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Wikipedia は広告塔じゃありません :p」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2006年11月23日 23時52分 (#1063595)

    同じ事を考えている人もいるんじゃないだろうか、と思いつつ書きます。

    本当に田村氏が完全に間違っているのだろうか。彼の考えは、実はWikipediaの本質を突いているんじゃないだろうか、と思う。

    おたく趣味から芸術や学問まで(アニメから科学まで)、どれを取っても言えるのは、充実させているWikipedian達の本当の動機は?

    多かれ少なかれ、それらの項目が好きで、それらを人に知って欲しい、のではないか?

    たまたま田村氏がビジネスに的を絞ってしまった(要は金儲け。それが深層心理的に反感を買った)のと、(営業戦略的に)大胆な言い方をしただけで、本質的にはWikipedian達も同じ動機で書いているんじゃないだろうか。

    その心理構造は、同じだと思う。

    マイナスもでされてもつまらないのでここはACで。

    • Re:Wikipediaの本質 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年11月24日 1時11分 (#1063645)
      > 多かれ少なかれ、それらの項目が好きで、それらを人に知って欲しい、のではないか?

      全く同意します。なぜ知ってもらいたいのかといえば、自分の好きなものを知ってもらう人が増えると嬉しいってのはかなりの人と共有できる感覚だからでしょう。

      > 心理構造は、同じだと思う。

      田村氏(というかWikipediaをビジネスに使おうとする人たち)には、「私は○○が大好きなんで、みんなに知ってもらいたい」というような「愛」が感じられません。

      知ってもらう人が増えると嬉しいというのと、知ってもらう人が増えると引き受けた仕事が成就するというものとでは心理構造はかなり違うと思うのですが。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        「私は私の会社が大好きなんで、みんなに知ってもらいたい」でおっけ?
      • by Anonymous Coward
        >知ってもらう人が増えると嬉しいというのと、知ってもらう人が増えると引き受けた仕事が成就するというものとでは心理構造はかなり違うと思うのですが。
        とはいっても結果の差異は大差無いってのは、現状のカルトネタを見れば一目瞭然だと思われ。

        いや、明白な宣伝の方が判り易い分読み手には客観的な事実が伝わり易いかも。

      • by Anonymous Coward
        まぁ、本質的にはそれですわな。

        好きなことを多くの人に知ってもらうと、それなりにメリットはあるものですけど、
        とりあえず金銭的な儲けには直結しない。繋がる人もいるけど、そういう人は、
        好きなことをやってるうちに儲けてる感じの人なんで、あんまり反感が湧かない。
        (儲けが出なくてもやる、みたいな面がある人ですよね)

        利益を追求するのに他人の趣味の場を使うなとは言わない(○○協賛の××大会とか)
        けど、本質から外れるとそれは反感を持つでしょ。
        見てて意味のわからない煽りが多いスポーツ中継とか。
        • by Anonymous Coward
          >見てて意味のわからない煽りが多いスポーツ中継とか。

          ジャニーズの宣伝であるバレーボール大会?
    • Re:Wikipediaの本質 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年11月24日 0時15分 (#1063608)
      激しく同意します.マニアックな技術用語とかならまだしも,アニメの中の設定とかTVドラマの設定とかまで出てるので,ユーザとしては便利&楽しませてもらってはいますが,いつも「…これって百科事典じゃないよね」と内心で感じています.良く言えば「百科事典のようでちょっと違うWikipediaという新しいジャンルのモノになった」ってことなんでしょうが…

      例:ガンダムのモビルスーツの開発の歴史とか,"24"のジャック・バウアーの経歴とか,お笑い芸人同士で誰それと誰それの仲が悪いとかいう噂話とか.いや,読んでると面白いことは面白いんですけどね.
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    • by Anonymous Coward on 2006年11月24日 0時23分 (#1063616)

      自己の欲望・目的とウィキペディアの理念・目標との間に生じるジレンマと戦うことから全てが始ります。本質というならばそのジレンマこそが本質でしょう。ジレンマを感じられない人が己の欲望に任せて書いた記事は淘汰されて本流からは消えていきます。削除されるにせよ放置されるにせよ、です。

      田村氏がどこまで考え、あるいは考えずにいたかはしりませんが、手段は手段として、目的は目的として、自分のそれと異なる場合でも、それぞれウィキペディアにあわせるというジレンマを経なければならないことにまったく触れない文章をインプレスに出した、それは卑怯なことであり認められることではありませんね。その上いってる手段がうそだったとなれば、恥ずかしくて世間に顔見世できないはずです。今後彼らが一体どう動くかが楽しみです。

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    • Re:Wikipediaの本質 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年11月24日 0時49分 (#1063635)
      ひとつ大きな違いがある。
      田村氏の勧めた行為は自画自賛である。
      Wikipedian達の行為は自画自賛ではない。
      親コメント
    • Re:Wikipediaの本質 (スコア:2, 参考になる)

      by Jubilee (20038) on 2006年11月24日 1時28分 (#1063650)

      >多かれ少なかれ、それらの項目が好きで、それらを人に知って欲しい、のではないか?

