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ただ確実に言えることは、実力でボーカロイドに勝てない歌姫は早期に自然淘汰されると言うことでしょうか
歌姫の役割は歌声を提供することだけではありません。少し煽りっぽい言い方をしてしまえば、生身の女性が歌っているという事実の方が大事であって、歌声の品質は二の次、なんて人は少なくないですよ。ヲタに限らず。
＃仮にそうでないのだとすれば、歌唱面ではあれだけ品質が下がっているにもかかわらず、J-POPが廃れない理由は何ですか?＃歌そのものよりも、誰が歌っているかの方が大事なんですよ。
この壁は、単なるPCソフトウェアであるボーカロイドと、そのイメージキャラに過ぎない初音ミクや鏡音リンには絶対に突破できません。突破されるとしたら、人間そのものがデジタルデータ化されて、本当に生物的本能から解き放たれた時だけでしょう…もっとも、そんなことが本当に起こった時、果たしてエンターティメントのどのくらいが生き残ることができるかは見ものですがね。
ボーカロイドの登場で音楽業界関係者涙目ｗｗｗとか言ってる連中は、根本的にここを見落としていると思っています。繰り返しますが、歌手の役割は歌声を提供することだけではありません。歌声も、歌のベースになっている思想なんかも込みで、一種のキャラクター性そのものをも提供するものです。
＃要は結局人間も動物なんだから生物的本能を満たせない相手は本当に受け入れられることはないよ、と言う事を言いたかったのだが書いてるうちに方向性があやしくなったのでAC
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
ここまで来ましたか…… (スコア:5, 参考になる)
しかし……とうとう志方あきこ作品がPOPのウィークリーランキングから追い出されるというところまで来ちゃいましたか。一昔前はMuzieといえば志方とそのフォロワーの活動場所という時代もあったのですが。
初音さん出現以前は(いまでも累計ダウンロード数を見るとそんな感じですが)志方あきこ＆その他民族系の影響が強かった時代→研究室403号室の時代という流れがありました。403の時代がもう少し長く続くかと思ってましたが……
で、なぜこんなことが起きたか。
「同人音楽を聴こう！」を引くまでもなく、同人音楽と歌姫文化は切っても切れないものです。
しかし、ある程度以上の腕前を持つ歌姫さんには依頼を通すこと自体が大変。依頼を通せたとしても、その先の収録マネージメントはそんじゃそこらのサークルでは(経験値がないと)とんでもなく難しい話です。
通常の＝三次元の歌姫さんに依頼するとなると(上位クラスでも下位クラスでも同じく)コミュニケーションが大変ですが、そのかわりに初音さんなら技術力さえあれば15,000円程度を放り込むことでいくらでも自分の思い通りに調教できる歌姫が手に入ります。しかも、下位クラスの歌姫と比べたら、初音さんは少なくとも「音程のある程度の正確さ」という決定的なアドバンテージを持っています。
「自分でボーカル曲を創りたい」という欲求に対しては、初音さんの威力は桁外れのものがあったと思います。
次に起こることは、下位クラスの歌姫さんを軸に歌姫文化の崩壊でしょう。
同人音楽やその隣接領域では、マネージメントの困難さに起因する問題がどんどん存在感を増しています。
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:5, 参考になる)
同人屋さんが好んで使いたがる歌姫(今回の場合はプロのアーティストではないけれども一部の界隈ではプロ並みの知名度を誇る方々って意味合いで捉えていただけりゃ)の中でも特に著名な人になると、歌そのもの以外の部分で非常に面倒で扱いにくいんだそうで。
私自身は音楽に携わってなかったのでアレですが、音楽担当はその方をなだめすかしてあれこれ手を回してようやく収録までこぎつけて、歌い手以上にへとへとになりながら音楽を完成させていました。曰く、「金はかかるけどプロの事務所に頼んだ方がよっぽど手間がかかんないんだろうな」とのこと。
同人世界だけで完結しようとするとやたらと手間のかかる現状では、インストールすればパラメータをいじるだけでどこまでも健気に頑張ってくれる、非常に扱いやすい初音ミクの存在は大きいかもしれません。
作品を作るのが目的なのにそれ以外のところで疲れてたら意味ないですしね。
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
妙に自我が肥大しちゃってたりする上に、プロ精神もない。
まあ、あまり使いたくはないよね。
