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芸能タレントと似たようなもので、マイナーなうちはたとえスキャンダルででも露出した方が得である一方、市場支配的な売れっ子や大先生になると露出窓口を制限して身内の取り分を増やそうとするのは、それなりに理にかなっていますね。
その意味では、「安定的な職業の人と差があって良いのか」という里中委員の発言 [nikkeibp.co.jp]がもっとも欺瞞的です。保護期間の延長は、安定的な地位を手に入れた人だけに贈られる特典ですから。ロングテールな現実世界では、制限を緩和して露出を増やすことが全体の分け前を増やすはず、というのが権利拡大反対派の従来からの主張ですが、この発言は反対派のツッコミ拠点として使えるのでは。
蕎麦屋だって経営に失敗すれば路頭に迷います。保護期間延長は成功者の遺族向けの生活保護にすぎないので、不安定な職業を保護したければ通常の生活保護を強化すべきですね。結局、里中さんも、「蕎麦屋と一緒にされては困る」と言い放った同業者と大差ない、特権階級を正当化するセンスの持ち主であると思わざるを得ませんね。
ここにコメント書いた時点で、 そのコメントの『著者』になるんですけど。
著作権が自動的に発生すると法に規定されている以上は、 特別な人々に独占された権利ではないわけでして(経済的利益に繋げられる人は限られてますが)。 また、 著作権に対する『立場』にしても、 固定されたものではありません。 この通り、 『著者』になるのは簡単です。 出版社自体を興すのは大変でも、 そこ(著作物を扱う企業等)に就職するという事は、 誰にでも起こり得るものではないと言える程珍しい事でもありますまい。 そして今これを読んでいる誰もがその時点で『読者』です。
なので、 『どの立場にもなり得る立場』で語って欲しいです。
# ここ読んでる方々には多いであろう情報産業従事者って、 # 著作物を創り出したり、仲介したり、利用したり、売買したりして、 # 大抵の『立場』を経験しますよね?
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
自分の立場で語る (スコア:5, すばらしい洞察)
賛成や批判などいろいろ思うところもおありかと思いますが、
一番重要なのは自分がどの立場にいるのか、どうなってほしいのか、
ということではないでしょうか。
著者でもないのに著者の利益のことを考える必要はないと思います。
著者の利益のことは著者の立場の人が主張すればよく、
出版社は出版社にとっての利益を主張すれば良いんです。
同様に大多数と思われる(私も含む)読者の立場としては、
著作権保護期間が延長されることはあまりうれしいことではないと思うのであり、
読者の立場の方が出版社や著者の利益のことを考えるのはおかしいと思います。
(その立場にいるわけでもないから出版社や著者の気持ちがわかる訳がない。だから自分の立場で語ってほしい。)
Re:自分の立場で語る (スコア:5, 興味深い)
この議論に関していろいろ聞いてみたことがあるのですが、
権利者側にいる人でも意見はさまざまなようです。
作家氏
僕らの仲間内はみんな、今食うのに必死で、「孫の代がどうこう」
とか正直そんなに重要だと思ってないんだよね。
多くの作家の考えと彼らの主張は、ずれてきてる気がする。
ああいう活動をしてる人は、そんな活動を一生懸命する前に、
よい作品を生み出すように努力するほうが先じゃないのかな。
それをしなくていいのであれば、もう十分生活できるだけの
糧を得てるんだから、これ以上何を、と思うけどね。
それこそ、彼らの得た著作権料の一部を、才能を開花させようと
苦労している作家に還流する仕組みでも作れば別だけど。
出版氏
正直、ああいう人々は苦々しいと思ってます。
ウチらも、センセイから権利を預かったりしてるわけだから
著作権者側だけれども、一番大事なのは、作品を買ってくれる
読者・消費者の皆さんなのだから、その人たちに印象が悪い
ことは避けたいのが本音。大多数のセンセイもそう思ってる。
ただ、どう言いくるめたか知りませんが、大センセイがバックに
いたりして、これがなかなか大変なんですわ。
どちらかというと、著作権違反の取締りを強化してもらったほうが
インセンティブとしては大きいです(笑)
Re:自分の立場で語る (スコア:3, 興味深い)
漫画・絵系
どっちかというと表現規制の話で必死なので、紙媒体は一定の陳腐化があるのであまり実害がない為か我関せず。
ただ、音楽や映像に関しては特別扱いで、妙に苦々しく思っているし、著作権保護否定というか軽視か無視派。
音楽系
ちょうど親書き込みの作家な感じかDQNかの両極端。
陳腐化しにくく、むしろ記憶されているか忘れられるかの両極端のメディアだからか?
