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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
先発品と後発品は同じではない (スコア:5, 参考になる)
私の所にもMR(販売医促進員、一応薬の説明をすることにはなっているのですが)がやってきます。
ところがジェネリックの人は価格の話しかしません。
有名な高脂血症治療薬の場合、先発品の10分の1。1錠10円程度でいかがですかときます。
大量に購入すればさらに割り引くそうです。後発品の定価の25%以下です。
原材料はイスラエルからの輸入だそうです。
ところで、これら後発品の高脂血症治療薬が販売された時、市販後調査(安全性の確認)を
求められました。ところが、テレビで宣伝しているジェネリック製薬会社は、テレビCMには
金をかけるが、市販後調査は結局
Re:先発品と後発品は同じではない (スコア:5, 参考になる)
ひとつは経験から。以前勤務していた病院で、抗てんかん薬が大手製薬会社の後発品に変わったとたん、ずっと発作の無かった受け持ち患者さん3名に発作がおき、一錠づつ処方を増量したことがあります。メーカーが変わって発作が起きるのでは同等性は怪しいと感じていました。安さの度合いにもよりますが、薬が増えるのでは単純比較出来ません。
ふたつめは、ジェネリック製剤を作っている製薬会社の話から。ジェネリック製剤の生物学的同等性は、90%とのことです。普段、95%、99%の情報を判断基準としている身としては、認可されている同等性レベルが低すぎるのではないでしょうか?アメリカの基準なので大丈夫だとメーカーさんはおっしゃるのですが・・・。逆に90%なら発作が起きてもおかしくないかと変な納得をしてしまいました。
今の勤務先でも一部ジェネリック製剤に変わっていますが、血中濃度管理の必要な薬剤については切り替え時に不安を感じています。まあ、先発薬品も常に疑問・不安を持ちながら慎重に処方すべきですけど。
現状では、自分の服用するジェネリック医薬品はどのレベルかを「日本ジェネリック医薬品学会」のホームページなどから調べ、どの検査は行っていて、何は行っていないかなどチェックし、リスク・メリットを秤にかけて、判断するしかないのではないかと、この制度は安心・信頼からほど遠く、寂しい限りです。個人的にはこのホームページも検索が、医療関係者用・患者さん用に分かれているところに不信感を持っているのですが。
ということで本当に「ジェネリック医薬品は患者さんのため」と自信を持って言えません。
規制緩和+ノーチェック体制が、あずみ野観光バス事故の元になったようなことが、ジェネリック医薬品で起きないといいのですが。