パスワードを忘れた? アカウント作成
14970668 story
書籍

日本出版者協議会がアマゾンジャパンに抗議状。返本の質の悪さと量に対する抗議 89

ストーリー by nagazou
本音は量のほうが問題なんだろうな 部門より
日本出版者協議会は15日、アマゾンジャパンに抗議状を送ったというリリースを出した。日本では書店は販売委託制度を採用しており、基本的に定期間後売れなかった場合、出版社側に本を返却することができるが、アマゾンジャパンから返品されてくる書籍の質が悪いことに対する不満が主な内容となっている。リリースによれば、複数の加盟出版社から量とその返本体制についてのクレームが日本出版者協議会に届いているという(日本出版者協議会)。

具体的には返本時に平置きすべきところを縦に入れる、緩衝材を入れないまま梱包するなどした結果、本自体が破損して返却される例が多いという。書籍を大量に仕入れたにも関わらず、販売する努力をせず大量に返却されること(注文量の読み違い)に関するクレームもあったようだ。日本出版者協議会はこの問題に関して、2020年10月21日までに回答を求めるとしている。現時点では続報のリリースなどは発表されていない。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 書籍を大量に仕入れたにも関わらず、販売する努力をせず大量に返却されること(注文量の読み違い)に関するクレームもあったようだ。

    1年ぐらい前に話題になった新書・小説なんかは、物理空間上の書店には残ってるけど、Amazonでは売り切れになってて、古本屋が定価以上の値を付けてる事が多い印象が……。

    • Re:思い当るフシ…… (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2020年10月27日 11時13分 (#3913829)

      当初Amazonを使うようになったのは書店では入荷がない本を手に入れる為だったのになあ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時24分 (#3913744)

      > 物理空間上の書店には残ってるけど、Amazonでは売り切れになってて、古本屋が定価以上の値を付けてる事が多い印象が……

      話題の新書・小説に限らず、マイナー出版社のマイナーな書籍もこのパターンをときどき見かけるようになりました。
      物理空間上の書店だけではなく、amazon以外の物理書籍ネット通販でも定価で買えるパターンです。
      (amazon以外の物理書籍通販で今でも残っているのは、物理書店とリンクしているところばかりだと思うので当然かも)

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ロングテールって何だっけって状況ね

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 8時43分 (#3913721)

    返本前提の制度を改革したら?
    なんか出版業界って従来の腐りかけた仕組み放置しすぎ。

    • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 10時01分 (#3913768)

      アマゾンみたいな所には返却無しにして買い取ってもらえ

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        それもいいんじゃないですかね。
        もちろんその分お安く納入だけど。

    • by Anonymous Coward

      > 返本前提の制度を改革したら?

      それやったらマイナーな書籍は店頭から絶滅しますよ。
      店頭で書籍を選んだり、ベストセラーしか読まなかったりする人はそれでいいかもしれませんが、
      私は困る。

      • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時35分 (#3913752)

        電子書籍への移行考えるを得ないのでは。
        今のやり方だと紙資源は無駄、返品の輸送も無駄。CO2でまくりじゃないですか。
        それを維持する名目ってちょっと無いと思うんですよ。
         
        紙にこだわるのは、ハンコは文化だってのと同じ言い分に聞こえる。

        親コメント
        • by bubu-duke (47248) on 2020年10月27日 12時18分 (#3913874)
          書籍を問屋(書店)に卸すと一時的に売上金が上がり、返品までにしのぐ自転車創業してますので
          電子書籍に完全移行すると出版コストをまかなえず衰退するか、更に高価格化すると思います。
          専門書ビジネスの仕組みを買えないと難しいですね。
          親コメント
          • by bubu-duke (47248) on 2020年10月27日 12時23分 (#3913881)
            補足:電子書籍では売れた数しか売上にならないので、
            より売れ筋の本にしぼるか、校正・校閲なども無し・低コストで乱発するか
            どちらか極端になるでしょうね。
            親コメント
      • by Anonymous Coward

