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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
突入角の調整ができないのでは? (スコア:2, すばらしい洞察)
まっすぐに落としても勝手にバランスを取って旋回しだすようにできるならいいけど……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:突入角の調整ができないのでは? (スコア:1, 参考になる)
激しく同意なんだけど、「日本折り紙ヒコーキ協会」が絡んでるんじゃ
そういう方法は許してくれないんだろうな・・・
ちなみに落下傘型なら大気圏突入できるのは、米軍が実験済みだし
今回の目的は一体何?
あと、「スペースシャトル型」の折り紙の折り方を知りたいんだけど。
>まっすぐに落としても勝手にバランスを取って旋回しだすようにできるならいいけど……。
↑こういう形になるのかな?とか。
Re: (スコア:0)
面白そうなのでもう少し詳しくおしえてください。
Re: (スコア:0)
# 元ACです。
元は
「大気圏突入の熱発生の大部分は摩擦熱である。
ってことは摩擦熱が発生しないようなゆっくりとした速度で降りてくれば
耐熱タイルとか不要なのでは?」
って、前からアイディア帳にメモってあって。
どこかの軍事関係のサイトを見てたときに、
「アメリカ軍が兵士にパラシュート装備で大気圏突入を成功させた」
っていうのを見て、「できるのか!」と。
その結果だけアイディア帳にメモしたので、
元ページのアドレスとか、実験日とか装備とかの情報がないのです・・・
# 読んだページには結構詳しく書いてあって
# その時はそれで納得してしまったので。
豆知識な、のガイドライン (スコア:1)
# いわゆる豆知識。
Re:豆知識な、のガイドライン (スコア:1, 興味深い)
問題はその「ゆっくりとした速度」で降りる方法ですが、そもそも衛星軌道上の人工天体はその速度による遠心力で高度を維持しているため、速度を落とすということは即座に軌道を外れて落下することを意味します。つまり、「ゆっくりとした速度」になる前に落ちてきてしまうわけです。
また速度を落として軌道を外れた場合、確かに軌道を外れたポイントでの速度は低下しますが、外れた後の軌跡は地球に向かって高度を下げる、つまり落ちる軌道を描きます。その結果重力による加速を受けるため、低い高度における速度は、逆に増加してしまいます。
その間も逆噴射を続けて重力に逆らえば良いかもしれません。しかしそのためには重力加速度に負けない強力なエンジンが必要です。噴射して反作用で推力を得るための推進剤も大量に必要です。大量の推進剤を抱えていても重力に負けない、とっても強力なエンジンが必要です。
コアとなる宇宙船に対して、大量の推進剤と強力なエンジン、つまり打ち上げ時に用いるようなロケットがもう一発必要になってしまうということです。
そんなこんなで、大気圏に突入する前に充分速度を落としてゆっくり降りてくる、という方法は、今のところ現実的な解にならないわけです。速度を落としつつ高度も維持できる仕組みが何かあれば良いんでしょうけど。
Re: (スコア:0)
実際に飛ぶバージョンやらノズルまで再現したバージョンとかがあるようです。
実際に飛ぶバージョンでは、テレビ番組の企画で全長3mの機体を作って飛ばした
こともあるらしい。
Re: (スコア:0)
こんな所までガンダムネタは要りません。
#バリュート(バルーン=パラシュート)と見ればZ/ZZだろと思うガンオタより。orz
Re:突入角の調整ができないのでは? (スコア:1)
アメリカだとジェミニ以後アポロまではこの方式で大気圏再突入。
貨物用のコーン型帰還船だと、こんなのも提案されている。
ガンダムだとIGLOOの補給カプセルがこれにあたる。
図版は英文版Wikipediaの「atmospheric reentry」の項目でも紹介されている。
バリュートは本来は、洋梨状にふくらむ気球をケーブルでお引きずりさん風に後方に展開し、減速と姿勢安定に利用する物。大気がきわめて薄い状況で帰還船が回転を始めると止まらなくなるのを防止するため。かの民間シャトル、スカイシップワンでも自励回転が止まらなくなるトラブルが発生している。
ドラッグシュート型のバリュートの図版はたとえばここ。11月の項目に写真がある。
Project Gemini - A Chronology. Part 2 (A)
http://history.nasa.gov/SP-4002/p2a.htm [nasa.gov]
Zの、おしりからアイドリング状態のエンジン排気を風船の前方に噴き出し、熱遮蔽にも用いる方式は、同時代のNASAの研究からきたもの。『2010年宇宙の旅』の小説版では木星大気圏上層を減速に利用する際の熱シールドには盾のような円盤を使っているが、映画版ではZと同じバリュートを利用。
現在、「ballute」(『2010年』では「baloote」と表記)でググルと、お引きずりさんタイプで、しかも、気球がリング型のものが多数ヒットするが、最近では新たにおこしなおしたZ&2010方式の図版もアップされている。
リング・バルーンタイプとZ&2010タイプ。
ballute-ready-artist-s-impression-December-2004.jpg (JPEG 画像, 527x458 px)
http://www.geocities.com/srpsko_dnf2/slike_za_korisnike_i_sve_ostal/ba... [geocities.com]
Andrews Space, Inc.
http://www.andrews-space.com/content-main.php?subsection=MTA0 [andrews-space.com]
こうした減速にはもちろん、通常のパラシュート形状も応用できるが、熱と力の負荷が大きいので、通常パラシュートは十分に回転してから展開、突入初期にバリュートや金属メッシュのパラシュート(精確にはドラッグシュートか)を用いるという研究もある。
また、こうした減速にはバルーンやパラシュート、メッシュのおちょぼ傘以外にも、文字通りおちょぼ型のシールドを用いることもできる。
60年代に提案された、軌道上からの緊急帰還用に宇宙服と耐熱のおちょぼ傘を使うMOOSE(Man Out Of Space, Easiest. Class:)タイプ(GE案。ダグラス社ではパラコーンと呼称)研究もあり、英文の解説と画像ギャラリーのセットではここが適切。
MOOSE
http://www.astronautix.com/craft/moose.htm [astronautix.com]
Photo Gallery - MOOSE
http://www.astronautix.com/gallery/cmoose.htm [astronautix.com]
また、減速には、これ以外にも回転ローターが使える。ピッチ制御で減速をコントロールできるので、ちょっと想像するよりもずっと実用的なプランである。
こいつの画像は、ネットではちょっとでは見つけられなかった。
紙飛行機は、用途さえしぼりこめばかなり有効。材質が薄いので、熱がたまることなく、大気衝突面とは反対側から放射できるからだ。
重量こそないが貴重なもの、たとえば機密情報とかを運ぶには、首輪にフロッピー・ディスクをくくりつけた猫を使いにやらせるよりはずっと実用的だろう。
『人月の神話』ですが、そもそも、猫はそのままで大気圏突入させると死んでしまう。
YuiTad