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次世代太陽電池へ近づく色素増感太陽電池」記事へのコメント

  • Graetzel以降,有機系などを用いた色素増感太陽電池の研究はそこそこ盛んなわけですが,
    以下のような問題があります.

    ・コストが高い
     なんだかんだ言いつつ,実は高効率のセルはルテニウム錯体系色素が多く使われています.
     論文なんかで高効率達成をうたっている場合はまずこれです.でもRuは量も少ないので,
     実際に量産するとなると他の色素を探す必要があります.(もちろんいろいろやられています)

    ・電極が高い
     現在の主流の組み合わせは色素に錯体,これを吸着させて生じたホールを迅速に電極に輸送
     するためにTiO2を使っていますが,TiO2の処理のために高温が必要で,それ
    • 太陽光による色落ちで効率激減、てな事はないんでしょうか(笑)。

      すみません、シロートで。
      • >色落ちで効率激減

        それがまさに光化学反応による分解です.
        もともと色素増感太陽電池では,色素分子の電子を光で励起してエネルギーの高い状態に叩き上げ,
        それをすばやく電極が受け取ることで起電力を発します.その後電解質中の分子から電子を受け取る
        ことでイオン化した色素は元に戻るわけです.
        ところが,励起状態というのは安定ではありませんから,場合によってはそのまま色素のどこかの
        結合が切れてしまったり,電解質中の余計な分子と結合してしまったりと,不可逆な変化を示す
        可能性があり,これらの反応が起こってしまうと色素が壊れ起電力(発生電流)は落ちます.

        ですので,いかにこの辺の安定性を高め寿命を延ばすかは大きな問題です.
        親コメント

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