アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
日本語 (スコア:3, 参考になる)
Re:日本語 (スコア:2, 興味深い)
タレコミ本文にある「喫煙がパーキンソン病を防ぐという研究」ですが、実はこれ、もうメタアナリシス [nih.gov]も2004年に出てる段階にありまして。 疫学的に言うと「喫煙がパーキンソン病の発症リスクを低下させる」というのは、普遍的なものだと言っていいような状況ではあります。ただし、リンク先にも書いてありますけど、喫煙者だと発症前に(肺がんなどで)死んじゃうからじゃないのか、というのがまだ解決してない問題として残ってます。少なくとも、まだこの問題は未解決のまま(これを加えたメタアナリシスはまだない)みたいですね。
#ちょうどこの頃、「カフェイン(コーヒー飲用)がパーキンソン病の発症リスクを低下させる」というメタアナリシスも出てたんで、喫煙の方もついでに目にしてました。
まぁ「喫煙」という切り口で考えちゃうとどうしてもそういう問題が残っちゃうのだけど、カフェインやニコチンという化合物(薬剤)の効果として考えた場合には、結構有意義な知見だと言えるでしょう。もちろんニコチンにも毒性の問題があるので、元コメントでも紹介されてるように、あくまでそれをリード化合物とした新薬の開発といった応用とか。また、パーキンソン病の発症機構については、まだ謎が多いのですが(ドパミン作動神経系の機能低下がなぜ起こるのか、など)、ニコチンやカフェインなどに予防効果があるということは、病気が発症(進行)するメカニズムを知る上でも重要な手がかりを与えるものになると思います。