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実環境において安全を定量的に保証する量子暗号鍵配布システムが開発」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward
    その気になれば読解できるが時間がかかりすぎるから誰もやらないという意味で安全なのが計算量的安全性、その気になろうがあの気になろうが物理法則的に読解不可能なのが無条件安全性。

    量子暗号は理想的な条件で運用すれば無条件安全性を持つはずだけど、現実には理想的な条件がそろえられない。だったら実際にはどの程度安全なのか、という話になるのだけれど、それを定量的に評価する方法がなかった。

    そこで、今回は安全性の評価理論を練って、漏洩情報量の上限を測定しながら暗号を運用するシステムを考えましたよ。

    # ということではないかと。
    • by Anonymous Coward on 2007年01月19日 23時47分 (#1094924)
      安全性評価の方法もそうなんですが,理想的な設定でないと具体的な攻撃が考えられていて,それを現実的な設定の元で回避できるアイデアを実装できた,というのが今回の大きなポイントかと思います.

      端的に言えば,量子鍵配送の安全性は,通信に使われている光子を盗聴者がいじると,光子の持つ量子情報が乱れ,その結果として盗聴が検出できるというところに拠ります.しかし単一光子源の実現が非常に難しいため,理想的には単一の光子に量子情報を載せるところをどうしても複数個の光子に同じ量子情報を載せざるを得ないわけです.その場合,通信中に盗聴者が複数個の光子の一部だけを抜き出すことで,量子情報の乱れを検出されることなく通信の内容を抜き出せる可能性があります.

      このような現実的な設定の下でも安全性が確保できるか?というのは理論的には研究が進んでいるようで,その部分が理論だけでなく実装段階に持ってこれたよ,という話かと.
      親コメント

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