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16団体から、著作権保護期間「死後70年」を求める共同声明」記事へのコメント

  • 疑問をいくつかあげるだけにしておきます。
    1.権利の消滅までの始期がなぜ死亡なのか
    発表時期なんてわからないじゃないか、あるいは更新しつつ発表されたり、改作が発表されたりするのかもしれないという点で死亡を基準にしているんでしょうか。遺族の許可があって未刊の作品を公刊するという例はよく聞く。
    2.死亡っていつ?
    普通に死んだ場合は問題にならないでしょうが、普通でない場合が問題になるのはあたりまえでしょう。常識で考えて、「どう考えても死んでいる」というような今朝ニュースであっても、医師による死亡確認がなされる前は「心肺停止状態で、搬送されました」とニュースでは報じられる。失踪による宣告、職権による抹消などを考慮しても、阿部定事件の彼女の戸籍は台東区役所に今でも残っている(=生きている)ことになっているそうだ。
    3.70年に合わせる理由は?
    ベルヌ条約の本体には50年と書いてあるが、70年が最近の流れになっているのは、条約自体が相互主義に基づいているからだと思う。相互主義だから合わせないと損だって考えるのは、輸出が上回ってからにしたほうがいい。
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    • Re:死亡から始めてみる (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward
      >1.権利の消滅までの始期がなぜ死亡なのか
      作者が生きているうちに(作者が明示的に放棄しない限り)保護されるのは当然のことだから。
      今は作者が亡くなった後の権利の問題を話し合っている

      • by Anonymous Coward on 2006年09月25日 13時34分 (#1025735)
        >作者が生きているうちに(作者が明示的に放棄しない限り)保護されるのは当然のことだから。

        「なぜ当然なのか?」と一度考えてみたほうが良いと思います。
        本当にそれは当然なのですか?

        実は、「人類共有の財産となるべきもの」が、その個人が生み出したという理由だけで「個人の財産になっている」のであって、実は「人類全体から見ると害である」可能性もあるわけです。

        まぁそれ以外にもいろいろ理由はありますが、個人・団体の保護と公共の利益は常に天秤にかけられるべきものであり、本当にこの「作者が生きているうちは権利が保護されるのは当然である」といういわば「常識」は正しいのか?

        結構「常識」って、きちんと理詰めで考えると疑わしいものも多いですよ。

        だからこそ、最初から考えてみているのではないのかな。たまにはいいと思います。
        親コメント
        • > だからこそ、最初から考えてみているのではないのかな。たまにはいいと思います。

          では、あえてへそ曲がり、天邪鬼な考えをしてみる。。。

          著作権法とは「保護期間後は無理やり権利を国家に取り上げられる」法律という逆の見方はできないのでしょうか?
          自分で作ったものって自分の財産だと思うけど、それを取り上げられるんですよね。文化の発展という目的のために、絶対にパブリックドメインにする必要性の根拠ってなんでしょう?
          別のスレッドにあったけど、パブリックドメインになったからといって、登場人物の名前だけ変えて、同じストーリーにしたら、パクリ扱
          • >個人的には、有料の登録制で保護期間が延長できるというのが、良い落としどころなんではないかと思う。

            一体全体、誰が何処に払うんですかい、ダンナ?
            • そりゃ、やっぱ権利の保護に尽力してくれるところでしょう。
              The Walt Disney Companyへみかじめ料として……
            • 払う人は著作権者で、支払い先は著作物とその権利者の対応関係を記録するデータベースを維持する組織に決まってるでしょ。その組織が文化庁なのかJASRACなのかは適当に法で決めればよい。

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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