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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
実験で検証するなら他の生物として人間も連れて行かなきゃ (スコア:1)
ところで放射線で傷を受けたとしても、安全なところに移動して安全な食事をしてたら、
段々その部位は代謝されて健康になるのかな?
Amazon.co.jp: THE END 4 (4): 本: 真鍋 昌平 [amazon.co.jp]に鳥は代謝が大きいから生き延びるさ、みたいなセリフがあったんだが。
Re:実験で検証するなら他の生物として人間も連れて行かなきゃ (スコア:4, 興味深い)
両方です。
破壊された部位を再生できるほど周辺が生き残っている -> 新陳代謝が速いと体組織が迅速に再生される
破壊された部位が手のつけられないほど破壊 -> 新陳代謝が速いとすぐに該当部位が消滅
新陳代謝の激しい部位は破壊されると迅速に細胞がいなくなります。これは本来細胞がどんどん死につつ
新しい細胞が補充される部位なのに、どんどん死ぬのは変わらないまま新しい細胞が供給されなくなる
からです。
このため被曝が著しい場合には、例えば腸などは内壁の細胞がどんどん入れ替わろうと死んでいくのに
新しい細胞は作られず、結果内壁がどんどん薄くなり出血を起こします。腸が内表面からだんだん削られ
ていくイメージですな。
同様に皮膚でも表皮はどんどん垢として剥がれおちていくのに新しい皮膚は作られず、結果として
真皮がむき出しとなりいわば皮をはがした状態になります。
#まあこれらとは別に、新陳代謝の激しい部位ほど放射線に弱い、ってのもあるんですが。
これとは逆に、微弱な障害なら新陳代謝の力技で乗り切れることもあります。
以前は胎児は新陳代謝が活発すぎて放射線感受性が高い(すぐやられる)といわれていたのですが、最近の
研究ではいくつかの部位の低線量被曝においては回復が著しく、ある程度までのダメージなら一切の後遺症
を残さないことが結構あるらしい、というのがわかってきました。
これは胎児期には細胞の柔軟性も高く、多少の細胞がやられても迅速に取り除かれ、周囲の組織が分化する
ことで再生しているからのようです。このため、本来細胞単位では(新陳代謝が激しいために)放射線に
弱いのに、個体レベルでは意外に丈夫だったりします。
#まあこれも組織によっては駄目だったりと、そう単純ではないのですが。
種による放射線感受性の違いについては、哺乳類と鳥類は他のものに比べ格段に弱くなっています。
特に人間は放射線に非常に弱く、他の哺乳類に比べて一段と弱体化しています。他の哺乳類も魚類・爬虫類・
昆虫類・植物などと比べると、1桁とかもっと弱かったりします。この理由の詳細は完全には分かっていな
かったような覚えが。
#鳥類は同等の代謝の哺乳類に比べ幾分丈夫という話はある。でも昆虫その他に比べれば弱い。
Re:実験で検証するなら他の生物として人間も連れて行かなきゃ (スコア:1)
酵素合成のために常にDNAをほどいてるからとか、ミトコンドリアが活性酸素を多く出してて普通の状態でもDNA損傷率が高いからとか。
the.ACount