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ゲーム

ゲームが文学作品のように評価されない理由は 119

ストーリー by hylom
言われてみると 部門より

SF・文芸評論家の藤田直哉氏が、ビデオゲームが日本SF大賞の選考対象とならないことについて日本SF作家クラブに改善を提案したところ、会員の世代的な問題で「そもそもゲームをプレイできない」という問題があり実現できなかったという(IGN)。

藤田氏はまた、小説と比べてゲームは表現物として劣るものではないにも関わらず、学術研究や評論の対象となっていないとも指摘している。

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  • 17年以上遅い (スコア:5, 興味深い)

    by simon (1336) on 2018年02月19日 16時35分 (#3363818)

    その点、SFファングループ連合会議の授与する星雲賞は2001年、プレイステーション用のゲーム『高機動幻想ガンパレードマーチ』に星雲賞メディア部門を贈っているので先進的である。

    • Re:17年以上遅い (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2018年02月19日 18時12分 (#3363872)

      ノミネートだけなら
      1986年度の第17回星雲賞にスーパーマリオブラザーズ
      1987年度の第8回日本SF大賞にドラゴンクエストII
      1988年度の第19回星雲賞にドラゴンクエスト(シリーズ?)
      がある模様

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      続編のガンパレードオーケストラを積んだままでもうハードが二世代変わってしまった。
  • by clay (41656) on 2018年02月19日 16時29分 (#3363813) 日記

    娯楽小説・漫画・アニメ・テレビ
    ジャズ・ロック・ヒップホップ・ラップ
    コスプレ・オタク・メイド文化 などなど
    他にもジャンルを超えてイッパイあると思うけど

    当時は、「表現物として劣るものではないにも関わらず、学術研究や評論の対象となっていない」が、
    後世で評論の対象になったものは多々あるので、新しい文化が必ず通る道だと思うのですよね。

    ただ、アングラ文化から抜け出して一般に受け入れられて評論の対象になった頃には、
    本来の創造力とかパワーとかが消え失せている気がします。

    ボブ・ディランがノーベル賞とったけど、ロックなんてもう死に体でしょ?
    過去の焼き回しか大衆にウケるロックって、なんじゃそりゃ?
    #とジジィの懐古趣味的なこと言ってみる

    • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 16時53分 (#3363828)

      文化が新しいうちは、何をやったって新しいんだから、評論なんていらない気がする。
      (出来のよさ(かっこいいかどうか、面白いかどうか)の評価はあるだろうが)

      そのジャンル枠組の過去の作品が数あるなかで、枠組としては既存のものを使いつつそれでも何か新しい、
      独自の価値を生み出し得ているかが問題になるステージになって、評論の価値が出てくるのではないか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 17時49分 (#3363860)

      サブカルをアングラと呼ぶのはいささか違う気がします

      親コメント
      • 放送大学TVでやってた特別講義によるとサブカルじゃないそうだ。
        西洋ではサブカルチャーと見られるけど、日本の伝統芸術としてはメインストリームの絵物語系列に入れるべきとか。
        源氏物語絵巻からラノベ・ゲームまで一続きらしい。

        --
        the.ACount
        親コメント
    • by Anonymous Coward

      ただ、アングラ文化から抜け出して一般に受け入れられて評論の対象になった頃には、本来の創造力とかパワーとかが消え失せている気がします。
      ボブ・ディランがノーベル賞とったけど、ロックなんてもう死に体でしょ?

      日本レコード大賞(業界以前に、賞自体が死に体。まあ日展なんて先例もあるが)

  • 適当に名前つけて自分で作ればいいのに。

    > 藤田氏はまた、小説と比べてゲームは表現物として劣るものではないにも関わらず、
    > 学術研究や評論の対象となっていないとも指摘している。

    対象としてやってみせてそれが面白ければ後に続く人も出るだろうけど、
    多分面白くないっていうか、ゲームする人たちはそんなの読まないんではないかな。
    ゲームする人とと評論する人の間には相容れない高い壁があるというか。

    • by Anonymous Coward

      星雲賞がありやすよ。非常に権威がある。日本SF大賞と同等。個人的にはそれ以上。

      実際、ゲームではガンパレードマーチが受賞してますが、でもガルパン劇場版とかママは小学四年生とか、こち亀とか、そこSFなの? みたいなもの受賞してるからなんともアレですがw
      SFファンがSF的な何かを感じたものが、投票で選ばれるので何でもありのカオスですね。。。
      コミック部門のカードキャプターさくらとか完全に趣味やん…。
      自由部門には初音ミクとかも入ってます。まぁコレはSFかな。

      • タイムホールを抜けてきた自分の子供を育てるってのは十分SFだと思う

        --
        TomOne
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        あれはローラースケートで登校しても補導されない架空世界の小学生を描いたSFだろ
        さすがに中学生になってやめた模様
        • by Anonymous Coward

          SFは「少し不思議」もアリなんでないか?