映像系
いろんな意味で諦め気味。
出版系はまあそんな感じですね。
士農工商、エタ、非人、プログラマ、雑誌のライター (スコア:0)
「無くなっても構わない」とまでは言わないけれど、そもそも原稿料なんて
雀の涙なんで、それで生活しているわけではない。「印税で左うちわ」
なんて別世界。技術の陳腐化が激しいので、本人の死後どころか生存中でも
書かれた資料が事実上無価値になる事態が多発。
IT業界だと、10年保てばロングラン。普通は3~5年だろう。orz
Re:自分の立場で語る (スコア:3, すばらしい洞察)
芸能タレントと似たようなもので、マイナーなうちはたとえスキャンダルででも露出した方が得である一方、市場支配的な売れっ子や大先生になると露出窓口を制限して身内の取り分を増やそうとするのは、それなりに理にかなっていますね。
その意味では、「安定的な職業の人と差があって良いのか」という里中委員の発言 [nikkeibp.co.jp]がもっとも欺瞞的です。保護期間の延長は、安定的な地位を手に入れた人だけに贈られる特典ですから。ロングテールな現実世界では、制限を緩和して露出を増やすことが全体の分け前を増やすはず、というのが権利拡大反対派の従来からの主張ですが、この発言は反対派のツッコミ拠点として使えるのでは。
蕎麦屋だって経営に失敗すれば路頭に迷います。保護期間延長は成功者の遺族向けの生活保護にすぎないので、不安定な職業を保護したければ通常の生活保護を強化すべきですね。結局、里中さんも、「蕎麦屋と一緒にされては困る」と言い放った同業者と大差ない、特権階級を正当化するセンスの持ち主であると思わざるを得ませんね。
Re:自分の立場で語る (スコア:0)
蕎麦屋としても一緒にされたら困るんだよ。
もうちょっと考えてコメントしろ。
Re:自分の立場で語る (スコア:1)
Re:自分の立場で語る (スコア:0)
あっちの孫は何もせず金だけクレってんだから全然違うじゃないか。
Re:自分の立場で語る (スコア:0)
音楽やげーじつを理解できないけど大家をありがたがる輩がたくさんいるように
蕎麦の味もわからんくせに店の名前をありがたがる輩はたくさんいます。
ラーメン屋もほとんど名前だけだよな。
Re:自分の立場で語る (スコア:0)
Re:自分の立場で語る (スコア:0)
Re:自分の立場で語る (スコア:1, 参考になる)
過去に大ヒットを出し、もうあまり努力しなくても過去の著作権使用料
だけで余裕で食べていける大御所と、
なんとか食べていくのがやっとで、いつか大ヒットを夢見る下積み中
の人とでは大違いなわけです。
後者の人は、これから創作する必要があるので、過去の作品が異常に
長い期間保護されていると、リスペクトできなくて作品の内容が絞られ
てしまいます。
保護期間が長くなるということは、保護されるモノも大幅に増えること
になるので、NGワード的な「他人のものだから使ってはいけない」
モノが増えます。
その結果、新しく生み出される創作物は薄っぺらな駄作が急増するかも。
ぶっちゃけ、著作物なんてものは何百年前のものでも、お金を出して
見たり、読んだり、聴いたりする価値があるものなら、購買層は金を
惜しまずに出します。
50年でも70年でも1000年でも構わない。
保護期間が延びて困るのは、創作者の人々なんですよね。
保護期間が短くて困るのは、創作者の著作物から金を得るだけの
寄生している人々だけです。
Re:自分の立場で語る (スコア:1)
ここにコメント書いた時点で、 そのコメントの『著者』になるんですけど。
著作権が自動的に発生すると法に規定されている以上は、 特別な人々に独占された権利ではないわけでして(経済的利益に繋げられる人は限られてますが)。 また、 著作権に対する『立場』にしても、 固定されたものではありません。 この通り、 『著者』になるのは簡単です。 出版社自体を興すのは大変でも、 そこ(著作物を扱う企業等)に就職するという事は、 誰にでも起こり得るものではないと言える程珍しい事でもありますまい。 そして今これを読んでいる誰もがその時点で『読者』です。
なので、 『どの立場にもなり得る立場』で語って欲しいです。
# ここ読んでる方々には多いであろう情報産業従事者って、
# 著作物を創り出したり、仲介したり、利用したり、売買したりして、
# 大抵の『立場』を経験しますよね?
「自分の立場で語る」事と、相手の立場を論ずることは相反しない (スコア:0)
言いたいことだけのたまうだけであれば収束できる議論もまとまらない口喧嘩となる。
利権のぶつかり合いならば、お互いがそれなりの利益を享受できる妥協点を
提案することが必要なはず。
だからこそ、自分の立場の提案が相手にもそれなりに利益が存在することを
提案し納得してもらうってことになるはず。
(又は相手の提案が自身の利益しか考えていない、最終的に大部分に不利益を
もたらす悪法であることを論破する、とか)