# きっと何らかのコンプレックスが裏返っちゃってんだろうなぁ
結構音痴ですよ (スコア:3, 参考になる)
>「音程のある程度の正確さ」という決定的なアドバンテージを持っています。
実は、初音ミクはかなり音痴です。(「素人」の「歌姫希望」とどっこいどっこい)
パラメータいじりで音痴を直そうとすると、ものすごく手間がかかります。
なので、普通のボーカル録音後にするように、ピッチ補正処理をしてあげるのが主流になっています。
#それはそれで、実際にボーカル録音した後のミックスの練習になるので問題は無いと思いますが。
ピッチ補正のパラメータいじりに苦心するよりは、アーティキュレーション付けの目的でパラメータいじりした方が生産的と言う感じですかね。
「素人」で「歌姫希望」の手を上げる女の子に比べれば、アーティキュレーション付けの「指導」もやりやすいような気はしますね。
発声に関しても、やはり「素人」は最初からそれなりというわけにもいきませんし。
Re:結構音痴ですよ (スコア:4, 参考になる)
設定→デフォルト歌唱スタイル→ピッチコントロール→ベンドの深さが20％になっていますが、これを8％にするだけで音痴ではなくなります。
参考 [atwiki.jp]
Re:結構音痴ですよ (スコア:2, 参考になる)
（どっちがどっちにずれていると言い切れないあたりが絶対音感の無さを示しておりますが）
でも、大丈夫。
我々には、Pro toolsやらAuto-Tune [cameo.co.jp]とかGsnap [hatena.ne.jp]がありますので、若干の音痴なら全く問題ありませんｗ
＃人間が使うツールを合成音声に使わせて何が悪い
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
「微妙なピッチずれ」に関しては全く別の話なので、そこは同意いたします。
デフォルト設定ではマトモに聞けないほど激しい音痴になっちゃってますが、
設定さえ適切にすれば「微妙にズレはあるけどそのままでも聞けないことはない」ぐらいになるので…。
そのズレが人間らしさとも言えますが、ピッチ補正でカッチリ合わせるのも特にポピュラー音楽ではアリですよね。
そんな僕もGSnapとChoralozoideを愛用してます。
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
これたぶん、こういうことだよな。
1:もともとの意図は「全音、つまり半音*2のベンド幅」にしたかった。
2:それの正しい値は、1オクターブ(典型的MIDI音源のベンド幅の最大値)の1/(12*2)ってことで、だいたい8だ。
3:しかし勘違いしたスタッフが半音=10で計算しちまって梱包した。
＃キーボードでベンドレバー使って演奏するときは半音*2の設定が好みなのでAC。人によっては100%つまり1オクターブで演奏できる人も居るらしいが私は無理だ。
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
つまり、最低値から最大値まで4オクターブもの幅があります。ベンドレンジ24ですね。
# 演奏する時はベンドレンジ2（全音*2）が好みなのでAC
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
>ベンドレンジ2（全音*2）
いや、それはベンドレンジ4では？半音*4なのだから。
あ。もしかしてレバーの上から下までを測ってますか？
ふつうベンドレンジというときは中央から上(か下)までを測るはずだが…
＃ところで、MIDIにおいて半音という単位は意味が凄く有るが、全音という単位には人間主観の側にしか意味が無い。半音に基づいた定義はNoteNumberなど無数にあるが、全音に基づいた定義は何処にも無い。
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
てっきり「レバー上」＋「レバー下」で2個分、という意味だと思ってました。
ベンドレンジを中央から測るのが「普通」だとは知りなかったもので…。
シーケンスソフト上で「全音」を意識することは出来ますが、確かにMIDIデータはノートナンバーですね。
# ひたすら上から物を言われて気分は良くないけど論旨には納得したのでAC
# 相手の功績が分からない状態だと中身も伴ってるのか口先だけ達者なのか判断しかねる部分はあるが
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
Re:結構音痴ですよ (スコア:0)
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