          • by Anonymous Coward

            実を言うとファンタジーもアリなんだけどね。
            SF、ファンタジー、ホラーは根っこが近いので、ファン層がかぶる。

            実際、TRPGとかやってたのはSF連中が多いんじゃないのかな。
            クトゥルフとかもSF界隈からだしな。

  • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 16時43分 (#3363822)

    故に、審査員が多数の作品を評価・比較するのが不可能で、単純に評判の高い作品が選ばれる事を、是とするかどうか。

    • 全ルート通覧てどんな無理ゲー?

      --
      the.ACount
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      受け手が操作する必要があるから製作者が作った姿で固定されてないもんね

      • by Anonymous Coward

        絵画だって見た人によって受け取り方は違うんでないの?

        • by Anonymous Coward

          にした所でその為に必要な時間が異なり過ぎ。

          • by nim (10479) on 2018年02月20日 12時23分 (#3364319)

            つ「失われた時を求めて」

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            時間もだけど、プラットフォームをいちいち用意しないといけないってのも大きいと思う。
            というか、この話題を最初に見たときそういう話かと思った。

            そりゃテープ/ビデオデッキやPCが最低数十万した時代からしたらハードルは低くなったけど、それでも
            本やら映画やら音楽やらに比べたら、「まず数万」から始まるのはツラいよなぁ、と。

            「ゲームのファン」「ゲームに詳しい人」の集まりなら複数プラットフォーム持ってても不思議じゃないけど、「SFファン」「SFに詳しい人」は必ずしもそうじゃないから。

            #βデッキとVHSデッキとLDとCD-Vと……という時代よりはマシ、なんだろうか?

    • by Anonymous Coward

      飛ばし見程度でいいんだったら、うまい人がプレイしてるのを横で見ておけばいいんでは

      • by Anonymous Coward

        評価する位に沢山?

      • by Anonymous Coward

        はたでみてるだけ、できちんと評価できるの?
        選択肢、というか、モンスターの討伐の可否や順序でストーリーが代わるのをどう評価するのかという問題も出ると思うのだが

  • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 17時02分 (#3363833)

    Fateは文学

    という話が通じてたのはもう何年前か・・・

    • by Anonymous Coward

      それと便座カバー

    • by Anonymous Coward

      Fateはマジ型月サーガになりつつあるな。
      同人を公式の派生作品に拾い上げてたりするから、
      遥か未来に詳細なまとめが散逸した後なら、いろんな同人作品が「サーガ」に区別つけられずに加わるんだろうな。

      • by bero (5057) on 2018年02月19日 19時23分 (#3363926) 日記

        > 遥か未来に詳細なまとめが散逸した後なら、いろんな同人作品が「サーガ」に区別つけられずに加わるんだろうな。

        仏教、特に日本に伝わった大乗経とかだいたいそんな感じ

        親コメント
  • タレコミ中にある「学術研究や評論の対象となっていない」というのは事実誤認だと思います
    藤田氏の主張を読み違えてないでしょうか?

    googleで”video game media paper journal” と検索するだけでも
    大量に論文やレポートが出てきます.

    "ゲーム学会"とか "game conference"で検索すれば
    ゲーム学会のような研究者コミュニティ,
    ゲームと関連させたメディア論がテーマの国際会議など
    直ぐに見つかります.

  • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 20時32分 (#3363975)

    確かにフォールアウトシリーズは小説が原作のかような細かな設定やメッセージ性があるし
    CODのストーリーモードなんてハリウッド映画そのものだ(戦争映画や小説の脚本家を使ってるから当然だ)
    STALKERは似たような設定の小説や同名の映画の影響が大きく、雰囲気の出し方が素晴らしい。個人的に大好きだ
    けど、これは主人公になってプレイするゲームとして評価されるべき内容で
    読む、聞く、観る、といった受け身の娯楽と同列で語る物じゃないだろう

    芸術性や文学的な要素はあくまでゲームを構成してる物に含まれる要素にすぎないのに
    それをゲーム自体が不当な評価をされてるかのようにすり替えてるというか、勘違いしちゃってるというか…
    フィギュアスケートを見て「チラリと見えるお尻がいいよね」「フィギュアはオカズとしてもっと評価されるべき」って言ってるようなもんだ
    小説だの映画だの言うのであれば、同じ媒体で格下に見られてるマンガやアニメの中から作品の再評価でもした方が建設的じゃないかな

