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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:5, 興味深い)
再編・売却も含んでの分社化という時点でちょっと異なりますが、
総合電機の半導体部門を切り出した会社としてみると、この2社が
非常に対照的といえると思います。ある意味、半導体再編第一幕の
成功例と失敗例ですね。
エルピーダは折半出資の弊害によって、存亡の危機にたったのを、
一人の経営者の招聘と全権委任によって、見事に復活したものです。
企業は経営者で変わる、というものの代表例です。
逆にNECエレクトロニクスは、DRAM亡き後の設備投資を主導する
大量生産品を生み出せず、さらに苦境に陥ります。親会社が、
7割超の株式を保有し続けているのも、資本家からも批判の声が
あがっており、中途半端な再編が会社を悪くする代表例になって
しまいました。
富士通の製品構成を考えると、NECエレクトロニクスに近い企業に
なると思われます。NECエレが苦境に陥っているのを見て、富士通の
経営陣はどういう再編のシナリオを描いているのでしょうか。
Re: (スコア:1, 興味深い)
メモリは切り離してもASICは本体に残して絶対頑張ると言ってたのにどうしたのかな?
結局はASICの設計開発能力を武器に自立した事業展開出来ずに半導体事業はすべて切り売りされてしまうのか?
ASICのシリコンは外部のファウンダリから買えばよいとしても,中身の設計で他社と差別化出来なければそれを
部品として組み込んだ製品の競争に負けてしまうだろ?(設計の差別化が出来てるならASIC事業を切り売りする
必要は無い)
結局はDRAMの時と同じのないないづくしで国内から半導体産業は消滅するのではないか?
残るのはウェハー屋さんや,ステッパ屋さん,レジスト屋さんだけだったりして..........
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
世界のトップ10半導体メーカーで、ASIC専業の企業はいません。
インテル、サムスン、東芝、すべて基幹製品はASICではありません。
要するに、ASICというのはそんなに儲からないのです。
ASICは特定の顧客専用のカスタム品ですから、どうしても生産数がメモリや
ASSPのような汎用品より少なくなります。生産数が多くなければ、設備投資の
償却も進みませんし、開発費の回収もできなくなります。
カスタム品ですから、開発の工数も1製品ごとに膨大な工数がかかります。
それを開発費を含めても払ってくれる顧客がいればいいですが、顧客もで
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:1)
ルネサスはマイコンなんかも作っていますが、そんなことを言い出せば、
「ASIC専業」の大企業自体あまりないわけで。