> しかも、下位クラスの歌姫と比べたら、初音さんは少なくとも「音程のある程度の正確さ」という決定的なアドバンテージを持っています。
素直に解釈すると、下位クラスの歌姫さんは音程が正確ではない？
それって歌姫って言うんかいな(^^;
> 次に起こることは、下位クラスの歌姫さんを軸に歌姫文化の崩壊でしょう。
補完すると、「(下位クラスの歌姫さんを軸にした)歌姫文化の崩壊」 でしょうか？
機械の出現とともに、機械で出来る程度の仕事は淘汰されて来たんです。
それでも生き残ってるのは、機械では出来ない質を出せる人です。
プロクラスの歌唱力(Vocaloidはまだそこまで行ってません)がある人はもちろん生き残れるでしょうが
下位クラスの歌姫さんとやらでも、歌唱力ではなく本人の魅力で持っている部分があるのではないですか？
それとも単に「とりあえずマシ」程度の魅力しかないのでしょうか
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
絶対音感のある人がライブに行くと気持ち悪くなって酔うぐらいひどいとか。
作曲家としては凄いんだけど。
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
BMS界からやってきてmuzieの知名度アップに多大な貢献をしていた
onokenの名前を忘れてはなりません。
年単位で更新がなくてもDL数が一桁違いましたもん。
#明らかにオフトピなのでAC
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
同人音楽の源流はベーマガその他の音楽プログラム投稿にあると思ってる身としては
まったく同意できませんが、今はそう考えるのが一般的なんですかね。
この場合の「歌姫」が何を意味してるのか不明瞭だけど。
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:1)
＃昔、行きつけのCD屋でマイナーなバンドの新譜の在庫を聞いた時に、店主に言われた言葉
Re:ここまで来ましたか…… (スコア:0)
逆に考えることも出来て、ご自身でも書かれているように
＞「自分でボーカル曲を創りたい」という欲求に対しては、初音さんの威力は桁外れのものがあったと思います。
初音ミクをボーカルにしているだけとも考えることが出来て、歌姫さんたちにとっては初音ミクオリジナル曲（またはこの先出てくるボーカロイドオリジナル曲）の中から自分の声質に合った／自分の気に入った曲をカバーするという選択肢があります。（当然、交渉次第で歌詞／アレンジを変更することも可能でしょう）
これは、逆に言えば多数の作曲家を得たと言ってもいい
ボーカロイド最大の弱点 (スコア:1, すばらしい洞察)
歌姫の役割は歌声を提供することだけではありません。少し煽りっぽい言い方をしてしまえば、生身の女性が歌っているという事実の方が大事であって、歌声の品質は二の次、なんて人は少なくないですよ。ヲタに限らず。
＃仮にそうでないのだとすれば、歌唱面ではあれだけ品質が下がっているにもかかわらず、J-POPが廃れない理由は何ですか?
＃歌そのものよりも、誰が歌っているかの方が大事なんですよ。
この壁は、単なるPCソフトウェアであるボーカロイドと、そのイメージキャラに過ぎない初音ミクや鏡音リンには絶対に突破できません。
突破されるとしたら、人間そのものがデジタルデータ化されて、本当に生物的本能から解き放たれた時だけでしょう…もっとも、そんなことが本当に起こった時、果たしてエンターティメントのどのくらいが生き残ることができるかは見ものですがね。
ボーカロイドの登場で音楽業界関係者涙目ｗｗｗとか言ってる連中は、根本的にここを見落としていると思っています。
繰り返しますが、歌手の役割は歌声を提供することだけではありません。歌声も、歌のベースになっている思想なんかも込みで、一種のキャラクター性そのものをも提供するものです。
＃要は結局人間も動物なんだから生物的本能を満たせない相手は本当に受け入れられることはないよ、と言う事を言いたかったのだが書いてるうちに方向性があやしくなったのでAC
Re:ボーカロイド最大の弱点 (スコア:1, 興味深い)
「実力」と言う表現がちょっと曖昧でしたかね。「歌唱力」も「マーケティング能力」も「考え方」もインディーズでは「実力」なんですよ。
＞歌姫の役割は歌声を提供することだけではありません。
ビジュアル面や生の声で訴えたければ、ライブハウスや路上に篭ってないで、Youtubeやニコニコ動画を活用して情報発信すれようにすれば良いだけです（ライブの映像を録画してアップロードすればいいだけです）。