        それこそ電子書籍に行けってことでしょ。
        どんだけマイナーであろうが、何なら自費でもできてしまう。

        コンビニの廃棄品ですら問題にしてるのに、無駄に紙を使っている出版業界は改善しないのか。
        コンビニと違って代替の手段があるにも関わらず、時代の流れに従って活用していこうとしない
        のは単なる怠慢でしかない。

        Amazonが本だろうが雑貨だろうが似たような扱いなのは別に本だけが特別ではないっていう考え
        の現れだと思うね。

        • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 11時43分 (#3913849)

          だって電子書籍って、サービスの継続が保証されていないDRMがネックだし。
          サービス終了したら読めなくなる危険性から、はてはあちらの都合で一方的に本を削除することすら可能。本を簡単に取り上げることができる恐ろしい仕組みじゃん。

          こんな状況が続く限り、とても紙の本の代替なんかには使えない。
          読み捨て前提の雑誌ぐらいならいいけどね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          電子書籍は弊害在りすぎだ。
          だいたい、互換性が無い以上は本質的にはレンタルでしかない。

          いや、読み捨てて良いと思った物はkindleとkoboもそれぞれ200冊以上買っているけど。
          その辺りの問題有る物は、やっぱり紙書籍で買っているよ。

      • by Anonymous Coward

        同じ本を大量に仕入れる場合が特に問題なので、一つの本あたりの返本冊数の上限を設定すればいいんじゃ?

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時04分 (#3913730)

    基本的に、本の発注っていうのは、「配本依頼」であって、
    配本とは売れ残った本を卸に返品することができる
    配本依頼にこたえるかどうかは卸が決めることで、あんたところの本屋はそんなに売れそうにないから拒否とかもできる、

    配本依頼とちがって、返品不可のガチ買取りも可能だが、普通の本屋はまずしない

    • とりあえず「普通の本屋」では決してないからなぁ。amazonは

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 返品不可のガチ買取りも可能だが、普通の本屋はまずしない

      出版社によってはそうなってる(買い切り)ところもあるので、出版社の選択次第では?

      • 人気作や週刊誌や漫画など短期間で現金化できるものなら、買い切りが都合が良いでしょうが、
        日本出版者協議会加盟の出版社が出すような専門書は細々と長く売る回転の悪い商品なので、
        委託制度で一時的にでも売上を計上できるほうが都合が良いのですよ
        amazonも出版社と直接買い切り契約を進めているようですが専門書は辛い。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 7時20分 (#3913684)

    返本の質云々言うなら、小口研磨についても言えよ。

    • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 7時45分 (#3913693)

      > 小口研磨についても言えよ
      言ってるよ(ネタ元で)

      書籍は、返品後も出版社で改装を行い、読者の手に渡るまで繰り返し流通することを前提として作られています。

      ちなみに「改装」は小口研磨だけではなく、カバーの交換も日常的に行われます。だから、カバーの刷り部数は、本体よりも多い。昔、カバー無しのデザインの書籍を企画したら、営業サイドから返品即廃棄になるから勘弁してくれと泣きつかれた。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        いや、出版社自身で小口研磨という、本をボロボロにする作業をするくせに、
        戻ってくる本の質もクソもないだろって話。

        • by Anonymous Coward

          小口研磨で「本がボロボロになった」って思う人が世間にどんだけいるんだっての
          逆に凸凹のままだと「この本、ちゃんと研磨してないなんて手抜きじゃないか?」ってクレームがつくご時世なのに

          • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時05分 (#3913731)

            あなたはここで言う「小口研磨」がなんのことだかわかっていない。
            凸凹だから研磨するじゃなくて、立ち読みなどで小口が汚くなったのを削り取るために研磨するんだよ。
            研磨すると汚れは取れるが、元の状態よりザラザラになるし小口が膨らんだ状態になるから、どうみても書籍としての品質は落ちてる。

            親コメント
            • by kohzoh (34869) on 2020年10月27日 11時05分 (#3913826) 日記

              今は亡き東京国際ブックフェアで割安に買った本は大体小口が膨らんでページめくりにくかったな。そうか小口研磨のせいだったのか。
              良い状態の本もあったが、いまになってみればそれはそれでダメなことなのね……。

