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しかし、資本家に都合の良い偏った成果主義や、個人主義の蔓延によって、即金に結びつかない伝達の作業がおろそかにされていることが、今後の科学技術の発展の弊害になるだろうと思います。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
基礎研究 (スコア:5, すばらしい洞察)
10年後、20年後のことを全く考えないで
すぐに金になる研究にしか飛びつかないようだと、
将来のことを考えてコツコツ研究してきた国に
10年、20年先、勝てるわけがないでしょうが。
# と、思っている工学部生
1を聞いて0を知れ!
Re:基礎研究 (スコア:2, すばらしい洞察)
しかし、創業者が成功を収めると、その次の世代は成功のプロセスを無視して金策ばかりを考えるようになる傾向が強いようですね。
技術力のさらなる発展を担うのは次の世代の子供たちです。
基礎研究の発展も、先人の積み重ねたものの上に立って、さらに積み重ねるからこそ発展するのであって、先人を無視して最初から積み上げても到達点は先に伸びません。
だからこそ、教育が大切であり、先輩の技術者は後輩の技術者に技術を伝達することが大切なのです。
しかし、資本家に都合の良い偏った成果主義や、個人主義の蔓延によって、即金に結びつかない伝達の作業がおろそかにされていることが、今後の科学技術の発展の弊害になるだろうと思います。
日本の経営者、政治家は個人主義の見本市みたいなものだから、改善は難しいかも知れませんね。
Re:基礎研究 (スコア:1)
「資本家、成果主義、個人主義」と言うと、資本主義とかアメリカ化に罪を押し付けている気がしますが、当のアメリカは科学や基礎研究でも十分進んでいませんか?卑近な例でノーベル賞の受賞数を比べると、アメリカは 295、日本は 12 です。
学者がメガネをかけて論文を読めば研究ができるってわけじゃなくて、研究には人もお金もいります。
IBM、AT&T、GEなどの私企業や NASA、NIH、DARPAなどの研究局を通した政府の投資など、お金も人もどっかから入ってくる仕組みが整う必要があります。で、お金の一部は大学の院レベルの研究室に転がってきて有名どころの大学を始めとして、あんまり有名じゃない大学でも色々研究が行われています。
日本の大学の状況には詳しくありませんが、少なくとも情報科学の分野では日本人の書いた論文が話題になったのを見たことがないので、大学生が入ってきて出て行くだけ、ちょっと頑張って昔の本を和訳して終わりみたいな感じになっているんじゃないでしょうか。
私企業の出資をコントロールするのは株主、政府の出資をコントロールするのは国会議員ですが、もしかしたら日米で株主と国会議員の科学とか基礎研究に対する意識の違いがあるのかもしれません。そもそも株主が経営者にこうしろああしろと言ったり、国会議員が法律を書くという文化からして無さそうですが。
Re:基礎研究 (スコア:1)
欧米では、個人が貢献した業績に対してそれに見合う評価を行い、有能な技術者や営業マンの心を掴もうとしている。
それに対して、日本の成果主義は、減点法に代表されるような、無駄な給料をカットしたいという意思が強いように思います。
経営サイドの言い分では、
「たくさん稼げないなら給料もらえなくて当然ですね。」
「これだけミスがあるなら給料カットしますよ。」
「ミスさえしなければ、約束分の給料出しますよ。」
といったような話が多い(私の周りだけでしょうか?)
こんな環境では目先のカネにこだわってしまうのも仕方ないと感じます。
基礎分野というのは情報科学だけではなく、基礎生物・物理・化学・地学など、応用技術のための根幹となる分野です。
総合的に見れば、基礎分野でも日本人は多く活躍しています・・・と思います。
世界で、というより欧米であまり評価されないのは、言語や文化の違い、距離的に学界の参加がおろそかになる、など、研究者同士のつながりが薄いこと、また、気候・風土・風習の違う地域同士なので、研究対象や社会の需要も若干異なるといった影響も大きいと考えられます。
日本は国立大も独立採算制になってしまいました。
人気の無い分野、直接お金に結びつかない分野の研究費は、年々縮小せざるおえないでしょう。
応用技術は基礎技術の上に成り立つものです。
「金になるかならないか」を目先だけでは考えず、5年先、10年先に発展性があるかどうかをもっと評価できるようなシステム作りが必要だと思います。
政治家や経営者にも技術分野に興味を持ってもらいたいし、技術者も政治家や経営者に意見しなければならないでしょう。