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税金滞納で差押えられたフィギュアが公売に」記事へのコメント

  • まず過去記事初回時 [srad.jp]、PSE法導入時 [srad.jp]。

    元記事中に「以前の公売は、古物商など限られた人しか参加できなかったが、ネットが普及したことでフィギュアも動産として買い手が付くようになった」とあるように、Yahoo!上で売ることでこんな趣味のものにも値がつく可能性が出てきたのがネット公売の意義のひとつでして。

    以前の公売ってのはどんな手順だったかというと、おおざっぱに言うと

    1. 差し押さえる。差し押さえるものは滞納している税金に比して高すぎてもいけないし、また安すぎたり売れることが見込めないものでもいけない
    2. お役所の前に張り紙が出される(公売公告)。通常は張り紙だけで終わるので、そういう張り紙が出ることを知ってる古物商とか(ryしか集まらない。
    3. お役所の中で入札ないし競り売りを行う。誰も来なかったら張り紙からやり直し(何度やっても売れなければ差し押さえを解除しなければいけない)。

    (*債権[給与の請求権とか売掛金とか預金の払戻請求権とか]はまた事情が違うが、そもそも公売に付されるものでもないので割愛)

    で、古物商とかでアレゲなものに興味のある人ってのは従来そうそういなかったわけで、フィギュアだのプラモだのといった代物は「売れることが見込めない」ってことで、差し押さえに踏み切る度胸のある役所はそうそうなかったのです。

    ところがYahoo!でなら既にヤフオクで実績があるように、ひょっとしたらフィギュアでもデジカメでもPCパーツでも売れるかもしれない、となるわけです。税金の滞納額が数千万とかだとこのような小物では少額すぎて差し押さえの対象にはしがたいのだが、数千円から十数万円の滞納額なら充分釣り合いがとれるでしょう。今回はおもちゃ屋の在庫品でしたが、理屈の上では少額の滞納であなたの家のアレゲな貴重品を家捜しされた上差し押さえられ、Yahoo!公売に付される可能性もあるのです。

    ちなみに過去の事例でもっとアレゲなものといえばH-IIロケットの模型 [yahoo.co.jp]とかD-51の模型 [yahoo.co.jp]なんてものもあります。

    (フィギュア類は過去にも[この業者以外にも]数例あったと記憶しています)

UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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