phasonのコメント: 電池と思ってください (スコア 5, 参考になる) 54
この手の水素貯蔵技術は,「装置はでかくなるけど,エネルギー密度が非常に高い二次電池」だと思ってください.それでいくつかの誤解はなくなると思います.
・他の手段で水素を発生させないといけないんだから意味なくね? → 電池に発電所がいるのと同じです.
・まとめて燃やした方が良くね? → 貯蔵母材を燃やしちゃうと,また作るのに膨大なエネルギーが無駄になるので……
どういうことかというと,「何らかの手段」(*)で発生させたエネルギーを,水素(などの化学エネルギー)の形で保管しておくと,通常の蓄電池なんぞよりもっと高エネルギー密度でのエネルギーの保存・輸送が出来るよね,というものです.
(*)水素の発生手段として何を使うのかはまた別の検討課題であり,要開発.
例えば良く言われるのが,「太陽光発電とか変動が大きすぎて安定じゃない.巨大な蓄電池と組み合わせるのはコスト的・スペース的に割に合わない」というのに対し,「安価な電力からの水素発生&貯蔵手段」があれば,不安定な発電手段で電力を生成 → とりあえず水素(高エネルギー密度の物体)として貯蔵(&場合によっては輸送) → 必要な時に電力に戻して使用,という事が可能になるよ,と.
#最終的にこのサイクルがペイできるかどうかは今後の発展次第なんで不透明.