Artane.のコメント: 補足込みで(Re:つーても (スコア 5, 興味深い) 70
これ、ミサイルだけではなくて、巡航ミサイル四発とそれを最適な形で航路決定・発射できるシステムをコンテナ一個に収めてあって、しかも「買ったその日から」使える。と言う触れ込みであるところが技術的な側面からは画期的ではあるのですよ。
The launcher with 4 missiles is housed in the Universal Launching Module. The ULM is designed for preparation and missile start-off from transport-launching containers.
Combat Management Module provides:
– every day servicing and scheduled missile control;
– receiving of target detection and commands to open fire
– combat support computation;
– pre-launch preparation;
– launch mission defining and cruise missile launching.
CMM and ES&LSM can be constructively arranged and made in the form of separate standard marine containers.
単純に、ゲリラ戦や電撃戦のようなことを目的にして関係ないものに偽装した兵器であるならば有史以前からあったとは思いますが(例えば、中東で多くある自動車爆弾や自殺攻撃(自爆テロ)もこの一種な訳で)、
3M54と言う非常に高度な、以下の特徴のある
http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?SS-N-27
1.3M54E:対艦型
(中略)
中間誘導はINS+GLONASS(ロシア版GPS)で、10~15mを亜音速(マッハ0.8)の速度で巡航。
ターゲットの30~40kmの地点で再上昇、終端誘導に切り替わる。
終末誘導はアクティブレーダー誘導で、使用されるアクティブ/パッシブの複合シーカーは最大60kmのレンジを持つ(あくまで最大であり、実際はそれよりも短い)。超音速突入モードの場合、迎撃を回避する為に目標手前20kmの地点で『ダート』と呼ばれる先端部分を分離投棄する(もちろん『ダート』を搭載したまま、亜音速で突入させることも可能である)。
固体燃料ブースターで、海面スレスレの3~5mの高度を超音速(マッハ2.9)まで加速させ、突入する。この間はシーカーが切り離される為に誘導が不可能となるが、低空高速での突入となる為に迎撃は非常に難しくなる。
また『ダート』を搭載せず、弾頭を400kgのHEとして全長を2m短縮した6.8m、発射重量を1,780kgまで軽減させ、射程を300kmまで延伸、加速機能をオミットさせた簡易軽量型の3M54E1も存在する。
非常に高度な巡航ミサイルをコンテナ一個で完結して発射、目標に当てることが出来てしまう。
つまり、このコンテナはそれ自体が電源を持ち、人工衛星・偵察衛星を含む外部と通信した結果を用いて巡航ミサイルの航路を複数経路から非常に迎撃されにくいように自動計算して、非常に迎撃されにくいような飛び方をする巡航ミサイルにプログラムして同時に着弾させるような高度に閉じたシステムの上に、何に乗せても動作してしまうコンテナだ。ということです。
重さについても、普通のコンテナを運ぶトレーラーや列車で支障無い所まで軽量化されている。
MLRSの偽装とは話にならないくらいの脅威度(もしくは驚異度)が、使われる側に取ってはあるとは思いますよ。
しかも、その物自体がレディメードで売られるというのが…
兵器を堂々と売れるのが問題なんだと思う訳だ。
で、確かアメリカ製兵器は全て防衛のため、他国製兵器は全て侵略・テロの為、とか言っている
間は武器の流通は無くならないだろう。
中国製の武器を第三国に売っていたのがアメリカの商社だったりするしなぁ・・・。
この部分は同じ事を私も思います。
まぁ、この「商品」はマレーシアの軍事見本市にも出品されてるようですし、この手のゲリラ戦や不正規戦を想定した軍事兵器市場というのは、それこそ装甲車からロボット兵器・ミサイルまで百花繚乱で、テロへの恐怖や後進国や貧困国での内戦の泥沼化をテコにしてこの十年ほど拡大傾向ですから
…そこはジレンマだと思います。