    ボボボボクのお気に入りのゲームの評価が不当に低すぎる!これは芸術作品だ!ってのが独り善がりで滑稽だからこそ
    「Fateは文学」という迷言も愛されるんだ

  • 「クロノ・トリガー」
    「ゼノギアス」
    「MGS」シリーズ
    「ニーア・レプリカント」「ニーア・オートマタ」
    「FF7」
    「Deus ex」シリーズ
    「STALKER」シリーズ
    「バイオショック」シリーズ
    「バイオハザード」シリーズ
    「FALLOUT」シリーズ
    「ファーレンハイト」「Beyond two souls」「Detroit become human」
    「Stanley parable」

    はぁ?
    としか言いようがない。

  • ゲームって高度に発達した科学の産物。
    とてもSF的な物だと思うけど、それ故に理解されずSF賞が取れない矛盾・皮肉。
    もしかしたら魔法としてファンタジー大賞なら取れるかもしれない。

    --
    TomOne
  • by Anonymous Coward on 2018年02月20日 10時05分 (#3364230)

    「ゲーム」といえばビデオゲーム、という状況から少し考えてみる。
    ビデオゲーム登場以前のゲームといえば囲碁やカルタもゲームに違いない。
    また、パチンコやピンボールなどもゲームとして存在はした。
    こういったゲームは、おそらく「単純な遊戯」との位置付けにより、深くは顧みられなかった。
    たぶんビデオゲームは、上の流れにはあるが、それとは異なる「疑似体験」をも伴っている。
    それは従来の小説や映画などと重なるものであろう。

    ただし、小説などとも決定的に異なる点がある。
    製作者から受容者に一方的に環境を提供するものでない、ストーリーのインタラクティブ性である。
    何人かが既に指摘している通り、おそらくそれが最も評価しにくい点だと思う。

    あと、情報コンテンツとしての、「揮発性」が高すぎることも原因にありそうだ。
    ソフトのバージョンアップやプラットホームの変化などを考えると、半世紀前の映画などと同列には扱えない。

  • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 16時47分 (#3363825)

    書籍や映画なら飛ばし見して全容を把握することはそれほど難しいことできないが
    ゲームだとシナリオ進めるためにはゲームという「作業」することが必要
    まあ、当たり前ですが、評価してほしいならやって見せるとか、シナリオ原稿提示するとか
    (ネタバレはしょうがないでしょう)一定の定型的な手続きは必要なんじゃないでしょうか。

    • by Anonymous Coward

      テトリスのようにシナリオがないゲームもありますし、プレイすることも作品の一部であるゲームも多いので今までと同じ枠組みで評価しようというのが無理なのでは。

      • by minet (45149) on 2018年02月20日 7時29分 (#3364152) 日記

        同意。
        ゲームはシナリオ+作業ではない。
        本来その「作業」、すなわちプレイ部分にこそ本質がある。
        ユーザーは体験を得て、自ら喜び、悲しみ、あるいはキャラクターに共感ないし反感することができる。
        シナリオで語るゲームは銀。プレイ体験を通じてプレイヤー自ら語らせるゲームこそ金。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 17時05分 (#3363835)

    ストーリーや設定を評価するのだろうか。
    でもゲームの肝は面白さであって、
    面白ければ荒唐無稽でも理論が破綻していても問題ではない(敢えて断言)

    ゲームをSFとして評価するなら、
    ノベライズ版を評価すればいい。

    • by Anonymous Coward

      ゲームはこちらの行動によって展開が変わり、それぞれをメインタイムラインとして追体験できるというところに、紙媒体では再現できないそれならではの味があると思う。
      メタルギアソリッドシリーズなんて冷静に見りゃただの荒唐無稽なバカゲーだけど、SFとして優秀だとも思うよ。

      # ゲームブック?知らんな。

      • by Anonymous Coward

        14へ行け

        • by Anonymous Coward

          読み進んだあとまた「14へ行け」がでてきて、タイムループを体験できるわけですね。

  • by Anonymous Coward on 2018年02月19日 18時28分 (#3363884)

    WikipediaのSF大賞の項に

    > 特に文筆以外の活動についても、「もし、他のジャンル、たとえば映像、漫画、SFアート、あるいは音楽などの分野に
    > その年度においてきわだってすぐれた業績があれば、考慮の対象とする事を妨げません」とあり、
    > 当初からの姿勢であったことが伺える。

    とある。当初の理念からすると当然ゲームもいけそうなものなんだが。
    事実、
    1983年第4回受賞 大友克洋「童夢」
    1996年第17回受賞 金子修介「ガメラ2 レギオン襲来」
    2004年第25回受賞 押井守「イノセンス」
    2008年第29回受賞 磯光雄「電脳コイル」
    とマンガ作品・映像作品の受賞はあるのにね。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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