煙しているわけでもないけど
      食欲が止まらない、気分が落ち着かない、てのは体験してみないと分からんものですよ。
      金の問題とはちょっと別な気がします。

      それとは別ですが、努力!努力!と根性論ばかり展開する体育会系にも少々辟易しますな。。

      // 金や根性で解決できるならそれでよし、
      // 解決こそ肝要ってことなのかもしれませんけどね...(:>^

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        だから金に換算することでダイエットへのインセンティブを与えようってことでしょ?
        今にもアメリカ人らしい合理主義。

      • by Anonymous Coward

        > 食欲が止まらない、気分が落ち着かない、てのは体験してみないと分からんものですよ。

        それって「治療すべき」領域だと思うのですが。肥満科とかでね。

        • by Anonymous Coward

          「治療してね、それでも続かないとかダメだったら高くつくよ」とあるので、自分でやせられなければちゃんと治療を受けられるように見えます。(ってことは肥満科も保険適用?)

    • そもそも、太ること(肥満)にはお金はかかるけど、痩せることにはお金はかからないんですよ。

      ・食べる量を減らす(食費の削減)
      ・ウォーキング、ジョギング、自転車(交通費削減)

      これだけ。
      お金をかけるのをやめるだけで痩せるんです。

      スポーツクラブに行く、運動器具を買う、ダイエット食品を買う、
      ダイエットDVDを買う、外科的手術で削る、そういう方法は、
      チョット間違ってるんじゃないかと思います。
  • by Anonymous Coward on 2011年04月08日 10時21分 (#1932687)
    先天性肥満みたいなものに対しても課金することになって、差別問題に発展したりせんのだろうか? いわゆる「慢性疾患」についても、生活習慣が原因と断定できるんならともかく、遺伝子異常と生活習慣の組み合わせで発病するとか、境界があいまいなものも多いし…。
  • by Anonymous Coward on 2011年04月08日 10時38分 (#1932707)
    出てくる事の予告?
    • by Anonymous Coward

      年間歩行距離が少ない人ほどお得になります

      ということなら歓迎する人も多いかもw

  • by Anonymous Coward on 2011年04月08日 11時17分 (#1932741)
    免許証の色を聞かれるみたいに
    DNAサンプルを提出させられるようになるような悪寒。
    • by Anonymous Coward
      美人看護婦さんにDNAサンプルを提出したいですっ!
typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

読み込み中...