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月周回衛星「かぐや」(SELENE)の打ち上げ延期、原因はコンデンサの逆付け」記事へのコメント

  • 品質管理 (スコア:5, 興味深い)

    by Anonymous Coward
    去年うちの大学を定年で退職された日本の品質管理の大御所が、講義で話してくれた日本の宇宙開発に関するエピソードを思い出した。
    その話は…

    日本のロケットは失敗してばかりいるのに、ロシアのロケットはほとんど失敗しない。
    品質管理の技術では我々の方が優れているはずなのに何故なのだろう。
    この疑問を来日していたロシアの技術者にしたとき、その技術者は
    「日本はロケットを作るとき最高のものを一つ作ろうとする。しかし我々はそうではなく同じものを100個作って、その中で最も品質のいいものを使う。おそらくそれが大きな違いだろう」
    と答えた。

    というもの。
    少し笑える話だけど、この話には真理が隠されている気がしないでもない。
    • Re:品質管理 (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2007年07月28日 15時01分 (#1197375)
      日本だと部品納入時にはロシア的なことがされています。

      試作時に設計者は5~10個なんていう単位で注文するのですが、下請けの部品製造業者は原料投入量の都合からプラスチック部品でも50個とか作って良品を選別して納入します。すると試作では数倍~10倍の選別を経た部品しか見ないことになります。
      量産試作で数百個作る時は余分に作る量も100~200個に増えますが、納入する量も増えるので2倍以下の量からの選別になってしまいます。当然品質のばらつきも大きくなるので「試作部品では問題なかったのに・・・」ということになります。量産時は(以下略
      (金属部品だと試作から製造単位が一桁以上違ってたのでちょっと違う話になりそうです)
      組み立て方法も工場の作業者が日に8時間作業して良品率を99%の小数点以下にいくつ9を並べられるかになるので、優秀な設計者が集中して数個うまく組み立てられればいいというのとは全く違う話になります。

      これは試作と量産の違いの一つで、量産化作業というのがなぜ必要なのかという理由の一つでもありますね。

      ここにいる人なら、同じウェハーから取れるプロセッサダイの品質のばらつきから連想しやすいと思うのですが、物理的な物作りだと選別で捨てるものの数を増やせば最終的な製品の品質が上がるというのが基本で、日本製品の品質が高い(高かった?)が高価という話の基盤だったりします。論理的な物作りでも捨てたアイディアの数次第だと言えるかもしれません。

      他人から見えるプロジェクトとか最終製品を1個にしてうまくいかせようというのは現場を知らないのか、知っていてあえて無視しているのかは知りませんが、真実を隠蔽して格好だけつけようという行為のような感じがします。
      本当は未踏領域に踏み出す挑戦はうまくいかないのが当たり前で、基本的には辛く苦しいことのような。
      親コメント

「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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