              親コメント
            • by Anonymous Coward

              >元の状態よりザラザラになるし小口が膨らんだ状態になるから、

              研磨痕だったのか。
              裁断が雑なんだと思ってたわ。

      • by Anonymous Coward

        >ちなみに「改装」は小口研磨だけではなく、カバーの交換も日常的に行われます。
        なるほど。
        新装版が出た本を書店で買ったら本体が旧版のものだったとか、
        同じ本の初刷なのに映画タイアップダブルカバーのものと普通のカバー+帯のものとか
        あるなと思っていたけど、書店の売れ残りを一旦出版社に回収するプロセスがあるから
        その時点で新装カバーに交換したりダブルカバーつけたりしていたんだな。

    • by Anonymous Coward

      度を越えてることを一緒くたにするとか
      あなたも新自由主義の信望者なんですね

      • by Anonymous Coward

        自分だけ儲かれば良い、それがアメリカンビジネス。

    • by Anonymous Coward

      そりゃ問題起こしてるAmazonが買い切りで対応するなら日本出版者協議会もニッコリだろうが。

      • by Anonymous Coward

        取り次ぎ経由と同じだとすれば、委託にしてるのは100%出版社の都合なんだから、
        Amazonが対応するとかしないとかの話ではないでしょ?

        Amazonが買い切りなら少部数しか買わないと言ったんだとしても、
        委託にしてたくさん押し込むという選択をしたのは出版社。

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 7時28分 (#3913686)

    返本はKONOZAMAにならないよう、梱包の手間すら省いているんですね。

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 7時31分 (#3913687)

    > 直接取引を行っている社

    amazonの口車に乗ったほうが悪い。嫌なら取次に乗り換えたら?

    • by Anonymous Coward

      取次挟めば、返本関連は手間は激減するのは確か。

      まあそれは兎も角、現状の契約上での取り扱いに文句言うのも自由で権利だがな。

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 7時33分 (#3913689)

    抗議先はそれでいいの? ツイッタージャパンやアップルジャパンみたいになんの権限もない窓口だったりしない?

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 7時34分 (#3913690)

    このまま返本制度続けるなら、返本が破損してたら逆に罰金くらいの制度に変えたら?

    • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時12分 (#3913738)

      再販制度利用するなら本は売ってしまうまでは借り物なので、破損したり汚したりしないように管理するのが常識だし、
      破損にせよ汚れにせよ、弁償するのが筋だよね。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時07分 (#3913734)

    ズレ防止対策なのか
    ダンボールのニチャニチャ?弱接着剤?の上に置かれていた
    案の定、剥がすと表紙が剥れた・・・

    最近のアマゾンのサポートの変わりようにはがっかり
    対応が中国人でまともに会話できない
    電話はガチャ切り、チャット無断切断・・・

  • by Anonymous Coward on 2020年10月27日 9時50分 (#3913763)

    気になったのは、購入者が返本した本が含まれていないかってところ。

    買って、届いたらすぐに読んで返本する。
    返送の総量はかかるけれど、購入したりBookOffに10円で売るよりはお得に読める。

    何か月か前に予約注文した本を忘れていて、発売日間近に発売日を知って予約して2冊買ったことがある。
    1冊は開封せずに返品したけど、Amazonって返品を快く受け付けてくれるんだよね。

    購入者としては嬉しいけど、そのAmazonの背後にはこうやって返品・返本で泣いている人がいるのかなって気になる。

    • by Anonymous Coward

      購入者としては嬉しいけど、そのAmazonの背後にはこうやって返品・返本で泣いている人がいるのかなって気になる。

      いないわけが無いんだが。
      アマゾンは自社で担保するのではなく雑に出版社に返す事で返本リスクゼロの商売をしている。

    • by Anonymous Coward

      Amazonで新品の技術書を買ったら、誰かの印鑑が押されて書き込みまで入ったモノが届いたことがある。12年以上前の話。
      開封後積んでた本だったので購入時の伝票がなくてちょっと面倒だった。

typodupeerror

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

読み込み中...