      その通り。「知って欲しい」のですよ。「金を儲けたいから」じゃないんですよ。

      「いいものがあるから他人にも与えたい」というヒトの協力本能(デズモンド・モリスの著作なんかに出てきます)の産物なのです。それも欲?まあそうですが、「与えたい」という欲であって「手に入れたい」という欲ではありません。「金儲けに利用しよう」という動機で「他人に与える」のを否定はしませんが、それは邪道というものだと思います。とはいえあんまり言うと研究者が最新の知見を投稿するのも邪道になっちゃいますが。

      Wikipediaの記事はオープンソースソフトウェアと一緒だと思います。

      --
      Jubilee
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      • Re:Wikipediaの本質 (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2006年11月24日 9時42分 (#1063751)
        「いいものがある」に客観性とバランス感覚があればいいんだけどね。
        あまりにも主観的な、狂信、盲信の類も多い。
        そうなると「与える」というより「押しつけ」。
        一人で延々「いいもの」の話をして、聞かないとキレたり、
        疑問を差し挟むとキレたり、同意しない相手を否定したり…
        金儲けだから汚い、「愛」があるから綺麗ってこたない。汚い愛もある。
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    • Re:Wikipediaの本質 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by ITOK (29099) on 2006年11月24日 10時47分 (#1063780)

      動機の構造が同じでも,もたらす結果が違うので嫌われているのではないでしょうか。

      • Wikipediaに記事を書くことはWikipediaに貢献する。
      • Wikipediaを利用してSEOを行うことはWikipediaに貢献しない。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        いや、客観的事実に基づいて行えばSEOの結果がWikipediaに貢献する事になると思いますが。

        少なくとも、虚偽や明らかな宣伝でない限りに置いては個人が趣味で書き込むものとの差異は現れない筈です。

        #個人の書き込みが本当に客観的かどうかってのは置いておいたとして。

        • by Anonymous Coward
          客観的か否かが明確な差となって表れるのは、
          清濁両面の内容を、当該者を突き放した第三者的に事実のみ書けるかどうかであろうか?
          少なくとも広告目的で書こうとするものは濁の部分は無いか、著しく少ない筈だ。
          もっとも、事典はゴシップ誌ではないので濁と言っても派手に書く必要は無いが。
          • Re:Wikipediaの本質 (スコア:1, 参考になる)

            by Anonymous Coward on 2006年11月24日 14時35分 (#1063919)
            で、それは個人的に趣味で記述する時にはきちんと客観性が保たれるので?

            普通に考えれば、金銭的モチベーション以上の欲求により書くのであれば、オススメならば濁の部分は無いか著しく少ないと考えられるってのは何ら変わらんでしょ。
            下手すれば狂信的な欲求により宣伝より激しい歪みを持っている事も多いし。

            個人的な書き込みが清濁併せ持って見えるってのは、中には晒し上げの為に書く奴もいるから平均して見ればそう見えるってだけじゃないかと。
            でも、客観的事実との乖離って点では個人的書き込みの方が酷い事が多いですよ。

            親コメント
            • by Anonymous Coward
              その手の問題があれば、別途その手の問題対応について論じれば宜しい。
              あるひとつの問題点に対しての議論はそれだけに絞って話し合うのが望ましく、
              今回の宣伝対応の問題点と対応には関係の無い話である。
              類似の件だからといって混ぜるのは話を錯綜させるだけだろう。
      • by Anonymous Coward
        というより、Wikipediaの記事に広告なんか載せるのは、第一にWikipediaの知名度の「ただ乗り」、露骨に言えば「寄生」と思える。

        Wikipediaが比較的良質のコンテンツと目されている(と、いうことにします)のは、曲がりなりにも中立性、客観性を目指した膨大な情報を整備しているからだ。
        「広告」という異分子の挿入は、広告主が見せたいものを、視聴者が見たいかどうかにかかわらず押し付ける行為で(皆さんspamには辟易してますよね)、結果的にWikipediaの価値を引き摺り下ろすと考える。

        あと、Wikipediaのサーバリソースを食い荒らす存在であることも考慮すべきだろう。

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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