コミュニケーションの場が欲しければ、Webサイト立ち上げて掲示板でも置いておけば、反応を受け取ることが出来ます。
（表現は悪いが）その餌として、ボーカロイドのカバーをすることによる集客を考えれば良いのです。
インディーズに関しては、ボーカロイドの出現を「人の畑を荒らしやがって」と見るか、「多数の作曲者を得た」と見られるか、更にはmuzieだけじゃなく、MySound/Youtube/ニコニコ動画の存在を知ることで、露出機会が増えたと考えられるかが、明暗を別けると言えるでしょう。
＃メジャーはプロダクションが宣伝とという形で露出を増やしています。インディーズはこれを自分たちで行わなければなりません。
実際に、「後がなかった」たむらぱん、マイスペースからメジャーデビュー第1号になるまで [itmedia.co.jp]では、ネットを活用することで成功した例もあることですし、既存の環境は有効に使うべきです。
＃キーボード打つのが遅いって言うなら、ビデオにして返事をアップロードしてもらえば良いだけの事。逆に生の声を届けられる分、コミュニケーションとしては有効かもしれない。
逆に、メジャーレーベルは現状Youtube/ニコニコ動画を使用してプロモーションビデオを流すことが出来ません。
＃これはJASRAC縛りの負の面です。
要は、いかに今の現状を有効な視点で見て、活用できるかが生死の別れ目だと言えるでしょう。
＃と言うのを「実力」の一言で片付けちゃったんだなｗ
以下、ボケつつツッコミｗ
私は、少なくとも2次元か3次元かとか、録音か生音声かに関して一切言及した覚えは無いんですが…。
「この壁は、～」からの話を読むと「～は俺の嫁」を本気で受け取っているようにも見えますｗ
私のスタンスは音楽は「音」を「楽しむ」ものでしかありません。楽しければ、誰が歌っていようが、どんなジャンルの曲だろうがＯＫです。（でも、ラウドはダメかも）
＞少し煽りっぽい言い方をしてしまえば、生身の女性が歌っているという事実の方が大事であって、
でも、その生身の女性のイメージ全般を意図的に歪めてしまっているのも、マスコミやプロダクション側なんですよね。
＃これが「女子中高生の実態だ」とか言って、ワイドショーが面白おかしく扱ってたでしょ。今は単にそれが秋葉原に向いているだけです。
＃アイドルは崇拝するための偶像に仕立て上げたのもプロダクション側です。
＞＃仮にそうでないのだとすれば、歌唱面ではあれだけ品質が下がっているにもかかわらず、J-POPが廃れない理由は何ですか?
＞＃歌そのものよりも、誰が歌っているかの方が大事なんですよ。
ＣＤ売上は下がってます（なので、補償金くれ）と業界団体が言ってますよ。
逆に言えば、その歌手の現在の集客力が落ちていると言うだけのことでは？
＃聞かないＣＤを買うのはファンでありません。それは既に「信者」と言うべきでしょう。
＞ボーカロイドの登場で音楽業界関係者涙目ｗｗｗとか言ってる連中は、根本的にここを見落としていると思っています。
#1247163 [srad.jp]でも書きましたが、ユーザの持つ1日24時間と言うものが誰にも越えられない壁です。この24時間の中からどれだけのパイを奪えるかが勝負の分かれ目であることに何故気付けないのでしょうか。
ボーカロイド登場前から、音楽業界は（不正コピーを建前に）涙目なんです。
そこに無償でありかつ正規流通品のエンターテイメント産業が割り込んできてユーザの時間を取り込んでしまえば、他のエンターテイメント産業全般が煽りを食らうのは当然のことです。
＃ID取得予定がないので当分AC
Re:ボーカロイド最大の弱点 (スコア:0)
# アイドルって非現実化して神聖化してたよね。昔は。
Re:ボーカロイド最大の弱点 (スコア:0)
特にアイドルのような分野で「芸能人」と「一般人」の断絶が明確であった場合、
「相手が生身である」という事にどんな意味があるのか？と。
現在のような3Dのクオリティになってしまうと、その境目の部分が揺らいでしまう
感じがするんですよね・・・。
なお、キャラクター性や思想は生身でなくても十分付与できます。
小説や映画を考えれば分かると思いますが。
# 全てがジワジワと抽象化されていく雰囲気
Re:ボーカロイド最大の弱点 (スコア:0)
「少なくない」という表現は正しいのだと思います。
(「全員である」などと発言したらまた壮絶なたたき合戦が始まりますが)
ただ、ミクのようなものは、「新ジャンル」なのではないか？とは思います。今まで存在しなかったジャンルなんですよ。恐らくかつて写真や映画やTVや漫画が経験したのと同じように「はじめて人類の前にあらわれた媒体」なんじゃないかと。
で、初めてってことは、今まではどうあがいてもそれのファンには成り様が無かったわけです。
だから、実際にパイの奪い合いが起きるのだ